冬らしい寒さも数えるほどの、いつに無い暖冬で終わりそうな北陸は石川県。
前回はフライング気味の開花探しでしたが、またしても無駄足となるのか⁉︎
さて、あの公園へ出かけてみるか…
冬の青空が広がる樹木公園は、先日積もった雪がまだ樹々の足元を覆っています。
桜の樹の影も、白い雪の上では空に負けず劣らず青を競います。
お山の動物たちも、梢枝が輝く朝は
こうして空を見上げているのでしょうか…
いつもの近道を通って、樹木公園内のツバキ園へ…
ここには140品種、850本のツバキが植えられています。
まず出迎えてくれたのは、昭和侘助(ショウワワビスケ)
小ぶりで明るいピンク、数寄屋(スキヤ)
赤侘助(アカワビスケ)
いわゆる侘助とは違い、赤侘助は雄しべが退化していないそうです。
白地に赤の縦絞りが入る、秋の山(アキノヤマ)
オシャレさんです。
石川県産出の、谷間の鶴(タニマノツル)
江戸末期、雪椿系です。
太郎冠者(タロウカジャ)
侘助系ですが、少し花びらが反って華やかに見えるところが太郎冠者たる由縁でしょうか。
茸には茸の役割が与えられ
樹はやがて朽ち、ゆっくりと土に還っていく…
こちらも石川県産出の加賀小絞り(カガコシボリ)
写真では分かりにくいですが、細かい赤の絞りが入ります。
骸になろうとも、それでも生きとしていた頃の美しさを想わせるに足る紅荒獅子(ベニアラジシ)
初嵐(ハツアラシ)
抱え咲きは白玉、ラッパ咲きは嵯峨と言うそう。この子は白玉ちゃんですね。
色も明るく大輪で八重なので華やかです。
その名も、あこがれ…
想いの詰まった呼び名です。
紅妙蓮寺(ベニミョウレンジ)
その名の通り、京都は妙蓮寺にあったツバキです。お茶花で人気です。
紅があれば白もある
白妙蓮寺(ハクミョウレンジ)
紅地に白まだら、ツバキとサザンカのいいとこ取りだそう。
鎌倉絞り(カマクラシボリ)
白ツバキの王様なんですって
賀茂本阿弥(カモホンナミ)
優しく小春日和を想わせるようなピンク
春の曙(ハルノアケボノ)
ひと息つくと、梅の花
あぁ ひっそりと優しい
ツバキ園を後にして遠回りの道すがら、竹の青さにここだけ季節が違っているよう
キササゲも冬空に白さを競っています
この焼却炉はいつから働くことをやめたのでしょう。
慰みに緑たちが寄り添ってくれています。
ホントにお天気、良かったんですね。
帰る頃には芝生広場も色を取り戻し、雪だるまたちも仕方なく土に還って行きます。
まだまだ早咲きの子たちが一輪、二輪とやっと顔を見せてくれているようなツバキ園でしたが、春はもうすぐです!
この次訪れる時はきっと待ちわびた子たちの笑顔溢れるツバキ園となっているでしょう。
⭐︎おまけ⭐︎
鶴来町のスーパー(マルエー)の近くに、あさひ屋さんというパン屋さんがあります。
ここは色々な種類の蒸しパンが置いてあるので、今日はヨモギとイチジクの蒸しパンを買って帰りました。
ごちそうさま(^-^)
ありがとうございます
椿も種類多いですね
青空に映える椿も雪のうえの椿も
素敵ですね
変わった木々もありがとうございます