ヤグルマギクの画像

ヤグルマギクの育て方

  • キク科
  • ケンタウレア属

ヤグルマギクの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Centaurea cyanus

別名

原産地

ヨーロッパ

ヤグルマギクの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

ヤグルマギクの育て方の画像

キクとサクラが日本の国花であることは日本人なら誰もが知っています。

実はもう一つ、日本とつながりが深い国でヤグルマギクと呼ばれるがキクが国花である国をご存知でしょうか?

ヤグルマギクを知って育ててみましょう。

基礎情報

日当たり

鉢植え地植えともに、日当たりの良い場所で育てます。

生命力が強い植物なので、日当たりの良い場所ならあまり気を使わずともすくすく育てることができます。

 

置き場所

ヤグルマギクの英名は「コーンフラワー」と呼ばれ、ヨーロッパのライ麦畑やとうもろこし畑の近くに雑草として生えていることからそう呼ばれてきました。

そのため土地を選ばずに、水はけと日当たりさえ良ければどこにでも自生します。

多くの人は花壇で育てますが、鉢植えでも十分育ちます。

鉢植え、地植えともに日当たりのいい場所で管理すれば問題はありません。

ワンポイントとしてヤグルマギクは高温多湿を嫌うことと、病気の予防を兼ねることを意識して、風通しのよい場所に置くならなお良しです。

 

水やり

高温多湿を嫌うので、鉢植えなら土の表面が乾いたらたっぷり水をやり、庭植えなら自然の降雨に任せていいでしょう。

水のやり過ぎに注意です。もし何日も日照りが続くようならば、雨を待たずに様子をみて水をあげるのがベストになるでしょう。

基本は土が乾いたら水をあげてください。

冬場の水やりは特に気を付ける必要はありません。夏場と同じで過湿に気を付けて水をやることです。

 

肥料・追肥

土地を選ばないので、ヤグルマギクはやせ地でも十分に育つ植物になります。

肥料をあまり必要としません。肥沃な土地だと背丈が高く育ちすぎます。

こうなると、風で倒れる心配がでてくるので大きく育てたくない場合は控えめにしましょう。

元肥として緩効性の化成肥料を施しておくとよいでしょう。追肥はなくてよいです。

鉢植えも同じく元肥を施し、追肥は春頃に置き肥するか液体肥料を施す程度で大丈夫です。

 

用土

水はけの良い土地が適しています。

プランターなら一般的な草花用の培養土か、赤玉土と腐葉土の割合を7と3にした用土だと育てやすいです。

地植えなら植え付け前の穴に元肥を施し、そこに川砂を混ぜると水はけがよくなります。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ヤグルマギクは花が咲き終わった梅雨時には枯れてしまうので植え替える必要はありません。

苗は一年中出回っていていつでもできますが、適期として植え付けするなら秋の9月下旬から10月頃までになります。

この時期までに植え付けると、耐寒性が強いものになります。

本格的な冬が到来するまでに根をしっかり地面に根づかせることで、寒さに強い株が育ちます。

種まきの適期は地域によってことなります。

寒冷地ならば4月から5月を目安に、温暖地ならば3月から4月、もしくは花を咲かせる時期をずらせたいのであれば8月から11月が最適期になります。

春に撒いたものは梅雨に花を咲かせ、夏頃から秋のものは翌年の春まで開花を楽しむことができます。

 

増やし方

増やし方として種まきになります。

花が咲いた後の実から種を採取して増やせますし、場所によってはこぼれ種で勝手に増えていくこともあります。

18度前後の気温で発芽します。

 

病気・害虫

風通しが悪いとすぐにうどんこ病にかかります。

また立枯病と連作を起こしやすいので、数年ごとに植え付け場所を替えることで防ぐことができます。

害虫はアブラムシやヨトウムシの被害に遭いやすいので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。

 

薬用や用途

ヤグルマギクはハーブとしても常用されます。

コーンフラワーティーと聞いたことがあると思いますが、眼精疲労を回復させるアントシアニンの主成分が含まれ、老化防止の作用もあるとされます。

また嬉しいことに薄毛の予防にも効果があるとされ、ヘアトニック品として注目を浴びています。

薄毛対策に効果が期待できます。

他に口内炎の炎症を予防する効果があり、口臭予防のマウスウォッシュなどにも利用されています。

口のトラブルにも良いため期待値がぐんと上がりますね。

ツタンカーメンの墓からヤグルマギクが一緒に埋葬されたこともあり、魔除けとしても人々に愛されていたのでしょう。

 

