多肉植物の土|配合や作り方は?おすすめの培養土はどれ?100均のでも大丈夫?

多肉植物の生育に欠かせないのが、多肉植物に適した「土」です。多くの多肉植物が乾燥地帯出身なので、生育環境を踏まえた土をつくれるようになると、枯らせてしまう心配もなくなりますよ。

今回は多肉植物の土の考え方や、配合する作り方などについてお話します。

多肉植物が元気に育つ土とは?

多肉植物の多くは、乾燥地帯に自生している植物のため、一般的な草花や観葉植物よりも、乾燥した環境を好む性質があります。そのため、多肉植物が元気に育つには、次の5つのポイントをおさえた土が必要です。

  1. 通気性がよい
  2. 排水性がよい
  3. 保肥力がある
  4. 粒が細かく大きさが均等である
  5. 適度に保水性がある

また、素焼き鉢などの通気性のいい鉢で栽培するときは保水性をあげるなど、合わせる鉢によって、土のバランスを整えるようにすることも大切です。

多肉植物の土の配合は?作り方は?

多肉植物の土を自分でつくるときの基本の配合はこちら!

赤玉土(小粒) 4:鹿沼土(小粒) 3:腐葉土もしくはピートモス3

ここからさらに適切な多肉植物の土づくりをしたい場合は、コチラ

の項目を参考に基本用土や改良用土の比率を工夫してみましょう。どんな鉢で育てるかによっても適した配合割合は変わるので、日々研究してみるのもおもしろいですよ。

多肉植物のおすすめの土はどれ?

自分で多肉植物の土を配合するのは難しそうという方は、多肉植物用培養土がおすすめです。ちなみに培養土とはあらかじめ数種類の土が配合がされた、栽培に適した土のことです。培養土と鉢底石だけ用意すれば植え替えができるので、とても便利ですよ。

また、多肉植物用の培養土を買うときは下記の点に注意しましょう。

  • 生産元・製造元:信頼できるメーカーや、実績のある生産者から購入しましょう。
  • 配合割合:育てる鉢や多肉植物にあった水はけ・水もちの割合のものを選びましょう。
  • 元肥が配合済みか:肥料成分の有無によって、植え付けるときの肥料追加を検討しましょう。

多肉植物専門店の培養土がおすすめ!

こちらは多肉植物・珍奇植物専門店のエリオクエストがつくったオリジナル配合の多肉植物用培養土です。日本のじめっとした気候でも育つように、水はけがよくなるよう配合してあり、保水性・通気性などのバランスも最適化されています。プラスチックの鉢で育てている方にもおすすめの培養土です。

ダイソーなどの100均の培養土でも大丈夫?

最近ではダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップでも、多肉植物用の培養土が並んでいます。手軽な値段で少量から入手できるので便利ですし、メーカーによって配合割合や使われている土はことなりますが、どれも排水性や通気性を意識した配合にされています。

ただし、ココピートというヤシの実の内側の繊維などを原料とした、安価な有機質の土が多く使われているため、比較的雑菌や虫が発生しやすいという特徴があります。

多肉植物を室内で管理したいという方や、病害虫の対策が不安な方は、無機質な土を中心に配合した専門店の培養土をおすすめです。

多肉植物によく使われる土の種類

多肉植物の土は、いろんな種類を配合してつくられていますが、土の種類は大きく「基本用土」「補助用土」の2に分けられます。

基本用土は全体の6〜7割、補助用土が3〜4割をしめる構成になるので、その比率を意識しながら配合の組み合わせを考えてみましょう。

それぞれの土で特徴や性質が異なるので、詳しくご紹介していきます。

基本用土

赤玉土

赤玉土とは、火山灰土の赤土を、粒のサイズによってふるい分けたものです。多肉植物の栽培には小粒が適しています。性質は弱酸性で、有機物を含まないので無菌で清潔です。

鹿沼土

鹿沼土は通気性と保水性が高いのが特徴で、多肉植物の土に適していますが、酸性なので使いすぎには注意が必要です。有機質をほとんど含まないので、ほぼ無菌に近いでしょう。

日向土

日向土は通気性がかなり高く、保水力もやや高い用土です。弱酸性で鹿沼土よりも硬質のため、経年による土流れが少ないのが特徴です。日向砂とも呼ばれています。

軽石

軽石とは、多孔質で軽い砂礫のことです。排水性が高く、性質は日向土とほぼ同じのため、代用品としても使われます。

補助用土

バーミキュライト

バーミキュライトは、鉱石の蛭石を焼成したものです。無菌であり、保水性と保肥性を向上させてくれます。

腐葉土

腐葉土は広葉樹の落ち葉を腐熟させたものです。通気性、保水性、保肥性に富んでおり、微生物の活性化を促しますが、無菌ではないので、葉挿しや育苗には使わないようにしましょう。

