ホームセンター産で入手したサラセニアを植え替えます。初心者の方でもわかるように、写真とともに流れを追って示していきます。
ホームセンターで¥1980→¥500と値下げされていたので購入したサラセニア。おそらくスカーレットベルでしょう。
まず乾燥水苔を戻します。要は水に浸しておけばなんでもいいんですが、私は出来るだけ少ない水で戻すようにしています。ランの栽培家の中には水苔の養分を留めるためにそのようにしている人がいると聞いたため、それを採用しています。できれば1時間ほどはふやかすために時間をかけたいところです。
植え替えは冬の休眠期に、とよく言われますが私はあまり気にしていません。
このままの密集状態だと、無事に冬を迎えるどころか株の中心から立ち枯れたときに全て枯れてしまうので、植え替えます。
鉢から抜きます。ヘドロのような臭いがする場合は要注意です。今回も少しそんな臭いがしました。
水を張ったバケツで揺すり、その後シャワーを当てて、無理のない範囲で土を落とします。根は概ね綺麗な状態でした。一安心です。
込み入っていたので、リスク分散も兼ねて株を分けます。あまり細かく分けすぎると生育が良くないので、大体3〜5芽を目安にすると良いと思います。写真は半分に株分けしたところ。この後、右側はさらに半分に分かれました。
購入したホームセンターの売り場には、すでに立ち枯れているものも見受けられました。そのため、薬液に浸して予防的な殺菌処理を行いました。この工程は必須ではありません。
使用した薬剤はオーソサイドの500倍溶液です。
薬液に浸している間に、植えこむ鉢を用意します。鉢底に軽石を使うと根の先端が根腐れすることがあるので、私はベラボンMを使っています。今年は試験的に鉢底に炭も入れています。
いよいよ水苔で植え込んでいきます。水苔を軽く摘んでやると繊維が持ち上がるので、根の方向と平行にしながら、根回りに水苔を巻いていきます。
長すぎる水苔はパスタのようにくるくる巻きつけて、鉢のサイズの1.3倍ほどの大きさの団子を作ります。これを鉢に詰めてやればOKです。
できました。同様にほか2つも植え込みます。
完成です。私は特に、植え替えの後は半日陰において管理したりといったことはしません。あとはほかのサラセニアと同じ環境で頑張って育てていきます。気が向いたら経過をUpするかもしれません。
植え替えから半年後
元気に育っています。ほか2鉢も元気です(1つは里子に出しました)。