紫色の斑点模様が珍しい花 ホトトギスは 花柄が鳥のホトトギス(杜鵑)の胸毛の模様に似ていることから そう呼ばれているとか…。
このホトトギスの不思議な受粉の仕組みを追っかけて みましたので ご覧ください。
たくさんの蕾たちが…。
ホトトギスの葉の腋から たくさんの蕾たちが顔を出しました。
蕾は膨らんで…。
蕾の1つが プクッと膨らんで来ました。
ホトトギスは日本の特産種で太平洋側の山の斜面 崖 岩場の日陰や湿った所に自生しています。
蕾は更に膨らんで…。
開きかけて来ました…。
花びらは6枚 雄蕊の花糸が6本 雌蕊の花柱は花糸と密着して伸び3つに分かれ 更に先端が2つに割れています。
花びらの付け根にあるポチッとした膨らんだ部分は距(きょ)と呼ばれる蜜腺です。
雄性先熟???
雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)って ちょっと聞き慣れない言葉ですが 自家受粉を避けるため 雄蕊と雌蕊が少しだけタイミングをずらして熟すというサバイバルのための優れものの知恵なんです。
受粉の助っ人はマルハナバチ🐝…。
先ず 雄性期には雄蕊が葯から花粉を出します。
受粉を助けるのは 花の蜜を求めてやって来たマルハナバチ🐝などです。
拡大してみると 雄蕊の葯が下がっている様子がよく分かります。
🐝は 3枚の外花被の付け根にある蜜腺の蜜を求めて 花びらの上をグルグルと歩き回り 夢中で蜜を吸っている間に知らずに葯に触れ 🐝の背中に花粉がくっ付くという仕組みです。
葯の高さがちょうどの位置ですよね。
この🐝が ほかの木の花に飛んで受粉を行います。
※雌蕊の柱頭は この時は まだ 下がっていないため 触れて受粉することはありません。
やがて 柱頭は…。
2〜3日して雌性期に入ると柱頭は下に曲がり 雄蕊の葯よりも下がります。
※この時には 雄蕊は既に役割を終えていると思われます。
拡大してみると 手前の花の柱頭が下がって来ているのが分かります。
一般的に雄性期よりも雌性期の方が蜜をたくさん出すと言われており 花粉を背中に付けた🐝が蜜を求めて訪ねて来て背中の花粉がネバネバした柱頭に付き 受粉が完成するんです。
いかがでしたか…。
ホトトギスの受粉の仕組み お分かり頂けましたか。
とても面白いですね。😆
最後までお付き合い頂き 有難うございました。🤗
見せていただきました(⋈・o・)
ホトトギスは無地のものも有りますよね(⑅•͈૦•͈⑅)
私は好みで言うと斑点とかぶつぶつが弱いです😅💦
(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡
いつも勉強になります。✌️アリガタ~イ✌️