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行者にんにくの育て方| 収穫時期は?家庭菜園でも栽培できる?

  • ユリ科
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ギョウジャニンニクは、山菜の王様とも言われている野菜です。通常のにんにくよりもアリシンが多く含まれており、疲労回復などの効果が期待できるとして注目されてます。

今回はそんなギョウジャニンニクの育て方についてご紹介します。

行者にんにくの栽培場所

ギョウジャニンニクの栽培場所は、午前中からお昼頃にかけてよく日が当たる、半日陰の場所が適しています。強い日差しに弱いので、西日が当たらない場所が望ましいです。

また、水はけがよい場所であることも重要です。水はけが悪いと根腐れや病気の原因になります。

行者にんにくの水やり

土の表面が乾いていたら、水やりをしましょう。7月〜8月の休眠期に葉が枯れますが、翌年の春に再び芽が出るので、夏の枯れている時期も水やりを続けてください。ギョウジャニンニクは乾燥が苦手なので、水切れしないように気をつけましょう。

行者にんにくの肥料

地植えの場合は、植える土に完熟堆肥や発酵油かすを混ぜ合わせます。完熟堆肥や発酵油かすは、すでに発酵が完了しているので、発酵の際に発生する熱やガスにより、株を傷めるといった心配をせずにすみます。

プランター栽培の場合は、完熟堆肥を漉き込んでください。

地植え、鉢植え・プランター栽培ともに、元肥だけでよく育つので、追肥の必要はありません。葉が黄色くなっていたりなど元気がないときは、液体肥料を株元に与えます。液体肥料は即効性があるので、短期間で株を回復できます。

行者にんにくの土

ギョウジャニンニクの栽培には、水はけがよく肥沃な土が適しています。

地植えの場合は肥料とともに、土に腐葉土を混ぜ合わせて使いましょう。鉢植えにおいては、水はけと水もちのバランスが優れている黒土と腐葉土を、半量ずつ混ぜ合わせた用土が適しています。

行者にんにくの植え付け・植え替え

ギョウジャニンニクは生育スピードが非常に遅く、種をまいてから1年以上経ってようやく発芽します。よって、なるべく早く収穫したい場合は、苗から植えるのがおすすめです。

ギョウジャニンニクの植え付け時期は、地域によって異なります。0度以下にならない温暖地では10月〜12月に、0度を下回る寒暖地では3月頃、もしくは9月〜10月が適期です。春や秋に植えて冬が来る前に根を張らしておくと、冬の寒さにより根が傷むのを防げます。

地植えの場合は、水はけや保水をよくするために、高さ10cm程度の畝をつくります。そして、株間を10〜15cmぐらい取って苗を植えてください。苗を土地の表面から2〜3cm程度出るようにして覆土します。植え付け後は、たっぷりと水やりをしましょう。

鉢やプランターに植える場合は、まず中敷を入れその上に軽石を敷きます。そして地植えと同様のやり方で植え付けます。

株間が狭く感じるかもしれませんが、ギョウジャニンニクの場合は、ある程度密植させると乾燥を防げます。密集してしまっても株分けをすればよいので大丈夫です。

行者にんにくの手入れ

ギョウジャニンニクは寒さには強いですが、暑さは苦手です。よって、プランター栽培の場合、夏場は涼しい場所に移動しましょう。地植えの場合は、寒冷紗を張って遮光するなどして暑さ対策をする必要があります。

行者にんにくの収穫

定植してから3〜5年後ぐらいにようやく収穫できます。収穫時期は4月中旬〜5月中旬頃です。株元を2〜3cm程度残してカットし収穫しましょう。

ただし、全部カットした場合は成長が遅いことから、次に収穫できるのは2〜3年後になります。翌年も収穫したい場合は、下葉を2枚カットせずに残しておきます。

行者にんにくの増やし方

ギョウジャニンニクの増やし方は、「種まき」と「株分け」といった方法があります。

種まき

ギョウジャニンニクの種まき時期は、夏頃が適しています。花が咲き終わると、7月頃に種ができるので、それ採取し、まいていきます。ただし、ギョウジャニンニクの種は発芽率が悪いので、水を取り替えながら1〜2週間程度、水に浸けてから種まきをします。

種は乾燥すると発芽率が落ちるので、種を採取したらなるべく早くまいたほうがよいです。なお、種まきは以下のように行います。

  1. 育苗箱に土を入れ、間隔を7cm程度あけて指で1cmぐらいのくぼみを作る
  2. くぼみに種を置き、1〜2cm程度土をかぶせる
  3. 半日陰の場所に置き、土が乾燥しないように水やりをして管理する
  4. 発芽して茎が5cm程度になったら定植する

株分け

4年以上育ったギョウジャニンニクの株は土中で球根が分けつするので、新たな茎が出てきます。よって、根を切らないようにして土を掘り起こし球根を切り離して、それを植え付けることで増やせます。

種まきの場合は収穫までに5年近くかかりますが、株分けの場合は、2〜3年程度で収穫できます。

行者にんにくの育て方で注意すべき病気・害虫

行者にんにくは病害虫の心配は少ないほうですが、まれに「さび病」や「白色疫病」にかかることがあります。

さび病は、カビが原因で発生する病気で、葉に鉄さびのような病斑が現れます。生育が阻害され、症状がひどい場合は枯死に至るので注意が必要です。多湿の環境下やチッ素分が多い肥料の与えすぎなどによって発生しやすいので、風通しをよくするよう心がけましょう。

発生初期であれば、薬剤を散布すれば回復できます。しかし、症状が進んでしまうと薬剤の効果はあまりないので、株ごと処分してください。病斑が破れて中からカビの胞子が飛び出すと、周囲の株に伝播してしまいます。

白色疫病は土中のカビによる病気で、水はけの悪い環境下で発生しやすい傾向にあります。感染すると葉に褐色の病斑ができたのち、それが白いカビに覆われ葉が枯死します。

カビの胞子は、雨により土が跳ねて葉に当たることで飛散するので、マルチングをするなどして泥跳ねをしないよう対策をしましょう。

行者にんにくはどんな花を咲かせる?

ギョウジャニンニクは、種まきから7〜8年ぐらいすると、丸くて小さいふわっとした白い花を咲かせます。よって、収穫をしてしまうと花は見られないということです。なお、開花時期は5月中旬頃です。

行者にんにくを家庭菜園で栽培してみよう!

ギョウジャニンニクは、植え付けから収穫できるまでの期間が長いので、焦らずに育てていきましょう。ある程度育ってからは、簡単に株分けができるので、どんどん増やして収穫をしていくのもよいでしょう。地植えもプランター栽培もできるので、ぜひ一度栽培して自分で収穫したギョウジャニンニクを味わってみてください。

※トップ画像はホッチキスさん@GreenSnap

ギョウジャニンニクの基本情報

ジャンル
野菜
形態
多年草
学名
別名
アイヌネギ,エゾネギ,キトピロ
原産地
北海道〜近畿

ギョウジャニンニクの性質

栽培難易度
やや難しい
耐寒性
強い
耐暑性
やや弱い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
収穫
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12

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