オキナワスズメウリの画像

オキナワスズメウリの育て方

  • ウリ科
  • オキナワスズメウリ属

オキナワスズメウリの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Diplocyclos palmatus

別名

原産地

沖縄

オキナワスズメウリの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
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6
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肥料

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開花

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オキナワスズメウリの育て方の画像

日本では沖縄に自生しています。園芸品種で、食べることはできません。

その名の通りウリ科の植物で、真っ赤な果実が特徴です。繁殖力が強く、果実を多く実らせます。

沖縄のほか、インドやネパールなどにも自生しており、葉を食用とするところもあるそうです。

基礎情報

日当たり

オキナワスズメウリは南国の植物であり、日差しにはたいへん強いです。

ほかの植物なら半日陰においたり、室内に置かなければならないような場合も、平気に育ちます。

 

置き場所

日差しをたっぷりあたえる事のできる場所に置いて下さい。

また、オキナワスズメウリはツタを伸ばしますので、ツタが絡むことのできるネットあるいは支柱を設置して下さい。

フェンスを用意してあげると、網にツタがからまっていって、いわゆる「グリーンカーテン」というものができあがります。

 

水やり

オキナワスズメウリは、春から夏にかけて生育します。生育旺盛です。夏の間は土が乾いたら、水をあげて下さい。

これによって、葉や茎がどんどん成長していき、グリーンカーテンとして活用することができます。

この期間がもっともオキナワスズメウリが成長する期間ですので、土の乾きにはご注意下さい。

関東以西・以南だと簡単に育てることのできる種なのですが、やはり南国の植物のため、四季のある時期を過ごす前提の植物ではありません。

夏と同様に、土が乾かないくらいの水やりをしてあげてください。

冬の間も、育てることは可能ではありますが、1年草のため、多くの場合、育て主が努力しても、11月を迎えるころには、ストライプの入ったカラフルな実を残し、枯れてしまいます。

ただ、1年草、2年草などの区別は、自生している環境での区別であって、努力次第では寿命を伸ばすことも可能です。

 

肥料・追肥

元肥を与える必要は特にありません

元肥以外の肥料も特には必要ないのですが、草の丈が1メートルから1メートル50センチに達したら、米ぬかや骨粉などを配合した、リン酸の多い肥料を与えて下さい。

この作業をすることによって、花を咲かせやすくなります。

窒素を含んだ肥料をあまり与えすぎると、植物が花を咲かせるのではなく、葉を育てる方向に力を注いでしまいます。

完全に1度きりのグリーンカーテンとして育てるのでしたら問題はないのですが、花の鑑賞、果実の鑑賞、来年以降の、果実から採れる種から再びオキナワスズメウリを育てたいのであれば、油かすや魚カス、硫酸アンモニアなどの窒素成分を多量に含んだ肥料はできるだけ控えて下さい。

 

用土

オキナワスズメウリは、水やりの頻度は少々高めになりますので、通常の園芸に使う、水はけの良い草花用培養土を用意して下さい。

 

