こちらは睡蓮(スイレン)の株分けについてまとめたものになります。参考程度にしていただければと思います。ここで扱う睡蓮は温帯(耐寒性)になります。
株分け・植え替えのタイミング
理想としては毎年植え替えを行うのが一番良いかもしれませんが、睡蓮の植え替えは意外と大変です💦
毎年植え替えを絶対に行わないといけないということでは無いと思います。
しかし、次のような状態になれば植え替えや株分けを行うようにしましょう🌿
①【根が土から出てきた】これは睡蓮を植えている鉢に根が入り切らなくなり行き場を失っている状態です。
②【臭う】所謂ヘドロ臭です。もしかすると根腐れを起こしているかもしれない状態です。
③【花が咲かなくなった、咲く量が減ってきた】ほかの理由も考えられますが、こちらも株分けや植え替えのサインです。
写真は私の育てていた睡蓮です。根が鉢から飛び出し、ヘドロ臭が酷く、油分が常に水面に出てくる状態になってました💦
このような状態になれば頑張って植え替えや株分けをおすすめします🌿
次に株分けを行う時期ですが、その年に開花を望むなら3~5月頃がおすすめです🌷
しかし、上記のように春頃まで待ってられない状態の場合は寒い季節でもなんとか植え替えは可能です。❄️
枯れたり腐る前に頑張りましょう✨
植え替え・株分けをする際に準備するもの
植え替え・株分けを行う際に必要なものは以下の通りです。
①睡蓮鉢の中に入れる材料
【水生植物の土】ホームセンターなどに水生植物用の土が販売されています。
【田んぼの土】知り合いに田んぼを持っている方がいるなら分けて頂いても大丈夫です。ホームセンターでも販売されていますので大丈夫です。
【赤玉土小粒】小粒の大きさならそのままで大丈夫です。中・大粒でも使えますが土を混ぜる時に他の土と大きさを似せる為、砕かないといけないです。
【煮干し】肥料です。私の場合、メダカと共生させているので化学肥料を使わずに煮干しを使っています。出来れば減塩煮干しをおすすめします。
【固形油かす】肥料です。1cmほどのマシュマロのような形の固形がおすすめです。
②植え替え・株分けの際に使用する道具
【大きなバケツ】植え替え・株分けをする際、元々付いていた土を水を張ったバケツの中で洗い落とす為に使用します。
【ハサミ】植え替え・株分けを行う際に、根や株を切るのに使用します。
【容器】株分けをした際に株の形によっては幾つかに分かれる場合があります。睡蓮を植えれる鉢や甕を用意しましょう。
【スコップ】①の土を混ぜたり睡蓮の植え付けの際に使用します。
植え替え①・株分け①睡蓮を容器から取り出す
では、いよいよ作業に入ります💪
①バケツに水を張り、その中に睡蓮を容器ごと入れます。
②水の中で睡蓮の容器をひっくり返して土ごと容器から取り剥がします。イメージとしては植物をポットから取り出すのを水の中で行う感じです。
③容器を水から取り出し、睡蓮の根に付いた土などを落とします。この時、無理矢理引っ張ったりするのではなく、水の中でゆっくりゆっくり解す感じにして土を落とします。
④大体土が落ちれば自ら引き上げます。
株分け②株を分ける
続いて、株分けを行います。
①土を落とした株をハサミで切り分けます。まずは腐ってる部分はないか確認します。株部分を指で押していき、ブニブニしている部分(ふやけているような感触)の部分は切り落とします。
②株分けに使える部分だけになれば次は実際に植える株に切り分けます。よく「大きさを整えて~」など言いますが私的に、切り分け方は新芽があるように切り分ければ大丈夫かと思います。もちろん小さく株分けをすると、成長に時間がかかり大きくなるまでに時間がかかります。株分けしたい数、用意した容器の大きさ等から臨機応変に切り分けましょう。
植え替え②・株分け③根の剪定
株の準備まで出来れば、次は根の剪定を行います。
①まず、腐った根を株の付け根から切り落とします。腐った根とは触ったりするだけで取れてしまうような脆い根です。よく「黒い根も全て切る」と言いますが、黒くなった根が全て腐っている訳ではありません。あくまでも脆く、腐った根を株の付け根から切り落とします。
②根を適切な長さに切り落とします。イメージは容器の深さの1/3ほどの長さになるように根を切り落とします。土に植える時にいい長さになります。
植え替え③・株分け④土の準備
睡蓮を植える土を準備します。
①準備するものに書いていた水生植物の土、田んぼの土、赤玉土小粒を比率3:1:1で混ぜます。田んぼの土で水中でも舞い上がり防止、赤玉土で根腐れ防止の役目を担ってます。もちろん水生植物の土のみでも大丈夫ですし、或いは腐葉土でも可能ですが、上記のブレンドが一番おすすめです。
②①で混ぜた土に水を混ぜます。この時、土が吸収出来ない量の水は入れないようにしましょう。後で片付けが大変です。
植え替え④・株分け⑤株の植え付け
いよいよ容器に睡蓮を植え付けていきます。
①容器の1/3までブレンドした土を入れます。
②株を①に入れます。この時の株の向きは新芽が中央に来るように入れます。
③煮干しと固形油かすを入れます。この時、煮干しと固形油かすは睡蓮の寝に直接当たらないように離して埋めます。
④株部分まで残りの土を被せます。この時、株の左右から土を入れていくと株が先に固定されて土を入れやすくなります。
⑤最後に容器の真上から優しく水をかけてあげて土の表面を慣らして終了です。(ジョウロなどがあれば便利です。)
お疲れ様でした✨
大変ですが綺麗に咲いてくれれば嬉しいですね!
やり甲斐がありますよ⭐️
植え替え⑤・株分け⑥追肥について
最後に追肥について説明します。
追肥は2~3ヶ月に一度くらいの頻度で行います。
割り箸やピンセットなどで株から離れた場所に穴を開けます。
そこに固形油かすや煮干しを差し込み、また土で蓋をします。
この際、肥料が水の中に出てこないようにやや深めに入れることをおすすめします。
母の庭の水蓮や蓮を4、5年前から管理していますが、花を見た事が無く、植え替えなるものをする事を知り😅
去年から試みましたが、未だ咲いていません😭💦
今年初めて蓮にも手を出しましたが…😰
このみどりのまとめを読んでからすればよかったです。
来年こそ頑張ります。📎させて頂きます🙇♀️💕