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稲(イネ)の育て方|季節ごとの手入れや収穫方法は?

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トウモロコシやコムギと共に、世界三大穀物の一つとなっている植物です。「イネ」というと、とくにアジア栽培イネを指し、皆さんの想像する「イネ」がそれにあたります。収穫されたものは、「米」と呼ばれ、日本のみならず世界中の食卓に並んでします。

稲(イネ)の日当たり

稲は原産地が中国南部か東南アジアといわれており、日当たりのいい場所を好みます。

稲(イネ)の置き場所

稲は、日当たりと風通しの良い場所で育てて下さい。ただし、稲は細く、強風でたおれてしまうことが多々あるので、風の強い日は室内に置くか、風よけなど立てて対策して下さい。

稲(イネ)の水やり

稲は夏の間は中干しする必要があるので、水やりは不要です。

中干しとは、張った水を抜きこぼして、稲の根の生育を助けることです。この作業には、植物の呼吸の際に出る有害物質、メタンガスや有機酸などのを除去する作用があります。

これによって、茎数過多を抑えるのです。8月頃になると、稲は文蘖(ぶんげつ)が進みます。分蘖とは植物の根元付近から、新芽が出て株別れすることをいいます。

その後、田んぼに水を張りますが、籾が固くなったら水やりを止めてください。稲が黄色くなる頃です。

稲(イネ)の肥料・追肥

稲に肥料は特に必要ありません。

しかし、通常の培養土で育てている場合は、自然の中で育てるのと違い、リン酸分が不足しがちですので、リン酸肥料を少し与えても良いです。窒素成分を加えると、茎や根の発育がよくなります。

リン酸の場合は花の発色や発花率を上昇させる効果があるので、花からつくられる果実(=米)の実りの時期を早めたり、キレイに実らせてくれたりします。

稲(イネ)の用土

近くの土を使う場合は、ビニールシートなどで日光にさらしてから、新芽の出た稲を植えて下さい。市販のものを使うのであれば、黒土を用いて下さい。

もっと稲の生育環境をこだわるのであれば、赤土4、黒土5、鹿沼土1混ぜて下さい。鹿沼土は、サツキと相性がよく、園芸にはかかせないですが、鹿沼土ばかりだと稲の成長はあまりよくなりません。

稲(イネ)の植え方

稲は育苗する前に、まず芽出しをする必要があります。なにかしらの容器を用意して下さい。そこに種籾がつかるほどの水を入れてください。芽出しの準備です。

適度な温度と水分があると、胚乳の呼吸が盛んになり、細胞が分裂をはじめ、幼芽と幼根も出てきます。このとき、酸素が十分になると芽と根が出ます。水につけてから、毎日の平均気温を足して100℃を超えたころ、芽が出るそうです。

水は毎日変えていれば酸素は吸収されます。種籾が乾かない程度の、水の量を保ち続けて下さい。

稲(イネ)の増やし方

世の中には発芽玄米というものがあります。収穫した種籾をそう呼称しますが、発芽玄米をまくと稲はまた実ります。それにも関わらず、農家はわざわざ春の前に種籾を買っています。

なぜ、自分の所でとれた種を使わずに、わざわざ買うのか。それは、自分のところでとれたイネの種から、もう一度米作りを開始することを自家採種といいますが、これは未検査種といって、ブランド名を冠することができなくなっています。

つまり、個人で稲の栽培を楽しむ分には、前年にできた種を使って増やす方法で、何も問題はないのです。

稲(イネ)の育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

どうしてもバケツイネだと、水を張った状態で育てますから、ボウフラが湧きやすいです。また、カメムシなどが穂から汁を吸ったり(ボウフラが吸った後の米を斑点米といいます)、バッタが葉を食べたり、ゾウムシがイネの根を食べたりします。

かかりやすい病気

イネの病気としては、代表的なもので「葉いもち」があります。曇り空や雨が多いと発生し、カビ菌の一種です。対策するには風通しをよくすることです。

通常、イネが密集する環境(田んぼなど)で発生する病気なので、バケツ稲の場合は起こらないのですが、日照時間が短く、日のあまり当たらない場所で育てると発生します。

ほかには、縞葉枯病があります。これは葉や鞘に黄緑色の斑点が発生するものです。こちらに罹患すると、分蘖が少なくなり、やがてその名の通り立ち枯れてしまいます。

イネが元気かどうかの目安は、葉が緑色だと元気で、黄色だと元気がない状態です。イネの色を注意してみてあげて下さい。

稲(イネ)の薬用や用途

稲の実は、いわゆる米のことで、主に食用として活用されています。稲の実の皮を取り、精白するといわゆる「白米」になります。

形は丸っこく、加熱すると粘り気が多いです。籾殻を取り除いただけの状態だと、玄米です。

稲(イネ)の管理温度

稲は、あまりに寒いと発芽しません。春から夏にかけて稲は生育するのですが、ここが10℃以下だと育ちません。

稲(イネ)の種類・品種

稲には、さまざまな種類があります。

コシヒカリなどのアジアイネの中のブランドもありますが、さらさらとした食感のインディカ米も日本・韓国中国などの粘り気のある米も属するアジア栽培イネ(オリバ・サティバと言います)と、アフリカ栽培イネ(オリザ・グラベリマ)があります。

