カルミアの画像

カルミアの育て方

  • ツツジ科
  • カルミア属

カルミアの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Kalmia latifolia

別名

アメリカシャクナゲ

原産地

北アメリカ東部

カルミアの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

普通

耐暑性

やや弱い

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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剪定

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カルミアの育て方の画像

カルミアは、星形をした白やピンクの花を枝先にびっしりと咲かせ、美しい花姿を見せてくれます。また、金平糖のような形をした可愛らしいつぼみも魅力の1つです。そんなカルミアの育て方についてまとめました。

カルミアの育てる場所

カルミアは風通しがよく、西日を避けた半日陰の場所でよく育ちます。日当たりがよくないと、花つきが悪くなってしまいます。

耐寒性はあるので庭植えも鉢植えも可能ですが、葉が乾燥しすぎてしまわないよう、寒風が当たらない場所を選んでください。

カルミアの水やり

北アメリカ原産の花木であることから、土が多湿状態になっているのが苦手です。そのため、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。ただし、冬の休眠期は水やりを少し控え、土の表面が乾燥してから2〜3日後に水やりをするぐらいで大丈夫です。

庭植えの場合は、根づいてからは基本的に降雨にまかせれば大丈夫です。高温になる夏場や、雨が何日も降らず日照りが続いたことにより土が乾燥しているときに限り、水やりをしてください。

肥料

2月〜3月に寒肥として緩効性肥料を施肥しておくと、肥料の成分がゆっくりと土中に行き渡り、春になったときに新芽や花芽の芽吹きがよくなります。なお、寒肥に即効性肥料は向いていません。冬は休眠期なので、根は多くの成分を吸収しないからです。

そして、5月〜6月に緩効性肥料や油かすをお礼肥として与えましょう。株は花を咲かせるためにエネルギーを消耗するため、お礼肥には株を元気に回復する効果があります。さらに、9月〜10月にも緩効性肥料や有機肥料を施肥します。

このように年に3回肥料を与えることで、1年を通して栄養が行き渡ります。なお、庭植えの場合、肥料は株から20〜30cmぐらい離れた場所に深さ10cm程度の穴を掘り、その中に肥料を入れて土をかぶせます。鉢植えの場合は、土の表面にまけば大丈夫です。

用土

水はけと保水力のバランスがよい、酸性の土が適しています。よって、酸性が強い鹿沼土と腐葉土を6:4の割合でブレンドして使いましょう。

地植えの場合は、掘り起こした土に堆肥や鹿沼土、ピートモスを混ぜ込んで使います。なお、火山がある地域の場合は、周囲が酸性の火山灰土であることが多いので、配合土を作る必要はなく、そのまま土に植えて育てられます。

病害虫

春から秋にかけて、カイガラムシやグンバイムシに注意が必要です。また、花腐菌核病や褐斑病にかかることがあります。

カイガラムシ

カイガラムシは群生して寄生することも多く、茎や葉を吸汁して生育を妨げます。蒸れた状態のときに発生しやすいので、茂りすぎている葉を切り落とし、風通しをよくするなどして防ぎましょう。

薬剤を散布して駆除できますが、できればカイガラムシ専用の薬剤を使うことをおすすめします。成虫は硬い殻に覆われているため、通常の薬剤では効かないことがあるからです。

また、歯ブラシでこそげ落として退治する方法もあります。その際は、茎や葉を傷つけないように気をつけてください。

グンバイムシ

グンバイムシは葉裏に寄生し、葉の液汁を吸って生育を阻害する害虫です。葉が白くかすれたようになるほか、葉が枯れ落ちたりします。

気温が高く、雨の少ないときに発生しやすい傾向にあります。葉に白い斑点ができ始め、葉裏に黒い排泄物がついていたら、グンバイムシがいるサインです。幼虫や成虫を見つけ次第、薬剤で駆除しましょう。液体の薬剤を使う場合は、葉裏にもかかるように散布します。

花腐菌核病

花腐菌核病は花びらに斑点が生じ、それがしだいに拡大して花が腐敗する病気です。湿度が高く、花びらが濡れていると発生しやすいので、雨が当たらないように移動するなとの対策が必要です。

腐敗した花や咲き終わった花を取り除き、菌核の形成を防いで病気にならないにしましょう。

褐斑病

褐斑病は、カビが原因で起こる病気です。葉の表面に病斑が現れ、やがてそれが広がり葉が黒っぽく変色していきます。見た目が損なわれるだけでなく、生育不良により葉が枯れて落葉することもあります。

