樒の画像

樒の育て方

  • マツブサ科
  • シキミ属

樒の基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Illicium anisatum

別名

原産地

中国,韓国,日本

樒の性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

1
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3
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肥料

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開花

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剪定

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樒の育て方の画像

樒(シキミ、学名:Illicium anisatum L.)はマツブサ科シキミ属の被子植物ですが、マツブサ科ではなくシキミ科として分類することもあります。

樒は「シキビ」「ハナノキ」「ハナシバ」や、その香りから「香の木(コウノキ)」「香の花(コウノハナ)」「香芝(コウシバ)」とも呼ばれます。漢字では「樒」の他、「櫁」「梻」とも表記され、最後の「木へんに佛(ホトケ)」という字が表すように、お寺の境内や墓地に植えられることが多い樹木です。「木へんに神」と書く榊(サカキ)は神棚にお供えする樹木で、葉が樒と似ていますが、榊はモッコク科サカキ属なので植物としての系統は全く異なります

樒は3~4月頃に花びらが10~20枚の白や淡い黄色の花を咲かせますが、品種によっては赤系の花を咲かせるものもあります。樒は根から花に至るまでの全てに「アニサチン」という猛毒があります。八角に似た実は薬用にも使われますが特に猛毒で、食べてしまうと死につながるほどの可能性があり注意が必要です。国内では唯一「毒物及び劇物取締法」の劇物に指定されています。

枝葉は線香の材料にされることもあり、剪定すると芳香が漂います。また、摘心(新しい茎や枝の摘み取り)をしないと樹高2~10mにもなる常緑小高木です。

樒の育てる場所

株元に日が当たりすぎると弱ってしまうので日陰で育てます。乾燥に弱く、湿度のある場所を好みます。

樒の原産地は関東北部、四国、九州、沖縄、台湾です。耐暑性は普通ですが耐寒性が低く、冬に土が凍るような場所での栽培には向きません。寒冷地でも育てられますが、温暖地の方がよく育ちます。

樒の水やり

ほとんどの場合、植え付け・植え替え時以外は水やりを行う必要はありません。ただし真夏の猛暑で乾燥したときや、長く雨が降らないときには水やりをしてください。夏の水やりは夕方以降に行いましょう。

肥料

冬から春にかけての2~3月に寒肥として油粕や堆肥、腐葉土を施し、花後の6月にも追肥を施します。

用土

地植えにする場合の土壌は特に選びませんが、植え付け前の土には腐葉土を混ぜ込んでおきます。鉢植えにする場合は、保湿性の高い黒土に腐葉土を混ぜ込んで植え付けます。

病害虫

樒は病害虫の被害が多くみられる樹木です。

病気:黒しみ斑点病、炭疽(タンソ)病、褐斑(カッパン)病、すす病、こうやく病が発生することがあります。症状がみられた葉は早めに摘み取り感染を防ぐと共に、薬剤を散布してください。

害虫:シキミグンバイ、アブラムシ、シキミモンフシダニ、サビダニ、ハマキムシ、カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第取り去るか、薬剤で駆除してください。

樒の植え付け・植え替え

植え付けは春と秋、霜の心配がなくなる4~5月と9月が適期です。夏に西日が当たるような場所を避け、できるだけ日陰に植え付けましょう。生け垣にする場合は30cm間隔で植え付けてください。植え付け前の土には腐葉土を混ぜ込んでおきます。植え付け後には水をたっぷり与えましょう。

鉢植えの場合は2~3年に一度は植え替えをします。植え替えは春、4~5月が適期です。根鉢を引き抜いたら土をよく落として、腐葉土を混ぜた新しい土に植え替えてください。

樒の増やし方

種まきとさし木で増やします。種まきの適期は4~5月で、秋に採取した種をまいて育てます。さし木は6~7月9月が適期です。その年に新しく伸びた枝を10cmほど切り、赤玉土に挿して根が出るのを待ちます。さし木で育てた苗を定植する適期も種まきと同じ4~5月です。

樒の手入れ

7月頃に頂芽(ちょうが=茎の先端の芽)が1本だけ伸びてくる場合は摘み取ります。10月頃に遅く伸びてきた枝は柔らかいので、凍害を予防するためにも先端を摘み取りましょう。

樒の花言葉

花言葉は「猛毒」「甘い誘惑」です。これらの花言葉は、樒に猛毒や強い香りがあることに由来しています。また、樒には「援助」という花言葉もあります。これは樒が仏前に備えられるものであり、故人があの世へ行くのを助けるといった事柄に由来しています。

まとめ

被子植物であり、常緑広葉小高木である樒(シキミ)の育て方や花言葉を紹介しました。国内では北関東以南で自生しており、温暖地での栽培が適しています。乾燥に弱く、日陰の湿度がある場所を好みます。

樒の実は特に猛毒性であることから「悪しき実」と呼ばれ、この呼び名が転じて「シキミ」という名がつきました。また、樒は猛毒や独特の強い香りを持つことから、「悪霊から守る」「邪気を払う」樹木ともいわれてきました。樒はお寺に植えられることが多いのですが、一部の神社では榊ではなく樒を使用するところもあります。このように、仏様や神様とも関わりのある樒はどことなく神秘的な樹木でもあります。

※トップ画像はtoshi722さんさん@GreenSnap

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