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キュウリグサはムラサキ科キュウリグサ属の越年草です。草丈は15cmほどで、畑や道端などに自生しています。葉をもむとキュウリのような香りがすることが名前の由来とされています。
今回はそんなキュウリグサの育て方をご紹介します。
キュウリグサは日当たりのよい場所で育てましょう。しかし、キュウリグサは荒れた環境下でも育つ生命力を持っているので、日当たりが悪く、乾燥した場所でも問題なく生育します。
キュウリグサは日本において、雑草として認知されているほど、生命力あふれる植物です。ガーデニングをしていて出くわす雑草が、実はキュウリグサだったということがよく起きるほどなので、土や肥料は必要ありません。
キュウリグサの水やりも、自然に降る雨にまかせてしまってよいでしょう。雨がしばらく降らず、あまりにも乾燥がひどい場合のみ、湿らせる程度の水をあたえるだけで充分です。
キュウリグサは種の入手が困難です。観賞用に育てたい場合は、道端などに自生するキュウリグサを土ごと掘り上げて、植え付けるとよいです。
キュウリグサは「こぼれ種」とよばれる、花後にできた種が自然と土に落ちては発芽することで、勝手に増えていきます。
もし増えすぎた場合は、発芽した段階で間引いておくとよいでしょう。
キュウリグサは、直径2mmと小さいものの、淡い青色のきれいな花を咲かせます。間近でみると花全体のバランスが非常に整っており、端正な印象を受けることでしょう。3月下旬~5月下旬に開花期をむかえます。
キュウリグサと間違われやすい草花に、ワスレナグサがあります。花の付き方や形はとてもよく似ているのですが、もっとも異なるのが、花の大きさです。
ワスレナグサの花弁一枚が、キュウリグサの花一輪に相当します。見つけた際は、より小さい花がキュウリグサだと覚えておきましょう。
キュウリグサの花言葉は「愛しい人へ」「真実の愛」です。
花としては非常に小さいため、目立たない存在ではあります。しかしよく観察した人にのみ、その可愛らしい姿をみせるキュウリグサにふさわしい花言葉といえるでしょう。
キュウリグサは、普段、そのかわいらしい花を咲かせる前に、刈り取られてしまう存在です。しかしガーデニングをしていれば、勝手に雑草のひとつとして生えてくるパターンが多いので、もし見つけられたら、小さなアレンジなどをつくって飾るのもよいかもしれませんね。
GreenSnap編集部