ペチュニアを挿し芽で増やしたいのですが、何度やっても上手くいかず悩んでいました…ネットや動画の通りにやってるつもりなのに、いつも失敗ばかり💦
GSを見ていても挿し芽成功率100%〜という方もいてマジ尊敬✨教えて欲しい!何がダメなの…?🥺
調べまくり動画見まくり質問しまくり、で、今までの自分の失敗も踏まえつつ、ペチュニアの挿し芽に挑戦します🌱
今年こそ、この苦手分野を克服するのだー😤
地域や環境によって、それぞれのやり方があると思うので、私なりの方法を探っていきたいと思います。
目指せ!挿し芽成功率100%の神の領域✨✨
こうした方がいいよ〜などコメント頂けると嬉しいです😊
実施時期について
挿し芽の成功率が最も高いのは5〜6月だそうです。初心者は無理せずこの時期にするのがよいと思います。
かつて私はまだ寒く乾燥している3月にチャレンジし、失敗を繰り返していました…😅
【実施時期と条件】
@気温の高さ(15-25℃)
@湿度の高さ
@曇りが多い(直射日光が当たらない)
@多くの植物が成長期で生育旺盛
今回はこれらの点を踏まえ挑戦します🌱
まずは親木をベストコンディションに
挿し芽は親木がベストの状態に採ることで成功率がアップします。
根が無いうちは、挿し穂内に蓄えられた養分だけで成長するためだそうです。
【親木の状態と条件】
@ある程度大きくなった成長期(幼すぎても老いすぎても🙅♂️)
@水切れや肥料不足でない状態
@晴天が続いた日の翌朝(光合成が十分にできた状態)
私は2日晴れが続く予報の時を見計らい、朝たっぷり液肥入りの水やりをし、夕方にメデネール入りの水をもう一度灌水。
その翌朝、挿し穂を採りました。
どんな土がいいか
3月の挿し芽はことごとく失敗しました😭土に差した部分がクタクタに溶けてしまうことがほとんど。最近ようやくこの理由が判明しました!
それは「種まき用の土」を使ってたから…
種まき用土には少量ですが緩効性の肥料が入っていたんです😱おそらく浸透圧で茎の水分が抜けてしまったのではないかと。
【挿し芽用の土の条件】
@無菌の清潔な土
@無肥料の土
@粒が程よく保水性と通気性の良い土
私は以下3種類の土を使ってみることにしました。
・多肉植物用の土
・ハイドロボール(水耕栽培用)
・種まき&挿木用の土(無肥料)
発根促進剤に相性アリ?
園芸店には発根促進剤なるものが売っています。使わなくてもできるみたいですが、可能なら使った方が成功率は上がるかと。
【発根促進剤】
@ルートン
@メデネール
@オキシベロン
以前はルートンを使っていたのですが、ペチュニアのような茎に水分量の多い植物にはどうも相性が良くないようで上手くいきませんでした(私だけかもですが💦)
今回はメネデールを使います
オキシベロンは専門家向き薬剤のようでAmazonで3千円以上したため私は断念…😅💦
挿し穂採取前に道具を準備
挿し穂を取ったら時間勝負!
ワタワタしないように、必要な道具は全て準備しておきます。
【道具の準備】
@挿し穂を入れる容器(100倍希釈メデネール入り)
@ハサミ(消毒済み)
@カッター(消毒済み)
@消毒液
@ポリポットと土(土は湿らせておく)
どこを採るか?
勢いのある健康な枝の先端を挿し穂にします。「天挿し」といって成功率が高いです。種ができてしまっている枝は避けます。
採る長さは2節〜4節。小さすぎると蓄えている養分も少なく成功率が下がります。逆に大きすぎても蒸散量が大きくなるためNG🙅♂️
ペチュニアの場合、5cmくらいが目安かなぁと思います。
【採取する枝】
@勢いのある健康な枝
@植物の先端(天挿し)
@2節〜4節(節目の下を切る)
いざ、挿し穂採り✂️
挿し穂は採ったらすぐ水に浸けます。発根促進剤入りの水だと尚好し。
挿し穂の整形は後でまとめてやるので、とりあえず切ったらすぐ浸ける!
ただ、花や蕾があれば水に浸けたあとできるだけ早く✂️します。
【挿し穂採取後】
@切ったらすぐ水に浸ける
@花、蕾があれば、できるだけ早めに取る
挿し穂の整形
先端の数枚の葉だけ残し下葉は取ります。残す葉が大きい場合は蒸散量を少なくするため葉を✂️します
基準が無いと迷うので、私なりの目安を設けました
(後述↓)
最後に切り口をカッターで斜めにスパッと切ります。ハサミだと植物の組織を潰してしまっているので、極力、カッターで!
私はコレが面倒臭くてやっておらず失敗続きでした…
挿し穂の整形が出来たらそのまま1時間くらい水に浸けておきます。
水に浸けたまま冷蔵庫で冷やすと発根が早まるのだそうです(今回私もやってみました)
※浸す時間は1時間以上でも問題はないように思います
【挿し穂の整形】
@先端から残す葉は3枚
@小指の第一関節より大きい葉は✂️
@切り口はカッターで斜めにスパッと!
