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ウツボグサの育て方|花や枝葉の特徴とは?増やし方のコツは?

  • シソ科
  • ウツボグサ属

ウツボグサは東アジアを原産とする、シソ科ウツボグサ属の落葉低木です。
武士の台頭目覚ましい鎌倉時代、矢を背負って運ぶ容器である靱(うつぼ)に似た花を咲かせることからこの名がつきました。日本においては山野に数多く自生しており、美しい花の色合いからガーデニングでも人気を集めている植物です。7〜8月になると急激に褐色へと変色することから、夏枯草(かごそう)とも呼ばれます。
今回はウツボグサの育て方についてご紹介します。

ウツボグサの育て方:栽培する場所


ウツボグサは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。花後にあたる直射日光のつよい真夏には、葉焼けを防ぐためにも半日陰で栽培しましょう。

ウツボグサの育て方:水やり

ウツボグサには表土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。鉢植え栽培であれば鉢底から水が溢れ出るまで、地植え栽培であれば植え付け以後の水やりは不要です。

ウツボグサの育て方:用土


ウツボグサには適度な水はけをもつ土が適しています。「赤玉土小粒(もしくは草花用培養土)7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。

ウツボグサの育て方:肥料・追肥

ウツボグサには春の芽出し前3〜4月と秋の9〜10月に少量の緩効性化成肥料を施しましょう。花つきをよくしたい場合はリン酸の多く含んだ肥料を、葉色が悪い場合は窒素分の多い肥料を与えてください。

ウツボグサの育て方:植え付け・植え替え


ウツボグサは春の3〜4月に植え付け・植え替え適期となります。根が混み合うのを防ぐため、1〜2年に一度植え替えしてください。

鉢植え栽培のウツボグサ

  1. 株より一回り大きな鉢を用意する
  2. 鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れる
  3. 容器の1/3〜2/3の高さまで用土を入れる
  4. 株を鉢の中心に置く
  5. 鉢の縁から2〜3cm下まで土を盛り、株を安定させる
  6. 土が乾燥しないように水やりしつつ管理する

地植え栽培のウツボグサ

植え付け1〜2週間前の段階で元肥となる緩効性化成肥料を土に混ぜた上で、よく耕しておきましょう。

ウツボグサの育て方:花後の管理

ウツボグサは花後の7〜8月に花穂の中にある種が熟してきます。花穂ごと切り取ってから数日乾燥させた上で種を採取してください。種は冷暗所に集めて保存しましょう。

ウツボグサの育て方:増やし方


ウツボグサは種まき、株分けで増やせます。

種まき

種まきの適期は2〜3月です。枝についている葉を取り除き、10〜15cmに切り落とした枝を赤玉土に挿しましょう。土が乾かないように水やりしながら管理すると2〜3週間で発芽します。

株分け

株分けの適期は3〜4月です。株が生育して鉢が窮屈になったタイミングで、植え替えと並行して株分けしましょう。1株を2〜3個に分けるのが目安です。

ウツボグサの育て方:注意する病気

ウツボグサは強健な植物のため、病害虫の被害をほとんど受けません。株への被害を心配せずに育てられるのは嬉しいポイントです。

ウツボグサの育て方:どんな花を咲かせる?


ウツボグサは5〜7月にかけて、茎先の花穂から小さな紫色の花を咲かせる植物です。3〜5cmの花穂いっぱいに咲いた花は愛嬌たっぷりで、枯れゆく姿からは夏の到来を感じさせます。

ウツボグサの花言葉

ウツボグサの花言葉は「優しく癒やす」「協調性」です。
枯れかけのウツボグサの花穂を煎じて生薬として利用してきた歴史が表れている花言葉となっています。

ウツボグサの育て方を覚えよう


ウツボグサは耐寒性、耐暑性ともに高い強健な植物なので簡単に栽培できるのが魅力のひとつです。春から夏へと移ろいとともに見せる姿を変えるのも楽しいポイントですよ。

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ウツボグサの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Prunella asiatica
別名
夏枯草
原産地
東アジア

ウツボグサの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
強い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

種まき
2月 、3月
植え付け・植え替え
3月 、4月
肥料
3月 、4月、9月、10月
開花
5月 、6月、7月

花の種類

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バラ

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
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サクラ

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年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
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