こちらは近縁種で、この2つのイネをかけ合わせたものを、ネリカ米といいます。このネリカ米は、従来のアフリカ栽培イネよりも栄養価と、病害虫耐性があります。

アジア栽培イネは、おもに粘性の強いジャポニカ米、そしてタイ米とも呼ばれているインディカ米があります。

インディカ米には独特な匂いがあり、こちらは研ぐ必要がありません。ジャポニカ米よりも平均して含有カロリーが低く、東南アジア・南アジア料理店の隆盛もあり、近年最注目されています。

アジア栽培イネの中でも、日本で育てられているイネには色々なブランドがあり、お米として流通したときの名前ですが「コシヒカリ」そして「ひとめぼれ」などがあります。

また、地域ごとにもさまざまなブランドがあります。有名なのは、山形の「つや姫」や、福岡の「ヒノヒカリ」、こちらはローカルを超えた販売規模ですが「あきたこまち」などがあります。

稲(イネ)の収穫

稲を収穫する前に、イネの身から水分を抜くために、まず田んぼの水を抜く、落水という作業を行います。これによって、炊いたときの味や保存性を高める意図があります。

この作業は、イネの実が緑色から黄色に変色しきりそうなタイミングで行います。

乾いた穂を土から4センチから5センチ上で切り取り、その切り取ったものを結んで、穂を下に向けて干します。この乾燥作業は、風通しの良い所で行って下さい。

多少の雨は影響しませんが、ずぶ濡れだと乾かないので雨が降ったら室内に戻すか、軒下に置いて乾かして下さい。

注意点として、この乾かしているときには結構な確率と頻度でスズメが寄ってきます。網などで対策してください。イネの実はスズメの大好物です。そして、10日間ほど乾かしたあとは、脱穀の作業に入ります。

いろいろ方法はありますが、メジャーなものを3つ挙げると、飲み終えて、中をキレイにして乾かした牛乳パックなどの口に穂を突っ込み、手で抑えてこそぐ方法、割り箸で引っ張る方法、茶碗や文鎮の下に敷いて、割り箸のように穂を引っ張る方法です。

脱穀したあとは、もみすりを行います。すり鉢に脱穀したイネの実を入れて、すりこぎ棒あるいは軟式野球のボールを用いて、すっていきます。

この作業をすると殻が剥がれていきます。なお、あまりに強くすると米が割れていきますのでご注意下さい。この作業が大変だなと感じる方は、市販の小型もみすり機を購入して下さい。最後は精米です。

精白しなくても玄米として食べることはできます。精白は、ビンの中にすった後のイネの実を入れて、すりこぎ棒で上下につきます。この作業をすると、糠がトレ、そこに茶色いものが溜まっていきます。この作業を繰り返すと、いわゆる「白米」ができあがります。

稲(イネ)の花

稲の花は、稲穂が出てからしばらくすると、小さく穂の先端から小さな黄色い花を咲かせす。花の中にはおしべとめしべがあり、めしべの下には膨らんだ箇所があります。これが後にお米になります。

稲(イネ)の花言葉

イネの花言葉は「神聖」です。

由来は諸説ありますが、イネの収穫の前に、農民は神様に豊作を祈る祭りを行うのですが、そこから由来しています。

稲(イネ)の名前の由来

「イネ」の名の由来は諸説ありますが、イネは日本人にとっては古来より生活の基盤を支えるものであり、「いのちね(命根)」が転じて「イネ」になったという説が最有力です。

稲(イネ)のまとめ

今回はイネの育て方についてまとめました。

イネは、日本人にとって、もっともなじみのある植物であり、イネの実の収穫物は「米」と呼ばれ、炊いて食用とするほか、その米に麹や酵母を加え、発行させると日本酒になります。

日本酒をつくる際の最終工程である「もろみ」を絞らずに、蒸留すると泡盛になります。

稲は、主に日本では田んぼで育てられていますが、自宅でも簡単につくることができ、農協などは日本人が主食としている米が、どのように成るのか、つくられるのか知ってもらうために、親切なイネ栽培キットを販売しています。

皆さんも、ふだん口にする米が、どのように実をならせ、白米になるまでどんな工程を経るのか知るためにも、一度稲を育ててみてはいかがでしょうか。

イネの基本情報

ジャンル
野菜
形態
多年草
学名
別名
原産地
南アジア

イネの性質

栽培難易度
難しい
耐寒性
普通
耐暑性
普通
耐陰性

時期

開花
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12

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