ピートモス

ピートモスは水苔、ヨシなどが堆積してできた弱酸性の用土です。弱酸性で通気性、保水性、保肥性を向上させてくれます。3割ほど使う場合は、酸度調整済みのものを使用しましょう。

籾殻くん炭

籾殻くん炭は籾殻を燻して炭化したもので、通気性を向上させると同時に、保水性や保肥性のバランスをよくする効果があります。さらに植物が必要とする栄養素、ケイ酸が豊富に含まれているので、よりハリがよく元気に育つ効果もあります。

ガーデニング用の培養土でも多肉植物の土に使える?

多肉植物用の培養土はないけれど、草花用や観葉植物用の培養土がすでにあるから使えないかな?とお思いの方も多いのではないでしょうか。

もちろん同じ植物なので育たないことはないですが、多肉植物は乾燥した環境を好むので、ガーデニング用の培養土では根腐れする可能性が高くなります。

そういったときは、排水性・通気性を上げるために、このような配合にしてみるのもおすすめです。

  • ガーデニング培養土3:日向土4:軽石3
  • ガーデニング培養土3:赤玉土3:川砂3:籾殻くん炭1

そのほか、下記を参考にしてみてください。

通気性・排水性を高めたいとき

通気性・排水性を高めたいときは、日向土か軽石を追加するか、多めに配合しましょう。とくに乾燥を好む多肉植物や、通気性の悪いプラスチック鉢で栽培するときは、排水性の高い土づくりをするといいです。

微酸性に寄せたいとき

土壌酸度を弱酸性に寄せ合いときは、鹿沼土か無調整ピートモスを使います。ほとんどの多肉植物は酸性よりの土壌を好みますが、草花用や野菜用の培養土などの石灰が多い土はアルカリ性に寄っているので、調整してあげるといいでしょう。

保水性を高めたいとき

保水性を高めたいときは、バーミキュライトか腐葉土を追加、または多めに配合します。やや水を好むセダム属の多肉植物や、水が乾きやすい素焼き鉢・テラコッタ鉢などで栽培する場合は、保水力の高い土づくりを目指すといいでしょう。

室内で育てたいとき

多肉植物を室内で育てるときは外より風通しが悪い分、より通気性・排水性を高くして清潔な用土を使って虫対策をしましょう。通気性・排水性は上記でご紹介したように、日向土や軽石を活用してください。虫対策は腐葉土を酸度調整済みピートモスか軽石に変えてみるのがおすすめです。

多肉植物の土は鉢とセットで考えよう!

多肉植物の土を選ぶとき、作るときにまず考えることは「どのような鉢で育てるか」です。

多肉植物にとって鉢は家の外壁のようなもの。三匹の豚のようにワラの家であれば毛布を着込むのと同じで、通気性の低いプラスチック鉢なら水はけの高い土を、通気性のいい素焼き鉢なら保水性の高い土を目指すようにしましょう。

多肉植物の土はハイドロカルチャーでも育つ?

ハイドロカルチャーとは人工の資材のことで、土ではなくハイドロボールやカラーサンドなどで水耕栽培のように育てる方法です。

無菌で清潔なのと、そのデザイン性の高さから、室内観葉によく取り入れられていますが、多肉植物もハイドロカルチャーで育てられます。

ハイドロカルチャーには数種類ありますが、多肉植物におすすめなのがゼオライト(カラーサンド)を使う方法です。ハイドロボールは粒の大きさが大きいため、小さな多肉植物は根づきにくいので要注意。

ゼオライトはもともと根腐れ防止材にも使われる資材なので、根腐れする可能性もかなり低くなります。通気性もよく清潔に育てられますよ。

多肉植物の土で植え替えしてみよう!

多肉植物の土を用意したら、正しい方法で適した時期に植え替えをしましょう。植え替えするときは土のほかに、一回り大きい鉢や鉢底石を用意しておいてください。

植え替えする前は数週間前から水やりを控えて、乾燥させた状態で行うといいですよ。詳しい方法はこちらの記事を参考にしてみてください。

多肉植物の土は奥深い!自分なりの配合を見つけてみて♪

多肉植物の土づくりは奥が深く、プロの生産者だと7種類もの資材をブレンドしたり、比率を微調整しているようです。

初心者の方は、まずは基本の配合や、市販の多肉植物用培養土からはじめて、育てながら自分なりの配合をするといいかもしれませんね。

ぜひ、生育環境にあった多肉植物の土づくりをして、栽培をお楽しみください。

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