写真を撮れなかったり、テーマから外れたり、週に一度のお稽古といっても色々あります。数回分まとめて紹介します。
Penni(ペニー)さんの作品1
投げ入れ
ブルーグレーの素敵な花瓶に生けています。
アドバイス:
高さを出すために、サンゴミズキの枝を入れましたが、もう少し高くして木の表情を見せて使った方がいいように思います。
Penni(ペニー)さんの作品2
自由花
少ない花材ですっきりと生けました。
アドバイス:
花材はそのままですが、ギボウシとアルストロメリアの高さを5センチほど短くして、アルストロメリアに付いていたたくさんの葉を落としました。
Irma(アルマ)さんの作品1
投げ入れ
百合を中心にして存在感をだしました。
アドバイス:
ちょっと窮屈な感じに仕上がりました。
百合はもう少し高く使ってもよかったです。またユーカリも切りすぎず、のびのびとしたラインで入れたほうがよかったですね。
Irma(アルマ)さん作品2
自由花
この季節だけに咲くナルコユリの花を中心にすっきりと生けました。
アドバイス:
白と緑でまとめていましたが、少し面白味がないので、好きな色をもう一色足すように指導し、ピンクに決めました。
Anita(アニータ)さんの作品1
自由花
少々さびしいですが、カーネーションが開くと華やかになります。
アドバイス:
器に対して花が長めなので、カーネーションが開いて重く見えるようなら、少し短くするようにと指導しました。
Anita(アニータ)さんの作品2
自由花
好きな花材で生けていますが、花材の取り合わせに問題があります。
アドバイス:
ユーカリとデルフィニュームのツボミの質感と色が似ていること、また黄色の花を合わせるはいいのですが、普通サイズのカーネーションではなくスプレーカーネーションを使ったために、焦点がボケてしまいました。見せたいもののポイントを抑え、花材同士が喧嘩しないよう気をつけましょう。
Lexa(レキサ)さんの作品
予定 盛り花→結果 自由花
水盤を持ってくるよう言ってましたが、色がかわいいからと鍋を持参して来ました。
アドバイス:
花材が高すぎて頭でっかちになっていました。全て10センチほど低くしました。選んだ花材が多く、白と緑でしたので器の色と分離してしまいました。アルストロメリアの赤を少し加えて、調和を図るよう指導しました。
Elaine (イレーン)さんの作品1
投げ入れ
円筒形の花瓶ではなく、奥行きのない薄い花瓶なので、花材の落ち着きがいいです。日本製のようです。
アドバイス:
ほとんど手直ししていません。右のハックルベリーの枝が長かったので、少し短くするよう指導しました。
Elaine (イレーン)さんの作品2
盛り花
ユニークな水盤にそれぞれの花材の特性を活かして、うまくまとめて生けています。
アドバイス:
レースフラワーが大きく重かったので、ひと周り小さいものに交換するようアドバイスしました。
Ruth (ルース)さんの作品1
投げ入れ
ブルーグレーのガラスの花瓶を使っています。透けないタイプなので、四季を通して使えます。バランスよく決めています。
アドバイス:
左のカーネーションは短すぎますが、曲げようとして折れてしまい、替えがないのでよしとしました。
Ruth (ルース)さんの作品2
盛り花
菊の美しさをよく見せています。アクセントに入れるカーネーションを黄色かピンクで悩み、ピンクに決めました。
アドバイス:
もう少し存在感の低い小花を入れてもよかったかもしれませんが、実はこのカーネーションがピリッと効いている気がします。
Stefan (ステファン)くんの作品1
自由花
花材をささっと選んで今回はあまり時間をかけずに生けました。
アドバイス:
百合が大きいので、もう少しラムズイヤーの葉が右に入ってもいいでしょう。
Stefan (ステファン)くんの作品2
盛り花
黒い器に新緑の美しさを表現しています。
葉先やいらない葉を落とすなど、細かい部分に気を遣いました。
アドバイス:
デルフィニュームは残りものを使ったので、少々長さが足りずに残念でした、白でもいいと思いますが、本人はブルーにこだわりました。
Mary(メアリー)さんの作品
エニシダを中心に生けました。
アドバイス:
本人はもっとすっきり生けたかったようですが、エニシダをうまく矯(た)めることができずにあるがままの姿で妥協してしまいましたので、次回は挑戦しましょうと指導しました。
Cherry(チェリーさん)の作品
盛り花
池坊の本に出ていたのと同じ形の盛り花に生けると言い、挑戦しました。
もちろん同じ花材を用意したわけではなく、苦労していましたが、チャレンジ精神旺盛なチェリーさんは、私のOKに大満足でした。
アドバイス:
カーネーションは少々短かいですが、よくまとめたと思います。
Danise(デニース)さんの作品
盛り花
艶消しの黒い器に、よく映えるピンクのスプレーローズがいいですね。
アドバイス:
ユーカリのところにプレイリークラブアップルの花を入れています。あまり目立たないのでよしとしましたが、本来は花木なので長く枝を見せて使った方がいいでしょう。
手直し前
Linda(リンダ)さんの手直し前の作品
ごちゃついていますが、本人が手直し前後に写真を撮ってほしいというので…
手直し後
Linda(リンダ)さんの手直し後の作品1
自由花
置く場所を変えただけでもすっきりしますね。
アドバイス:
全体に花材が高くて、メリハリがなく締まらない感じでしたので、すっきり見えるようにまとめました。
Linda(リンダ)さんの作品2
盛り花
生けたいものが菊2本❗️
とはっきりしていたので、そこを中心に緑を添えていきました。
アドバイス:
アルストロメリアが右に高く入っていたので、思い切って下げました。またフッキソウが左側に高く入っていたので、ナルコユリの邪魔にならないように、手前に短くして入れ直しました。
まとめ
花を盛る、花を立てる、花を投げ入れる、アレンジメントを作る、花を花瓶に挿す、花を飾る、そして花を生ける(活ける)。
生け花とフラワーアレンジメントの違いや、どれが何流で、どんな言い方であっても英語に訳すと
”Making flower arrangement.”
私の中では生きた花を愛で、生活空間に飾ることは全てIKEBANA(生け花)と考えています。
誰にでも開かれた奥の深い世界です。
今回も最後まで見ていただき、ありがとうございました。
楽しんで頑張りたいと思います。💕
有難うございました。❤️