利用部分

17世紀に活躍したイギリスのニコラスカルペッパーという医師は、ヤグルマギクをサソリの毒の特効薬として使用していました。

ハーブティーには花びらが使用され含まれています。

また抽出液で目の周りを洗うと疲れ目がとれたり、マウスウォッシュとしても使用ができます。

ほとんど味がしないため、口に含んでも抵抗がありません。

 

管理温度

高温多湿を嫌うため適温は15度から25度ぐらいです。

しかし耐寒性があるため、寒さに強い傾向があります。寒冷地でも地植えで育てられます。

 

種類・品種

ヤグルマギクはヤグルマソウと同種に思われがちですが、これは全くの別種類になります。

ヤグルマギクはキク科ですが、ヤグルマソウはユキノシタ科になるため、使い分けた方がよいでしょう。

どちらもヤグルマソウと呼ばれるので混同されがちです。

また英名はどちらも同じくコーンフラワーとして命名されているので、ますます混乱を招きます。

ハーブなどで使われるコーンフラワーは主にヤグルマギクを指します。

ヤグルマギクの花びらが、ハーブティーに使用されるのでハーブとしても常用が高いです。

ヤグルマギクの仲間には500から600種があり、園芸用では「モンタナ」や「モスカタ」という種類があります。

モスカタはジャコウのような香りがするため英名のスウィートサルタンが有名になります。

黄花はイエローサルタンと呼ばれ、こちらの通り名が有名です。

またアザミヤグルマやブラックボールと呼ばれる品種もあり、切り花などでも多くヤグルマギクは使用されます。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

八重咲きのものが多く筒状の花びらと、青や紫の花を主に咲かせます。

背丈が1メール近くまで生長するので、小さく育てたいならば剪定するなど工夫が必要となります。

また乾燥させても花色が色褪せないため、ドライフラワーや切り花でも利用できます。

 

トリビア

花言葉

ヤグルマギクはたくさんの花言葉があります。

繊細」「優美」「優雅」「信頼」などがあり、また「上品」「清楚」など品のある人にぴったりの花になっています。

これらの意味が込められた背景に、王族に愛されていたと思われるエピソードがあります。

その昔プロシアの王妃がヤグルマギクを摘みながら、王子たちに教育したことに由来するから「教育」の花言葉がつけられたそうです。

プレゼントとしてぴったりの花なのですが、一つ注意しなければいけない花言葉があります。

それは「独身生活」という意味が含まれていることです。

これは「バチュラーズボタン」という、欧米で独身男性が襟元にヤグルマギクを飾っていた習慣に由来します。

花好きの人はこの意味を知っているかもしれないので、くれぐれも嫌味なプレゼントにならないように、前もってどの意味を込めたのか説明が必要になりますね。

 

由来伝承

日本では端午の節句に花を咲かせ、その花姿が矢車に似ていることからヤグルマギクの和名がつけられました。

欧米ではコーンフラワーと言われ、小麦畑の雑草という意味になります。

また属名のケンタウレアやセントレーアはギリシャ神話に由来します。

ケンタウロスという半人半馬の伝説の生き物が、傷を負ったときにキクの花で傷を治したことからつけられました。

実はヤグルマギクはドイツとエストニアの国花になります。

エストニアではライ麦が主食のためこの花が国花となっています。

ドイツはナポレオンの侵略から逃れた、当時のプロセインのルイーズ王妃が王子たちを慰めるために、ヤグルマギクの花かんむりをつくりました。

その王子の一人が後の初代ドイツのウルヘイム皇帝となり、皇帝の紋章として掲げました。

皇帝の花と呼ばれ、ドイツの国花となったそうです。

 

まとめ

日本と何かとつながりのあるドイツの国花はヤグルマギクです。

ヤグルマギクは園芸として育てやすいほかに、ハーブとしても使えるため自然療法として利用ができます。

植物を育てながら健康になるという、理想のライフスタイルが実現するかもしれませんね。

 

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