@1時間くらい水に浸ける(諸説あり…)
挿します!
十分に湿らせておいた土に、挿し穂を差す穴を箸などで開けます。挿し穂の茎よりひとまわり大きめに。
土には必ず一節以上埋めます。節から根が出やすいためです。
挿し穂をそっと穴に挿し、周りの土を寄せて茎の間に隙間がないように埋めます。決して茎をグリグリ土に挿し込んではなりません…←やってた😅💦
【土に挿す時の注意】
@挿し穂を挿す穴は事前に開けておく
@茎の間に隙間ができないように土寄せ
@グリグリしない!
できた挿し芽はこんな感じ🌱
向かって左3つが赤いペチュニア
右3つがピンクのペチュニア
土は上から
・多肉用の土
・ハイドロボール
・種まき&挿木用の土(無肥料)
の3パターンで実験します。
ここからが本番!挿し芽の管理
結局ココが1番重要だと思います。
私の失敗はほとんどこの管理のガサツさに原因があったと思われます😅
【挿し芽の管理】
@直射日光に当てない!🙅
@湿度を程よくキープ(水管理)
@強い風に当てない
@密閉しない
@夜温に注意
直射日光に当てない!🙅
よく失敗したケースは、朝は日陰だったのに、昼気付いたら日光直撃してるパターンw😅一発アウトです👍
屋内だけでもできるそうなのですが、光が弱いと十分光合成できないためか、私は上手くいきませんでした。
「明るい日陰」で管理しましょうとのこと。難しいですが、一日の陽の当たる位置の変化を観察してみました。
最初の1週間を乗り切れば、朝と夕方の弱い光ならば多少は当てても大丈夫🙆♂️
湿度を程よくキープ(水管理)
諸説ありますが、失敗と質問を繰り返し、辿り着いた答えは以下です。
【水管理】
@完全な腰水は最初の1日のみ
@以降は昼間はポットの底が薄く浸かる程度に、夜は底に溜まった水を排水
@水は新しいメデネール希釈水を毎日やる
@あえて葉に水がかかるよう上からかける
@勢いよく水やりすることでポット内の土に新鮮な空気を送り込む
@水が蒸発しないように密閉しない蓋を被せる
特に乾燥してる日は霧吹きでシュッシュするのもOK
上から水やりせず、霧吹きだけでやり過ごそうとすると、根が出ません…(←経験済み😅)
水と光と空気が取り込める、私の編み出した秘密兵器✨をご紹介します
100均透明トレーの四隅を洗濯バサミで留めて上からも同じものを重ねる
名付けて、100均簡易温室BOX〜😆
これで強い風も防ぐことができるし、密閉しないというのもクリア!🙌
夜温に注意
ウチは名古屋なのですが、3月〜4月は夜10℃を下回ることがあります。
この時期やるなら、夜は無条件に室内に取り込んだほうがよいです。
5月半ば以降は夜温を気にしなくてもよくなるので、やはり初心者は無理しないで!
途中経過
左上から順に
2022/5/23 挿し芽開始
2022/6/1 1週間経過後
2022/6/7 2週間経過後
2022/6/13 3週間経過
もし、挿し芽育成中に蕾が出てきてしまったら、見つけ次第取ります(写真は放置しすぎの例💧)
「小僧、お前にはまだ早い…」
と言って✂️しましょう。
はい、恒例の根っこチェック〜😆
ポットの底から根が出ていれば、もう大丈夫です!いざ!
結果発表〜!(浜ちゃん風)
向かって左側が赤いペチュニア
右側がピンクのペチュニア
上から3本ずつ
・多肉用の土
・ハイドロボール
・種まき&挿木用の土(無肥料)
で挿したものです!
やりました!!成功率100パーセント🙌
とうとう私も神の領域✨に到達です😆
土はやはり、挿木用のものがいいということが、よーくわかりました🌱
多肉土とハイドロボールも良いのですが、おそらくこのような粒が大きめの土は、早めにポット上げして、培養土で根を育てた方が良さそうです。
育苗中🪴
6/15現在、ポット上げした苗を育成中です。
やっとできたー!
だいぶ時間が経ってしまいましたが、
ずっとやってみたかった
リースバスケットを作りました🙌🌸
紆余曲折、色々あったけど、
念願の挿し芽リースが出来て感無量です😆❤️
ご覧頂きまして
本当にありがとうございました😊🌱
※※※挿し木や挿し芽にして増やしたブランド苗を、無断で人に譲ったり売ったりすることは「種苗法」という法律で禁止されています。生産者や品種開発者を守るためにも、増やした苗は人に譲ったりせずに、ご自宅で楽しむだけにして下さいね。
素晴らしいです♪
私も挿し芽うまくいかなくて失敗続き…かといって改善することなく同じ方法でやって成長せずなので、こちらで勉強しています。
すごくわかりやすくて参考になりました!