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フィカス・ティネケは東南アジアを原産とする、クワ科フィカス属の観葉植物です。ティネケは同じくゴムの木の仲間のフィカス・バーガンディの枝変わり品種とされています。
最大の特徴はシックな印象の赤黒い葉で、アンティークな空間と相性抜群です。今回はそんなフィカス・ティネケの育て方についてご紹介します。
フィカス・ティネケは風通しと日当たりのよい環境を好みます。また、耐陰性にも優れており、明るい日陰でも育てられるので初心者にもおすすめです。
春〜秋には、外に出すことによって葉つきのよいフィカス・ティネケとなります。その際は直射日光による葉焼けを防ぐため遮光ネットを被せましょう。
耐寒性はあまりなく、10℃を下回ると生育が鈍くなり、葉っぱを落としたりするので、冬は室内で管理します。室内では冷暖房の風が直接当たる場所は避けてください。
フィカス・ティネケの水やりは、生育期の春〜秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。受け皿に溜まった水は、根腐れ防止のためすぐに捨てましょう
休眠期に近づく晩秋から、徐々に水やり頻度を減らしていき、冬になったら土の表面が乾いてから2〜3日後にたっぷり水やりします。
フィカス・ティネケには春〜秋の生育期に肥料を与えます。2ヶ月に1回緩効性化成肥料を置き肥するか、希釈した液肥を2週間に1回与えましょう。
フィカス・ティネケの剪定は、生育期の春〜秋が適しています。樹形が乱れてしまったり、枯れた葉茎が目立ってきた場合に剪定してください。
フィカス属の植物は枝の切断面から白い樹液が出てきますが、これに触れるとかぶれてしまうことがあるので、作業時にはゴム手袋を装着しましょう。
フィカス・ティネケはカイガラムシの被害を受けやすい植物です。カイガラムシは25℃以上の高温多湿下で発生しやすく、枝葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。
密集状態を作らないように剪定を心がけておき、カイガラムシが発生してしまった場合は牛乳スプレーや薬剤で駆除しましょう。
フィカス・ティネケの葉が茶色くなる原因に、肥料や水が不足していることや直射日光による葉焼け、寒さに当たったことなどが考えられます。普段のお手入れを思い出し、原因を見つけましょう。
また、傷んだ葉っぱは病害虫の原因にもなりえるので、カットして処分するとよいです。
フィカス・ティネケの植え替え時期は、5〜6月適しています。根詰まりを防ぐため1〜2年での植え替えしましょう。
フィカス・ティネケは水はけのよい土を好みます。市販の観葉植物専用の土がおすすめです。また「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土も使えます。
フィカス・ティネケは挿し木で増やすのが一般的です。挿し木は5〜7月に行うのが適しています。
10〜15cmの長さに切り取った枝の断面を斜めにカットし、数時間水につけてください。そのあとは枝を新しい赤玉土に挿し、乾燥しないように水やりしながら管理してください。
発根したら、鉢に植え替えましょう。
フィカス・ティネケは耐陰性もあり丈夫なため、初心者でも簡単に育てられます。ただし、日当たりが悪すぎると葉色が悪くなるので、日陰においている場合は定期的にレースカーテン越しに日光浴をさせてあげましょう。
落ち着いた色合いをもつ葉は、部屋の隅においてあるだけで落ち着いた雰囲気を醸し出してくれますよ。
GreenSnap編集部