植え替え・植え付け・種蒔

オキナワスズメウリを、種から育てるために適した時期は、およそ5月から6月です。

なお、発芽するには25℃以上の気温が必要です。

住んでいる地域や、その年により気候環境・気温は違うと思いますので、十分に暖かくなってから種を撒いて下さい。

タイミングを見計らって、鉢植えまたは花壇・畑に種を撒いて下さい。オキナワスズメウリの発芽は少々ゆっくりです。

発芽するまで、土が乾かない程度に適宜水やりして下さい。

また、土に直に種を撒いた場合は、夜間の間はビニールを被せて、土の温度を保って下さい、ビニールをかぶせることにより、通常よりも3℃から5℃も温度があがります。

これ以外の方法だと、鉢植えのケースでしか使えませんが、発泡スチロールの中に入れてしまうという方法もあります。

発泡スチリールは保温性に優れています。夜間の、土の冷却から守ってくれます。

段ボールで覆うという方法もあります。大気の冷え込む夕方よりもすこし前に、大きめの段ボールをかぶせて下さい。

日中は、このような防寒対策は必要ありません。たっぷりと日光に当てて下さい。

オキナワスズメウリが成長して、本葉が4枚から5枚になったら、並んだオキナワスズメウリの間隔を、40センチから50センチ空けて下さい。

そして、ツルが伸びてきたら、フェンスやネットにツルを誘導して下さい。

発芽の確率をあげるためには、ぬるま湯に1晩つけてから種をまくか、種をまく前に種の先端の尖っている部分を、紙やすりなどで傷をつけて下さい。

 

増やし方

オキナワスズメウリは、1年草ですので、実をならすと枯れてしまいます。なので、葉挿しや株分け、挿し木ができません。

種子から増やしましょう。オキナワスズメウリは多果性の植物です。

実はたくさんできるので、自分のところでできた実を近所にわける余裕があるくらいです。

オキナワスズメウリの実は、最初は緑色で、白い点線・ストライプを除いて、だんだんと黄色から赤色に染まってきます。

この赤くなった実は、だんだんとスカスカしはじめ、乾いてきます。梅干しをイメージしていただくと分かりやすいです。

中を見ようと開けると、バリバリ音を立てて割れていきます。すると、中から綿毛のような膜に包まれた、種が出てきます。

その膜は種をコーティングして、保護していたものです。まだこのタイミングでは、剥がさないで下さい。

膜をそのままにして、膜ごと取り出します。

そこから、種にぴったりまとわりついている綿毛のような膜を、ピンセット等細かいものをつまめるもので剥がしていって下さい。

この際に顔を近づけすぎると鼻息で種が飛んでいってしまうので、手を滑らさないようにもして下さい。

そして、コーティングされていたものをキレイにとりのぞくと、中から蚊の頭のようなヘンテコな形をしたオキナワスズメウリの種が出てきます。

1つの実から、おおよそ10個の種が入っています。

10個ぜんぶ上記した作業を行い、ネットなどを張り、シンク台などにおとさないようにして、キレイに洗って下さい。

洗った後は、日差しを避けて、涼しい日陰などで乾燥させて下さい。

ワタの膜をきれいに剥がし、ヨゴレも水で落として、乾燥させたオキナワスズメウリの種は、カップなどに入れて保存して下さい。

種の保存場所は、オキナワスズメウリに限ったことではないのですが、過湿と、高温と、さらには日光を避けることのできる環境が理想的です。

なので、冷蔵庫の中をおすすめします。これによって、1年しかもたない種も、数年もつようになります。

冷蔵庫が難しい場合は、比較的温度の変わらない状況を保てる場所に、乾燥剤などと一緒に保存して下さい。

この方法でも、種を来年また育てる気なのであれば、むしろ冷蔵庫で保管するよりも望ましい保存環境です。

 

病気・害虫

病気の心配はあまりありません。次に、害虫ですが、よくアシビロヘリカメムシというのがつきます。

アシビロヘリカメムシは。オキナワスズメウリなどの、ウリ科野菜を好んで害します。

アシビロヘリカメムシは、幼虫と、若齢幼虫での姿が大いに異なっていて、飛ぶ能力も高く、複数の寄生する植物を有しています。

ウリ科、柑橘類、マメ科などの植物の、果実または種子の汁を吸います。

アシビロヘリカメムシは、湿度の高い環境を好み、20℃から26℃の間の気温に孵化し、集団を形成します。

アシビロヘリカメムシによる被害としては、先程書いた吸汁以外にも、汁を吸った瘢痕が、果実を修復しようと、果実の奇形化・変形、果肉そのものの潰れ、また繁殖に欠かせない種子が欠損したりします。

