個性的な特徴で鑑賞価値の高い亀甲竜🌱
育て方の情報も少ないレア植物の育て方を、
失敗談や、掴んだコツを交えてご紹介します。
播種〜発芽 「キッチンペーパーで発芽」編
16年8月28日に10粒 種をまきました。
亀甲竜には、夏型のメキシコ亀甲竜(冬に休眠するタイプ)と、冬型のアフリカ亀甲竜(夏に休眠するタイプ)があり、育てやすい後者を選びました。
1粒150円以上する高級な種✨発芽率を高める為にメネデール500〜1000倍程度の溶液に2日間浸けました。
種まきから発芽まで何週間もかかる亀甲竜はカビや雑菌が繁殖しない様に直接土にまかず、メネデール溶液で湿らせた清潔なキッチンペーパーで種を包む形で播種します。蒸発しない様にラップで包み、アルミ箔で遮光して放置します。
(この“キッチンペーパー法”を使うと、定期的な水やりの必要もなく放置するだけなので誰でも簡単に出来ちゃいます)
最適な温度帯は15〜20℃ 秋に始めるとちょうど1番気を使う時期に自然に適温になる様です。
キッチンペーパー法で放置して1ヶ月 イキがいい種が発芽を始めました。
(後々分かってきましたが、最初に発芽した物=1番イキがいい物は生命力が強く、より健康的にしっかり育つ傾向がある様です)
最終的に2か月間を掛け、7粒の発芽を確認しました。
発芽〜 「最適な環境作り」編
亀甲竜に限らず、発芽したての幼苗の扱いで注意しなければならないのは、①適切な水管理と②温度、③光の量を守ることです。
①水のやり方
完全に乾いたのを確認してから水を与えます。
水の量は、“2〜3日間程度で完全に乾く程度の量”で、根が偏って生えない様に土全体に与えます。用土は「挿し木・種まき用の土」を使いました。
土が完全に乾いた時の重さを手に覚えさせて、「完全に乾いて軽くなったら、1日程度置いて水やり」が基本となります。常に湿らせるより、あえて乾燥させた時間を作ってやる事で、水を欲しがって根を伸ばします。
②適切な温度
15〜20℃位の温度帯を好む様です。
最高最低気温計を置いて管理する事をお勧めします。
また、サーキュレーター等を置いて空気を循環させる事も重要だと分かりました。
基準は植物が風で揺らぐ程度。風を送りこむ事で害虫予防になるだけでなく、茎も風に負けじと太く成長します。
③適切な光の量
亀甲竜に限らず室内で植物を育てる際にネックとなるのは光の量。ポイントは、照度計で実際に明るさを測ってみて、環境を数値化する事です。
照度計がない場合、基準にできるのはコンビニの店内が大体1,000ルクス程度となります。
実際に明るさの異なる環境を作って実験してみましたが、2,000〜5,000ルクス程度を確保できると徒長が防げる事が分かりました。
コンビニより暗い環境では健全に育てる事はできません。
ぐんぐん成長させるコツ 編
葉と蔓が展開して、亀甲竜が育ちやすい環境を整えたら、後はただひたすら水やりを繰り返す訳ですが、1年間の栽培記録から分かったコツがあります。
① イモは土に埋めておくと早く大きくなる
成長が進むと知らない間に塊根(=イモ)が成長してきますが、そのイモは土に軽く埋めて置いた方が早く大きくなる事が分かりました。
ただし、水やりの際土がずっと湿っていると腐らせ易くなるリスクも出てくる為注意します。
大きく成長した株を1つ腐らせてしまいました。
② 肥料のやり方
秋〜春の成長期に葉の色が薄く感じたら肥料を欲しがっているサイン。ハイポネックス微粉を2,000倍程度に薄めて3週おき程度に与えました。
③ ぐんぐん成長させるコツ
なかなか成長しない亀甲竜ですが、あるモノを使用すると成長の速度が一気に加速する事が分かりました。そのモノとは 活力剤“HB−101”
HBを1,000倍程度に薄めた溶液をたまに与えてやると、葉が次々と展開してよりエネルギーを吸収できる様になり、結果早く大きく成長させる事に成功しました。
ただしよく効くだけあって、費用は割高です。
アフリカ亀甲竜の栽培記録
参考にさせていただいております。
フォローさせていただきます。
よろしくお願いします。😊