トウガラシの画像

トウガラシの育て方

  • ナス科
  • トウガラシ属

トウガラシの基本情報

ジャンル

野菜

形態

多年草

学名

Capsicum annuum Cerasiforme Group

別名

原産地

熱帯アメリカ

トウガラシの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

やや強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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収穫

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トウガラシの育て方の画像

果実が使われている見た目からしても辛そうな果実のトウガラシ。

料理のピリッと辛いアクセントになる香辛料にも使われています。

今回は園芸菜園で育てるトウガラシについての育て方をみていきましょう。

基礎情報

日当たり

トウガラシが好む場所には日当たりの良いところを選びましょう。十分日の光が当たる場所で栽培することです。

日除けは必要ありませんが、真夏の日差しの強い直接的な光には当たらないように管理してあげましょう。

直射日光を浴びてしまうと葉っぱや果実が焼けてしまうことがあります。

 

置き場所

日光も大切ですが風の通る場所であることも大切です。

生長すると支柱を立てる作業を行いますので支柱が立てられる高さの場所を見つけておきましょう。

 

水やり

トウガラシは乾燥に弱い性質を持っています。その性質である理由には、深く根を張らずに浅く張るという特徴があるからです。

根が浅い植物には、水切れを起こすことが多々あります。注意することは、水切れにならないように水やりを忘れないことです。

水やりをするタイミングは、土が乾いていたらたっぷりあげましょう。

 

冬のトウガラシの管理も夏の水やりと同じです。

乾燥に気をつけて著しく乾燥している場合のみたっぷり水を与えましょう。

 

肥料・追肥

肥料を施すのであれば植え付ける作業を行うときに緩効性化成肥料と堆肥を混ぜて植えます。

食用として畑で育てているのであれば追肥をしましょう。果実が付いてから2週間ごとに1回、同じ肥料で株の根元に撒いてください。

肥料は株の周囲にばら撒いてから軽くスコップなどを使って混ぜ合わせておきましょう。

植え付けのときに使われる肥料には、用土10Lに対して石灰を10gと緩効性化成肥料を20g入れ込んでおきます。

トウガラシには観賞用もありそちらを育てている場合や鉢植えであれば、液体肥料を10日に1度の肥料を与えましょう。

液肥は水やりと合わせて与えると考えておきましょう。

収穫できる期間は約3か月半はあるのでその間に肥料が切れないように管理するよう心がけましょう。

 

用土

有機質のよく入った排水性のある用土を使用しましょう。

初めて育てる人や自作で作る自信がない人は市販の「野菜の土」使って育てても可能です。

自分で作るときの用土の種類と比率についてご紹介します。

用土には、赤玉土と腐葉土とバーミキュライトを用意します。

この3つを6:3:1の割合で配合しましょう。植え付けのときに肥料も忘れずに混ぜておきましょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

トウガラシの植え付けには春が訪れる4月の中頃からが適期です。

初心者の方は種蒔から育てると管理が難しく中々大変なので、苗を購入して育てていきましょう。

トウガラシは一年草の植物ですので「植え替え」をする必要がありません。

一年草はその年の内に枯れてしまう寿命が短い植物です。畑に植えるときに注意してほしいことがあります。

その場所で初めて植物や野菜を育てるのであれば問題はありませんが、その場で(畑で)ナス科の植物を植えた土壌を使ってトウガラシを植えても育たないということが起きます。

これを連鎖障害と呼んでいます。

昨年にナス科の植物を植えている場所があればその場所は避けてトウガラシを植えましょう。

そして、もう一つの育てる方法の種蒔には3月上旬〜4月上旬の期間が最適です。

 

増やし方

トウガラシの増殖方法には、種蒔があります。まずは育苗箱に種を撒いて発芽するまで管理しましょう。

発芽が見られたら育苗ポットに移し替えましょう。畑などに育てられるほどの大きさまで生長したら定植を行います。

定植を行うまでは育苗ポットで育てます。

ポットに直に種蒔を行うのであれば、2・3cmの間隔を空けて押し込むようにして撒いていきます。

芽が出てきて本葉が1〜2枚出てきたらその中で育ち盛りな良い苗を1つだけ残して他は間引きしましょう。

種から抵触するまでの期間はおおよそ2か月〜2か月半かかります。

 

病気・害虫

トウガラシがかかる病気には「ウイルス・モザイク病」と呼ばれている病気があります。

ウイルスモザイク病の主な症状には、葉や茎に関することが多く、黄色の変色したり、生長できずに萎縮したりします。

葉にまだら模様の斑点がつくことからモザイク病と言われています。

このウイルスが発生する主な原因には、アブラムシとされています。

アブラムシが病気になった株の汁液を吸い、健康な株に移動して汁液したときに健康な株が感染してしまうということが挙げられています。

ウイルス・モザイク病の治療法がありません。

もしウイルス・モザイク病に感染してしまっていたら健康な株への被害を抑えるために完成した株は焼いて処分して下さい。

その病気に原因であるアブラムシを発生させないために対策しておくと良いでしょう。

その対策法には、汁液感染を防ぐために剪定や株分けを行うときに使用する「はさみやナイフ」を毎回熱処理をすることです。

消毒するものに第三リン酸ナトリウムで消毒することもできます。

アブラムシが嫌いな白い布のようなシルバーポリマルチというものを覆って光の反射を利用することも効果があります。

 

