シダの画像

シダの育て方

  • シノブ科
  • シノブ属

シダの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Pteridopsida

別名

原産地

日本,中国

シダの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

あり

シダの育て方の画像

シダというと熱帯のジャングルに鬱蒼と生い茂っているイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。そうでなければ山や空き地、自宅の庭にもいつの間にか生えてどんどん増える雑草というイメージを持つ方もいるでしょう。ですが昨今では観葉植物としても需要があり、シダのみが植えられた鉢や寄せ植え、花束、フラワーアレンジにも欠かせないグリーンとなっています。

シダ植物(羊歯植物、歯朶植物)は厳密には「植物界シダ植物門」に分類されており、種類は日本国内だけでも約700種類存在します。なじみのある名前で言えば生花店で扱われるグリーンのエニシダやタマシダ、山菜ならワラビやゼンマイなどもシダ植物に分類されています。ここではたくさんの種類があるシダ植物をひとまとめに「シダ」と表記して育て方を解説していきます。

シダの育てる場所

シダを育てるのはどこが良いか?とあまり難しく考える必要はありません。庭に生えていたシダがいつの間にか増えて、ウッドデッキの下で元気に育っていたりすることもあります。ですがこれは自生しているシダです。では観葉植物としてのシダを育てる場所はどんな環境が適しているのか見ていきましょう。

・鉢植えのシダ

鉢植えの場合、室内での置き場所はそれほどこだわらなくて大丈夫です。少しは日が当たらないと丈夫な株になりませんが、直射日光が当たり続けると葉焼けを起こし茶色くなってしまうので、窓際から少し離して調節しましょう。シダは高温多湿な環境を好むので、お湯や熱い湯気がかからなければお風呂場でも育てることができます。乾燥している室内に置く場合は時々霧吹きで葉に水をかけてあげてください。

・地植えのシダ

地植えする場合、日中ずっと日が当たる場所は避けて半日陰で育てましょう。土壌は湿り気がある方がより育ちやすいです。ですが寒冷地では冬が越せない場合があるので注意してください。葉が枯れても根が生きていればまた春に芽が出てきますが、枯らしたくないのなら鉢植えにして温かい室内で育てましょう。

シダの水やり

シダは乾燥させない方が良いのですが、だからといって水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。ではどのように水やりをすれば良いか、鉢植えと地植えに分けて見ていきましょう。

・鉢植えのシダ

鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやりましょう。水やりの頻度は夏場なら毎日、冬場は回数を少なめにしてください。また、シダは乾燥すると葉がポロポロと落ちてくるので時々霧吹きで葉に水をかけてください。

・地植えのシダ

地植えの場合、水やりはそれほどする必要はありません。夏場や乾燥する季節は地面がカラカラに乾かないように水をやりましょう。夏の水やりは夕方以降にしてください。

肥料

シダは肥料をそれほど必要としません。もし肥料をやるなら植え替え時に元肥として土に入れるか、真夏や梅雨を除いた生育期に薄めた液体肥料を与えましょう。与えすぎると肥料焼けを起こすので注意してください。

用土

シダを植えるための用土は市販のもので十分です。鉢植えにする場合は鉢底ネットや鉢底石を敷いてから観葉植物用の培養土を入れましょう。地植えにする場合の土壌は、日当たりが良すぎるところを避ければあまり気にしなくても大丈夫です。

病害虫

シダにつきやすい害虫の代表が「カイガラムシ」です。カイガラムシは植物の栄養を吸い取ってしまうので株が弱ったり枯れたりします。霧吹きで茎や葉に水を吹きかけて湿らせておくことで予防にできます。幼虫なら殺虫剤で駆除できますが、成虫になると効かなくなるので歯ブラシや軍手などではがし取ってください。また、地植えのシダの場合はナメクジがつくことがあります。見つけ次第駆除するか、ナメクジ用の駆除剤を散布して対処してください。

シダの植え付け

シダの植え付けは難しくありません。鉢植えにする場合は鉢底に鉢底ネットや敷石を敷いてきます。市販の観葉植物用培養土を入れて植え付け、安定するように土を棒で突きます。地植えにする場合は日当たりの良すぎない場所であればどこにでも植え付けることができます。植え付けが完了したら水をたっぷり与えてください。

シダの植え替え

鉢植えの場合は根が回りすぎると根詰まりを起こすので2~3年に一度は植え替えをしましょう。シダを鉢から取り出したら根についた土を少し落として、ひと回り大きな鉢に植え替えてください。用土は植え付け時と同じように市販の培養土を入れ、株が安定するように棒で突きましょう。植え替えが完了したら水をたっぷり与えてください。

シダの増やし方

地植えのシダは胞子で増えます。鉢植えで室内に置いている場合は株分けで増やしましょう。植え替え時に一緒に行うと無駄がありません。まずはシダを鉢から引き抜き根についた土を落とします。ナイフで切り込みを入れ、手で増やしたい数に分けて別の鉢に植え付けます。植え付け後には水をたっぷり与えてください。

シダの手入れ

シダは大きな手入れを必要としません。通常の手入れは下の方の枯れた葉や傷んだ葉を見つけたら取り除く程度で十分です。株が大きくなりすぎたら株分けをして大きさを調整しましょう。

シダの栽培のポイント

シダはあまり手のかからない植物ですが注意したいのは葉焼け、葉落ち、肥料焼け、害虫です。この4つの注意点についてもう一度見ていきましょう。

  • 葉焼け…日光が当たりすぎると葉焼けを起こすので半日陰で育てる
  • 葉落ち…葉が乾燥すると葉がポロポロ落ちるので時々霧吹きで水を吹きかける
  • 肥料焼け…肥料を与えすぎると枯れてしまうのであまり与えない
  • 害虫…カイガラムシが付かないよう茎や葉を濡らしておく

まとめ

最後にシダの豆知識をいくつか紹介します。

・シダの花言葉

シダは花がつかない植物ですが花言葉も存在します。シダは種類がたくさんあるのでそれぞれに違う花言葉がありますが、代表的な花言葉には「誠実」「愛らしさ」「魅惑」「魔力」「夢」「愛嬌」「魅力のある人」などが挙げられます。この中の「魅惑」という花言葉はヨーロッパの言い伝えに由来しています。実際にはシダは花をつけないのですが、ヨーロッパでは夏至の夜に花を咲かせると言われ、誘うようなイメージがあることから「魅惑」という花言葉が付けられました。

・誕生花としてのシダ

シダは2月5日の誕生花でもあります。シダの中でもタマシダは9月10日の誕生花で、エニシダは3月12日、3月30日、4月14日の誕生花です。この日が誕生日の人にシダのおしゃれな鉢植えをプレゼントするのも良いのではないでしょうか。

ここまでシダ植物を「シダ」と表記して育てる場所や水やり、肥料、用土、病害虫、植え付け、植え替え、増やし方、手入れの方法を解説してきました。シダは日の当たりすぎや乾燥に気をつければとても育てやすい植物ということが分かりますね。観葉植物としてのシダは置く場所を選びませんし、フサフサとした葉も魅力なので吊るして飾るのも素敵です。シダの鉢植えには小さなものから大きなものまでおしゃれなものがたくさんあるので、お気に入りの一鉢を見つけて楽しんでみてはいかがでしょうか。

※トップ画像はなごこさん@GreenSnap

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