春から秋にかけて、雨が多く湿度が高い条件下で感染しやすいので、風通しをよくすることが肝心です。鉢植えの場合、雨の日が多い梅雨の時期は、軒下や室内など雨が当たらない場所に移動するなどして予防しましょう。

カルミアの植え付け・植え替え

植え付け・植え替えは3月〜4月上旬、もしくは9月中旬〜11月が適期です。地植えの場合は根鉢の2倍程度の穴をほり、根を崩さないで苗を穴の中に置きます。そして土をかぶせ、水はけをよくするために、やや高植えにします。もし苗が不安定な場合は支柱で固定してください。植え付け後は、活着しやすくするために、たっぷりと水やりをします。

鉢植えの場合は鉢底ネットを入れ、鉢底石を敷いてから土を入れていきます。植える際は、深植えにならないようにしてください。そして、植え付け後に水やりをすれば完了です。

カルミアの根は細いので傷つけないように注意しましょう。傷ついた根は回復に時間がかかるので、生育に影響を及ぼしてしまいます。

植え替えは2〜3年に1回必要です。以下のようになっている場合は、根づまりを起こしているので、1回り大きな鉢に植え替えましょう。

  • 鉢底の穴から根が伸びてきている
  • 葉が大きく育たない
  • 葉の色が悪い

カルミアの増やし方

種まき、もしくは取り木をして増やすことが可能です。種まきは、10月頃に実ったサヤの中から種を取り出し10月〜12月に、もしくは密閉容器にサヤごと入れて冷暗所で保存し、翌年の3月にまきます。

種まき

種まきは、以下の手順で行います。

  1. 種が重ならないようにして、細かく刻んだ水ゴケや川砂にまく
  2. 乾かないように注意し、発芽するまで日陰で管理していく
  3. 発芽したら日が当たる場所に移動し、規定濃度をさらに半分に薄めた液体肥料を10日に1回与えて育てる
  4. 大きく育ったら9月頃に定植する

取り木

取り木とは枝や幹の樹皮を削り、その部分から発根させ、発根した部分の下をカットして苗にする方法です。5月〜6月が適期で、以下の手順で行います。

  1. 健全な枝を選んで、ぐるりと1周樹皮をはぎ取り木質部を露出させる(はぎ取る幅は2〜3cm程度)
  2. 湿らせた水ゴケを、樹皮をはぎ取った部分に巻きつける
  3. ビニール袋で水ゴケを覆い、上下をひもで縛る
  4. 上のひもだけほどいて水を与え、水ゴケが乾かないよう管理する
  5. 十分に発根したら、取り木をした部分の下をカットする
  6. ピンセットなどで水ゴケを取り除き、鉢や地面に植え付ける

水ゴケに水やりをした後は、ひもを縛り忘れないよう気をつけましょう。

カルミアの剪定

そのままでも自然に樹形は整うので、不要な枝を落とす程度で大丈夫です。剪定は5月〜6月が適しています。内側に向かって伸びている枝や元気のない枝、古い枝などを枝の付け根から切り落とします。

カルミアの種類

一般的にカルミアといえば、花が白やピンクの「カルミア・ラティフォリオ」を指しますが、それ以外にもさまざまな種類があります。

  • オスボレット:濃いピンクのつぼみと、開花後の淡いピンクの花色のコントラストが特徴
  • レッドクラウン:つぼみと花の外側が濃いピンクで、花の内側に赤褐色の斑が入った品種
  • ピンクチャーム:鮮やかなピンクの花色
  • エルフ:淡いピンクのつぼみと、白い花色が楽しめる品種

カルミアの毒

カルミアの葉には、「グラヤノトキシン」と「アルブチン」という毒性のある成分が含まれています。そのため、ペットと暮らしている方は、ペットが誤って口にしてしまうことがないよう、十分に注意してください。摂取すると下痢や嘔吐、神経の麻痺や呼吸困難といった症状が現れます。

カルミアの花言葉

カルミアには、「優美な女性」「大志を抱く」「神秘的な思い出」などの素敵な花言葉が秘められています。

まとめ

カルミアは開花後の花だけでなく、小さくて可愛らしいつぼみも楽しめる魅力的な花木です。花つきがとてもよいので、庭を華やかにしてくれるでしょう。ぜひ一度、栽培にチャレンジしてみてください。

※トップ画像はロンちゃんさん@GreenSnap

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