管理温度

トウガラシに管理温度は、生育に適した温度には、22度〜30度でやや高い気候を好みます。

種まきをするときも植え付けを行うときも22度前後の気温のときに行いましょう。

 

種類・品種

実はトウガラシはナス科の仲間で、熱帯アメリカが原産の野菜となっています。

トウガラシと似た種類の植物には、激辛で有名なハバネロ、緑色をしていて全く辛くないピーマン・ししとう・パプリカ、そして辛味が強い鷹の爪があります。

これらは変種したものや園芸品種によるものです。

香辛料として使われる品種には、ハバネロの他にハラペーニョ、タバスコペッパー、ブート・ジョロキアなどがあります。

トウガラシの名前がつく種類には、コトウガラシやムラサキトウガラシなどがあります。

栽培品種も合わせると100種類ほどもあります。品種改良が進み現在では観賞用のトウガラシも栽培されています。

観賞用のトウガラシには、江戸時代から存在していたとされており、ゴシキトウガラシが主な品種になります。

株が一つであるのに果実の色が赤色だけでなく黄色やオレンジ色にもなるカラフルなトウガラシです。

紫色の果実もつける「五色旭光」という品種があります。

 

収穫

トウガラシの収穫時期は、開花してから2〜3週間で収穫することが出来ます。

赤色の染まっているものから収穫していきましょう。枝ごと切り取って収穫するか、果実1つずつ切り取っても構いません。

枝が折れやすくなっていますので、収穫する際は手でちぎり取らずはさみなどを使って丁寧に切りましょう。

切り取る場所はヘタの近くをすぱっと切断してしまいましょう。

収穫した後は、風通しのよい場所で乾燥させると長期間保存することが出来ます

トウガラシが小さく若い間に葉ごと収穫して「葉トウガラシ」として利用してもいいですね。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

開花時期に関しては6月〜8月で白色と紫色の小さく可憐な花が咲きます。

果実は多く実りますが、花はあまり咲きません。花が咲くと同時に果実も実るので同図に楽しむことが出来ます。

果実の鑑賞も考えると6月〜12月まで見ることが出来ます。

 

トリビア

風水

トウガラシには古来より厄除けになるとして広く知れ渡っています。

風水でも同じ考えができ、トウガラシの最も多い赤色が「厄除け」の意味を表しています。

赤唐辛子には、悪気を払い幸運を呼び寄せる力があります。全巻に吊るすことで邪気が入ってこないようにしてくれます。

車に飾ると事故に遭遇しないようになるお守りとしても利用されています。

また、赤色は気を活性化してくれる効果もあるとされているので良い気がたくさん舞い込んでくるでしょう。

台湾発祥の魔除けグッズとしても販売されています。自然のトウガラシで作ったときに乾燥して落ちてしまうことがありと思います。

これは、悪いことではなく落下することで悪いことを払ってくれた意味になります。

一粒落ちるたびに邪気を払ってくれていると考えるとありがたいお守りですね。

家でトウガラシを飾る場合は、このようなことを覚えておくと実が落ちても楽しめます。

 

花言葉

トウガラシの花言葉には、旧友・雅味・嫉妬・生命力・辛辣・悪夢が覚めたという意味があります。

最初は緑色をしていた果実が段々と赤くなりその様子が怒りに燃えているように見えることから「嫉妬」という意味が付けられたとされています。

はるか昔から香辛料として使われていることことから「旧友」という意味も付けられました。

 

由来伝承

トウガラシの学名には、「Capsicum annuum(カプシクム・アンヌム)」と呼ばれています。

学名の中にあるカプシクムにはラテン語の「カプト」(=噛む)から由来しているとされていたり、果実に辛味があることからつけられたなど諸説あるとされています。

また、ラテン語には「Capsula(カプセル)」という意味で果実の中が空洞になっていることを表しているから付けられたとも言われています。

漢字で「唐辛子」と書き、唐は中国を挿していると思われがちですが、「外国全般」の意味です。

他の国から入ってきた辛子という意味で付けられました。

唐辛子の別名には、チリペッパーやレッドチリペッパーと呼ばれることもあります。

この呼び名がついた理由には、探検家のコロンブスが南アメリカから持ち帰ったトウガラシを胡椒と間違えたことが名前の由来です。

 

まとめ

料理の香辛料によく使われるトウガラシの育て方などについてご紹介しました。

トウガラシは一年草の品種がほとんどですので一年で枯れてしまいますが、風が通り乾燥させて保存しておくと長持ちする野菜です。

辛さにもいろいろあり舌や喉が焼けてしまいそうなハバネロもトウガラシと同じです。

自宅で簡単に育てることが出来るので果実がついたら収穫して料理に取り入れてみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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