美しい花というと蘭(ラン)を思い浮かべる方も多いかと思います。個性的な花の見た目をしていて、園芸店でも値段が高い蘭ですが、どのような花言葉が設定されているのでしょうか。
このページでは蘭の花言葉をはじめ、由来や種類について記載しています。蘭を育てている方や蘭のブーケをギフトとして選びたい方もぜひチェックしてみてくださいね。
蘭(ラン)の花言葉
蘭(ラン)の花言葉は「美しい淑女」、「優雅」です。
蘭の見た目の美しさが由来していると考えられます。蘭は種類が豊富で、蘭の種類には、胡蝶蘭やカトレアなどさまざまな種類がありますよね。ここで紹介した「美しい淑女」、「優雅」という花言葉は蘭全体に当てはまる花言葉です。さらに細かく種類ごとでも花言葉が設定されています。
蘭(ラン)の花の基本情報
- 学名
- Orchidaceae
- 科・属
- ラン科
- 原産国
- 南極をのぞくすべての大陸
蘭(ラン)の花の由来
蘭(ラン)は英語でOrchid(オーキッド)と呼ばれています。こちらの由来についてご紹介します。
Orchidはギリシア語のorchisが由来しています。orchisは「睾丸」という意味で、ランにあるバルブが睾丸に似て見えたことが由来しています。バルブとは根本になる膨らんだ茎のことです。
蘭はくさかんむりに「闌」という漢字を組み合わせたもので、「闌」とは「閉じ込める」という意味です。これは蘭が良い香りを閉じこめた花であることが由来しています。
蘭(ラン)の花の特徴
蘭の花はとても独特で個性的な見た目をしていて、左右対称になっています。そして唇弁(しんべん)というものがある特徴的もあります。リップとも呼ばれ、蘭の花を顔として見たときに、口にあたる花弁のことを指します。唇弁は袋状のものや、舌のように見えるものなど個性的な形をしていて、ヒダがある唇弁を持つ種類もあります。
蘭の雄しべと雌しべは1つになっていて、「ずい柱」と呼びます。また、蘭の花粉は塊状になっていて、粉状ではない特徴もあります。
蘭には独特のバルブというものがあります。バルブは「偽鱗茎」、「偽球茎」とも呼ばれています。こちらは根のように見えますが、茎が肥大化したものです。蘭のバルブは貯水タンクのような役割があり、水分や栄養分をバルブに貯めこむことができます。
蘭の種類によってバルブの形に違いがあり、バルブがない蘭もあります。
蘭(ラン)の花の種類
蘭(ラン)はとにかく種類の多い植物で、被子植物のなかでは特に種類が多いとされています。ここでは有名な蘭を紹介していきます。
胡蝶蘭
洋ランのなかでも開店祝いとしてよく贈られる蘭で、側花弁が幅広い特徴があります。
カトレア
ボリュームがあり、「洋ランの女王」と称されます。大型の蘭のなかでもとくに華やかで、白やピンクが多いです。
パフィオペディルム
筒状になった唇弁が特徴的です。個性的な斑が入り、食虫植物のようにも見えます。
デンドロビウム
着生蘭の一種で高い木の枝の上に根を広げて着生します。中型で花付きがいい特徴があります。
オンシジウム
花は黄色で蘭のなかでは2センチほどと小さめです。花付きがとてもよくブーケにも利用されます。
バンダ
着生蘭の一種で、樹木の上に太い根を張ります。大きく成長する蘭で2メートルになることもあります。花色のバリエーションが豊富です。
蘭(ラン)の花の種類や花言葉を楽しもう
蘭(ラン)の花はとにかく種類が豊富で見た目も個性的なものが多いのです。変わった唇弁があるものであれば、食虫植物のような見た目をしている面白みもあります。
大型のものから小型のものと種類が多いので、お気に入りの蘭を見つけてみませんか。ブーケにおすすめの種類もあるので、花言葉を添えてプレゼントをするのもおすすめです。

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