もう5回目の紹介になりました。毎週来る人、滅多に来ない人様々です。用意した花材がどんな風に使われるのか、毎回とても興味深く見守っています。
石化柳を使って〜
Penni(ペニー)さんの作品
力強い形の柳にナスタチウムを合わせました。
*2本入っていた柳に短いものをもう1本加えました。ナスタチウムの手前にミニカーネーションが2本入っていましたが、外してナスタチウムのつぼみを入れるように,アドバイスしました。スッキリ2種で合わせた方が印象が強く見えます。
Mona(モナ)さんの作品
気分が乗らないなあと言いながら花材を選び生け始めたら、その後集中できました。
自宅で写真を撮ってくれました。柳の先が…
*病気じゃない限り、お稽古を休まず、お花を生けて欲しいです。自分を見つめ直す時間にもなりますから。
Donna(ダナ)さんの作品
柳が少々長くて背景のボードからはみ出てしまいました。
トリカブトと緑色のミニカーネーションを合わせています。
*トリカブトとカーネーションの長さをアドバイスしました。
Anita(アニータ)さんの作品
オレンジのダリアを合わせています。
*ミニカーネーションが使われていましたので、もう少し小さいものを手前に使うようアドバイスしました。
Stefan (ステファン)君の作品
ダリアを合わせた大胆な生け花です。私のお花器を使っています。
本来石化柳を使うときは葉を全て落とすのですが、葉が付いたままで生けたいということでした。
*後ろだけに葉のついたものを入れることで折り合いました。
Linda(リンダ)さんの作品
優しい色のピンクのダリアと柳を合わせています。人柄が現れている作品です。
*白いクジャクソウを入れたのですが、この紫のアスターの方がコントラストがいいのでは、とアドバイスし入れ替えました。
伝統的お生花(しょうか)に挑戦⁉️
Danise(デニース)さんの作品
本人は真副体で生花を生けたといいます。
もどきです。あくまでも。もう使用するお花器の段階でお生花無理です😅
*カーネーション多すぎるし、長さも全てに無理がありましたが、今回はマートルの木をうまく矯(た)めることができたので、そこを褒め、時間をかけて少しづつ説明していきます。
Stefan(ステファン)君の作品
本人の意向で挑戦。真も副も長すぎますし、体に至っては5本は多過ぎます。
*少しづつでも習得できればいいなあ、と思います。
Linda(リンダ)さんの作品
三つのエレメント、天地人、真副体(しん、そえ、たい)のコンセプトはあるように見えます。
*まだまだですね。
Cherry(チェリー)さんの作品
優しい秋のお花が入りました。
*ススキの穂だけが入っていたので、葉を添えるようにアドバイスしました。
コバンソウを生けます
Penni(ペニー)さんの作品
アンティークのどっしりとした器にコバンソウを散らしたアレンジです。
*メインのお花がない感じなので後ろに百合を高めに入れるようアドバイスしました。二つほど開くと華やかになる、と思います。
Cherry (チェリーさん)の作品
お花器が小さめなのですが、コバンソウは密ではないので丈が長めでもOKでした。
*コバンソウのコバンを少々落として軽く見せるようアドバイスしました。
実ものの花材
Penni(ペニー)さんの作品
球形のお花器を使ったことがない、というので私のものを使いしました。
*フレッシュなユーカリが、いいアクセントになるので、短く多めに入れてもらいました。
Irma(アルマ)さんの作品
彼女は独特の世界観がある人なので、その個性を楽しんで手直ししています。
*時折、どこから手をつけていいのかわからないことも(笑)
Mary(メアリー)さんの作品
彼女との付き合いも21年。
この生け花にも生け手の感性や性格が出ているように思います。どのような花材を渡しても、自分の中で器を理解し、うまくまとめていけるようになりました。このバラは彼女のお庭のものです。
先生を真似る
Irma(アルマ)さんの作品
大きな水盤に私の生け方を真似たそうです。
*似てますか? 黒い水盤に生けたもののことですね。
これがアルマさんが真似たという私の作品です。
Stefan(ステファン)君の作品
以前私が使ったこの籠で雰囲気を出すというので、好きに生けてもらいました。
*自然に曲がって育ったグラジオラスにこだわり、なかなか角度が決められずにいたので、ここにしましょうと長さと角度を私が決めてしまいました。時間をかけて考えるのは大切ですが、一箇所にこだわりすぎても先へ進めません。
私が使用した際の作品です。
自由に生けます
Linda(リンダ)さんの作品
一つの花材ごとにこの長さでどう?ここに入れるのはどう?と進んでいくのでもっと好きなようにど〜んと、思い切り生けて欲しいと思っています。
Mary(メアリー)さんの作品
明るい色でまとめました。
*少々ユーカリが入りすぎていたので、減らしてあります。
Anita(アニータ)さんの作品
ガーベラの色が強いですが、元気に他の花材を使ったのでバランス的にはそう悪くない感じです。
*剣山にバラバラに挿してあったので、できるだけ中心に小さくまとめるように指導しました。
Donna(ダナ)さんの作品
木を掘り抜いて作られた籠を使いたいと持ってきたので、彼女のイメージに合わせて庭から枝を挟んで来ました。
*取っ手を見せるため全体に低く花材を入れるよう、アドバイスしました。
Linda(リンダ)さんの作品
秋色の菊をメインに生けています。花瓶の口が大きく花留めが難しいといろいろな花を盛りだくさんに入れていました。
*入りすぎていた花を抜いて、茶色に近いコリウスを花留めに使うようアドバイスしました。
まとめ
写真は古くなったアレンジから外した花殻です。時折ここから小花を作ったり、リサイクルもします♻️
生徒さんの写真もまだまだたくさんあって全ては載せられませんが、見て楽しく、少しでもお花を生ける参考になれば幸いです。また次の作品集に続きます。
それぞれ個性が出ていて素敵な作品ばかりですね👏