キャベツ星人登場です。
空を見上げてみると
雲の間からさす金色
キッチンでは
ボトルキャップのブラックラビットがソワソワと顔を出した
🐸 どうしたの 落ち着かないね
🐰 胸騒ぎがする
ピンポーン
あら、お客様がいらしたようです
🐸 こんにちは！ まあ！
キャベツ星からお越しのキャベ星人ですね。ようこそお越しくださいました！
お名前は…キャベ爺さんでよろしいんですね。
え？飼っていた虫と鳥が逃げてしまったのですか？地球に降りたときに？まあ、大変！我が家の庭で良かったら探してみてくださいね。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ お！早速見つけた…？
ﾊﾞｯﾀ やあ、キャベ爺さん。
この葉っぱ美味しいよ。
キャベ爺さんも美味しそうだね。
味見していいかい？
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ ヒエ〜キミジャナイ！
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ あ、ここにいたのか！
ﾑｼ よくワタシに気が付きましたね！ 茎にしか見えないはずなのに…
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ そりゃあ、ワシの大事な虫だからな！
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ さあ、キャベツ星に帰るぞ！
ﾑｼ ムシャムシャムシャ
私はあなたが探している虫ではありませんよ。ただのシャクトリムシです。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ あ！キミは誰！
珍しいからキャベツ星に連れて行くぞ！
ナゾ君 よくワタシに気が付きましたね。でもワタシはただの虫ではないから。捕まらないよ。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ それ！待て！
バシッ ガサッ カサカサ キョロキョロ
ウロウロ…
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ あり！どこ行った？小さくて逃げるのが速いな。まあ、いい。それより
ワシの大事な虫と鳥が…
ﾑｼ フフフ
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ お！またちっちゃいの！
捕まえてやる！
バシッ サクッ ペシッ
キョロキョロ ウロウロ…
ﾑｼ フフフ フワフワ〜フワフワ〜
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ 待て！そりゃ！
ヒョイ ブンッ ピョン フワフワ〜 フワフワ〜
キョロキョロ ウロウロ…
（延々）
🐸 どうですか？いましたか？
我が家の庭に。
お疲れのようですね。どうぞ中でお茶でもどうぞ。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ 疲れた…
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ お！ここにいたのか！
🐸 この虫をお探しでしたか。
先程、ブラックラビットの巣穴から出てきましてね。ノドが乾いていたようです。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ この虫はバジル星から取り寄せた珍しい虫なのだ。あぁ良かった！
🐸 鳥は見つかりましたか？
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ お！何故ここにおるのだ！
ワシの大事なセキセイコマツという鳥だ！
コマツナ星から取り寄せた希少な鳥なのだ。
🐸 こちらの鳥がそうでしたか。
実は先程、こちらもブラックラビットの巣穴から出てきましてね。ノドが乾いて水を飲みに出てきましたよ。どうやら、巣穴の中で庭の虫たちとみんなでパーティーをやっていたそうです。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲさんも参加されますか？
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ ウーム。参加はしたいが多分そのパーティーでワシは虫達を捕まえたくなるだろうな。そして、キャベツ星に連れて帰りたくなるだろうな。だが、なかなか捕まらないのだ。疲れるからやめておこう。ワシの大事な虫と鳥を連れて帰るよ。
ｷｬﾍﾞｼﾞｲ どうもありがとう！
また来るよ〜
今度来た時は、ナゾ君を捕まえてやるぞ〜！
そう言いながらｷｬﾍﾞｼﾞｲさんは帰っていきました
それはそれは大きな乗り物に乗って帰られました
あとには炎のようなアトをのこして…
ブラックラビットが寂しそうに顔をだす。
🐸 いつの間にあの虫と鳥をパーティーによんでいたの？
🐰 ｷｬﾍﾞｼﾞｲが地球に降りたときから。
🐸の庭に遊びに来てたから仲良くなったの。虫さんも鳥さんも地球探検したかったんだよ。ｷｬﾍﾞｼﾞｲは珍しいからっていつもカゴの中に入れて大切にしているけどカゴからたまには出たかったんだって。でもそろそろ帰りたかったろうから良かったよ。
🐸 そうだね。ふふふ。
(｡-∀︎-) ﾆﾋ♪︎
捕まらないって。
8月ももう終わる
ここまでお読みいただきありがとうございました🐸
おもしぃ〜🎶🐸🎶🐸🎶