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スーパーで買った野菜の中には、水につけてもう一度栽培し、食べることができる「再生野菜」(リボーンベジタブル)がたくさんあります。料理に使って余った野菜の根っこや芯は、ゴミ箱に捨てず、再生栽培させてみませんか?
今回は、家庭菜園も楽しめてコスパもよしな、もう一度栽培できる再生野菜についてご紹介します。
再生野菜とは、野菜のヘタや芯を利用して、食べ終わった野菜をもう一度栽培(再生栽培)して収穫し、再び味わうことができる野菜のことです。
再生栽培するときは、水耕栽培をして育てるので、キッチンなどのスペースで始められますよ。水耕栽培で育てて収穫してもいいですし、場合によっては土に植え替えをして、さらに育てることもできます。
再生栽培をするときに必要なものは、身の回りにあるもので準備できます。
なお、スポンジは野菜が水に浸かり過ぎないよう、支えるために使うので、野菜や容器によっては用意しなくても大丈夫です。
それではさっそく、再生栽培できる再生野菜をご紹介します!
再生野菜としてなじみ深いのが豆苗ですね。再生栽培を楽しみたいときは、豆から5cmほど上にして、脇芽の上でカットするようにしましょう。そのあとは、豆が水に浸らないくらいの水位で、毎日水を交換して育てれば、5〜7日程度で再び収穫できます。
捨ててしまいがちなニンジンのヘタは、水につけておくとすぐにニョキニョキと葉がのびて、だいたい10日間くらいで収穫できるくらいになります。ニンジンは葉にも栄養があるので、お料理のときにちょっとした彩りとして使える、手軽な再生野菜です。
ダイコンもニンジンと同じように、ヘタの切り口が少し水に浸かるくらいの水位で再生栽培しましょう。しだいに葉の付け根の部分から新葉が伸びてきますよ。ダイコンの葉は炒め物や漬物にしても、シャキッとした食感が残るので、使い勝手のいい再生野菜ですね。
キャベツは芯をコップなどに入れて、芯の4分の1くらい浸かる程度の水をいれて育てます。すぐに芯の隙間から新しい葉が生えてくるのでお楽しみに。2、3週間もすると花芽がでてお花も咲きます。ある程度生えたら土に植え替えると、立派なキャベツが育てられます。
日々のサラダに欠かせないレタスも、芯を10cmほど残しておくことで再生栽培できます。根元の2cmくらいが水に浸かるようにして置いておくと、新しい葉がぐんぐん伸びてきますよ。伸びるペースが弱り始めたら、希釈した液肥を混ぜるといいです。
チンゲンサイは根元の部分を3cmほど残しておき、水や土に挿して葉っぱを再生させます。2週間くらいでまた食べられるくらいに成長しますよ。放っておくと花芽がでて養分を取られてしまうので、花芽がつく前に食べましょう。
小松菜もチンゲンサイと同じ方法で育てることができます。根っこが切り取られていてもぐんぐん成長するので安心してください。小松菜は土に植え替えて、日当たりの良い場所におくと、さらに青々とした葉がぐんぐん育ちます。
長ネギは根元5cmほどを残して、水につけておきます。水を含んだスポンジなどを使うと倒れず安定して育てられますよ。上の部分が伸びたら、その部分を食べることもできますし、土に植え替えて大きく育てることもできる再生野菜です。
玉ねぎも基本的に長ネギと同じように、芯を水につけておくと伸びていきます。また、こちらの写真のように、食べ損ねた玉ねぎの根の部分をつけておくと、細い小口ネギのようなものが生えてくるので、ちょっとした料理の彩りに使えますよ。
アボカドは大きな種を水耕栽培で育てると、徐々に発芽して育てることができます。収穫までにはかなりの時間がかかりますが、土に植え替えして観葉植物としても楽しむことができるので、ぜひ挑戦してみてください。
野菜の生命力はとってもすごいので、ぐんぐん成長していく様子はみていて面白いですよ。もちろん経済的にもいいので、みなさんもテーブル菜園、キッチン菜園を始めてみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部