2020年7月現在我が家(東京都、クライメートゾーン9b)で地植えしているヤシ類をまとめました。
🌴Lytocaryum insigne/Syagrus insignis
ミニチュアココナッツパーム
2019/5/16地植え
ブラジルヒメヤシの仲間で、見た目もブラジルヒメヤシの大きい版といった感じです。
リトカリウム属中最大種で原産地では高さ10m以上になるそうです。
現在庭で一番大きいヤシ。といってもまだ若木なんですが、樹形は既に整って美しく、葉裏はシルバーだったりと魅力たっぷりです。
本種についてのみどりのまとめを投稿していますので、詳しくはそちらをご覧下さい。
🌴Archontophoenix cunninghamiana var. Illawarra
イラワラキングパーム
2020/5/28地植え
すらりと高く伸びる幹に爽やかな羽状葉、滑らかなクラウンシャフトを有しいかにもトロピカルな雰囲気のユスラヤシの仲間で最も耐寒性が強い。
ユスラは他にalexandrae(本ユスラヤシ)、purpurea(ムラサキユスラヤシ)を育てていましたがいずれも冬の寒さに耐えられませんでした。イラワラキングパームは多少葉にダメージが出るものの毎年安定して越冬しています。
成長が速いことでも知られています。地植えにより加速が期待できますね。
🌴Chamaedorea radicalis(arborescent)
チャメドレア・ラディカリス
2020/4/2地植え
耐寒性が非常に強いことで有名なチャメドレアです。
通常幹を形成しませんが、こちらは幹が上がるタイプでアルボレセントと呼ばれるフォームです。高さ4mほどになるそうですよ。
まだ小さく幹の形成は当分先のようですが、左手前の株は既に花を咲かせています。雄株でした。
🌴Rhopalostylis sapida 'South Island'
サウスアイランドニカウ
2020/4/2地植え
ニカウは産地により少しずつ性質が異なるようです。こちらはニュージーランド南島産です。
成木は写真でしか見たことがありませんがとにかくかっこいいです！成長が遅いのが難点ですがいつか自分の庭で大きなクラウンシャフトを見られたら最高ですね。
高温が苦手でこれからの季節がちょっと怖くもあります…
🌴Chuniophoenix nana
チュニオフェニックス・ナナ
2019/5/9地植え
株立ち性の小型掌状葉ヤシ。
マイナーな存在ですが耐寒性があり美しく育てやすい、知る人ぞ知る的なヤシです。
観音竹に近い見た目で、より熱帯的な雰囲気があります。しかし意外なことにタヒナやケリオドクサの近縁種なんだそうです。
日陰を好むため室内でも健康に育ちます。
子株を2つ確認しています。ワサワサに育ってほしいですね。
🌴Chamaedorea metallica
メタリックヤシ
2019/5/9地植え
日光に弱いため常緑樹の陰に植えています。明るすぎると特徴的な金属光沢が失われてしまうようです。
毎年オレンジ色の花を咲かせてくれます。
よく「テネラ」という名前でも流通していますが、テネラという種は別に存在しますのでちゃんとメタリカと呼んであげて下さいね。
🌴Chamaedorea elegans
テーブルヤシ
2019/5/9地植え
うちの庭には似合わない？スーパー普及種です。
でも耐寒性があるのは一般的にはあまり知られていないようで流通量の割には地植えをあまり見ない気がします。秋葉原で見た地植えの株は幹が上がり実もなっていて見事でした。
100均で買ったものを1本ずつにばらしたもので、他の3株も健在です。
🌴Rhapis excelsa 'Ayahime'
観音竹 綾姫
2020/4/2地植え
高さ十数cmほどの矮性斑入り品種。ヤシ界屈指の小ささです。
そのサイズを活かし普通のヤシが植えられないLytocaryum insigneの葉の下に地植え。細かな羽状葉が程よく遮光してくれています。
🌴Dypsis baronii
ディプシス・バロニー
2020/4/2地植え
いわゆる耐寒アレカヤシ。アレカヤシに似て-3℃まで耐えます。
昨年発芽したばかりの極小苗です。
鉢栽培よりいきなり地植えしたほうが成長速いんじゃない？とお試しで植えてみましたが頑張って生きているような感じです。😅
同時に植えたLinospadix monostachyosは残念ながらお亡くなりになりました…
🌴Laccospadix australasica
アサートンパーム
2020/4/2地植え
これも昨年発芽の極小苗。
マイナーながらとても美しいオーストラリアの羽状葉ヤシ。ケンチャヤシを小さくしたようなヤシです。
トロピカルな姿ながら意外なほど寒さに強く全ての株が-3℃を無傷で耐え驚かされました。
しかし成長が遅い！🐌
羽状葉が見られるのは何年後でしょうか。
