去年から助けたいと思っていた寒河江という品種のギボウシ(ホスタ)の移植作業を紹介します。玄関脇に入居直後に植えたギボウシなのですが、土壌改良をしていない箇所なのでスコップが入りにくくて重労働でした。
寒河江は斑入りの大型ギボウシなのですが、アマドコロの地下茎が侵入してきて一昨年からどんどん元気を無くしてしまったので別の場所に移植することにしました。
都会では困ってしまう残土処理も紹介しています。
元気が無くなった寒河江
ギボウシの大型品種「寒河江」
今はとても小さくなってしまっていますが、本当はとても大きくなる品種です。ギボウシは株が詰まってくると元気を無くして矮小化するので、数年に一度は株分けしてあげると良いのですが、約15年前に植えてから放置していました。アマドコロが地下茎でどんどん伸びてきたのも元気を無くしていることに影響しています。
スコップを入れて救出
スコップを入れて掘り上げます。
掘り上げた株達
掘り上げた株は3株です。因みに左側の植物は零れ種で増えたクリスマスローズです。ついでに掘り上げました。
移植箇所の掘り上げ
スコップで植え付け箇所を掘り上げます。この場所は土壌改良を全くしていない所なので、礫が沢山出てきて掘り上げは重労働でした。因みに植え穴は50cm程です。
礫が沢山・・・とほほ。
掘り上げた礫です。これでは植物が根を自由に広げられません。大きいもので30cm程あります。自分が土壌改良が大好きになった理由は、もちろん植物が元気に育つというのもありますが、その他に、土壌改良をして礫を取り除くとスコップがサクサク入ってガーデニングがとても楽しくなるからです♪
掘り上げた株を掃除
雑草や違う植物の根を取り去って綺麗にします。表土の部分は雑菌が多いのでなるべく綺麗に土を落とします。
活力剤に漬け込みます。
リキダス(活力剤)の1000倍溶液に漬け込みます。この間に土壌改良をします。
土壌改良資材
今回使用した土壌改良資材。バーク堆肥と草花用の培養土を使います。ギボウシは土を選ばないので、最近ではほとんど使う事がなくなってしまった草花用の培養土で余っていたものを使います。
バーク堆肥投入
バーク堆肥を15リットル程入れて、
草花用培養土投入
草花用の培養土を20リットル投入しました。
掘り上げた土を再投入
掘り上げた土から根やゴミ、礫を取り除いて40リットル程戻しました。そしてよくかき混ぜます。写真では分かりませんが、この時に防虫の為、オルトランDX粒剤とダイアジノンを適量混ぜ込んでいます。
植え込み
株間を30cm程あけて植え込みしました。
活力剤を灌水
漬け込んでいたリキダス溶液を灌水します。追加で新しく20リットルほどリキダス1000倍溶液を作って充分に灌水します。
灌水完了
3回ほどリキダス溶液を灌水しました。
後片付け
礫、土、根や抜いた雑草を選別します。
残土処理は土嚢袋が便利
礫を土嚢袋に入れます。土は別の袋にまとめます。
土嚢袋二袋
左が礫、右が残土です。これは残土処理業者に持ち込んで廃棄します。因みに、残土の廃棄は東京都町田市近郊で一袋500円程します。自分は数年間駐車場にストックしておいて、まとまった量になったらダンプをレンタルして処理場に持っていきます。2tダンプで5000円程度で残土を引き取ってくれます。こちらの方が断然安く廃棄する事が出来ます。
作業完了
これで全ての作業が終了しました。元気になってくれるといいなぁ〜(^。^)
最後までお読み下さりありがとございました。