果実や種子のみならず、植物全体が萎凋して、あまり美しいものになりません。

対策としては、成った果実に袋をかぶせることが1番効果的です。

この袋もビニール袋のような通気性の悪いものではなく、マスカットやりんごの栽培などで使われている、果実袋を用いて下さい。

薬剤による駆除方法としては、エトフェンプロックス乳剤や、ペルトメリン乳剤を用いる方法があります。

また、アシビロヘリカメムシが飛翔能力を獲得し、駆除が難しくなる前の段階の幼虫状態時に、割り箸や手袋などで虫を払うのも1つの方法です。

 

薬用や用途

オキナワスズメウリの主な使い方には2つあって、1つはグリーンカーテンとして使う方法です。

ネットにオキナワスズメウリのツタを這わせ、冷却効果・遮光効果が狙えます。

このグリーンカーテンは、大手のマンション建設業者からも推奨されていて、グリーンカーテンの設置をマンションの住人に、ガイドブックや種を渡すなどして設置を促しています。

日本には昔からヨシズというものがありますが、ヨシズは土から引き抜いて乾燥させた植物を使っているので、生きた植物の蒸散作用はありません。

ヨシズは、熱の26パーセント程度しかカットできないのですが、緑のカーテンは熱を多く反射するので、60パーセントもの熱をカットできます。植物が熱を逃がすために行う水分の放出が、建物内部の温度を下げてくれます。

建物内部の温度が下がると、冷房費も抑えることができて、グリーンカーテンは見た目に美しいだけでなく、経済的にも優れています。

平均的には、グリーンカーテンがあるのとないのとでは、およそ30パーセントも冷房費の節約になると言われています。

また、ヨシズと違って生きた植物ですので、日中は二酸化炭素を吸収して酸素をオキナワスズメウリは発しています。

グリーンカーテンを通過して、新鮮なできたての酸素を建物内に持ち込んでくれるのです。

もう一つのオキナワスズメウリの代表的な活用方法として、ハロウィンやクリスマスに使うリースの飾り付けです。

果実が熟すと赤色になる鮮やかさと、ストライプの模様が入っていることが理由と考えられます。

作り方は簡単で、まずリース土台を購入します。オキナワスズメウリはツタが長いので、ハート型でも輪っか型でも大丈夫です。

オキナワスズメウリのツルを、果実が前に向くようにして巻きつけて下さい。

ツルを刈り取る際には、できるだけ長いほうがいいです。

熟す前の緑色の果実も一緒に巻くと、色にバリエーションが出て美しいです。

オキナワスズメウリを、リース土台にいっぱいまきつけた後は、お好みで別の花や、リボンなども飾って下さい。

これでリースの完成です。

 

利用部分

オキナワスズメウリの実は、ハロウィンやクリスマスにのリースの飾り付けとして使われていて、網を張って、ツタを這わせ、グリーンカーテン(緑のカーテン)としてもよく使われています。

 

管理温度

オキナワスズメウリは、沖縄や台湾・インドなどに自生している植物です。なので、暑さには強くても、寒さには弱いです。

最低気温が、15度以上の環境を保っていないと、枯れたり、生育がうまくはかどりません

東北や北海道でオキナワスズメウリを育てる際には、日中は屋外に出して、可能であれば夜間は室内に取り込んで下さい。

最高気温が、何日にも渡って20℃を超えないようであれば、室内栽培に切り替えて下さい。

ですので、あまり寒い地域ですと、グリーンカーテンに用いるには難しい植物です。

 

種類・品種

オキナワスズメウリは、ウリ科の植物です。似たような名前の種として、スズメウリがあります。

スズメウリはオキナワスズメウリと違って、果実が熟すと真っ白になります。

しかし、スズメウリはスズメウリ属であって、オキナワスズメウリはオキナワスズメウリ属に含まれますから、系統は違います。

同じウリ科の植物ですと、ヒョウタン・ヘチマ・キュウリ・ツルレイシ(果実の名前はゴーヤです)などがあります。

沖縄の、低地の藪などに生えているクロミノオキナワスズメウリというものもあります。

こちらはオキナワスズメウリ属ではなく、スズメウリ属ですが、葉の切れ込みの浅さや、花の小ささ、実はさつまいものような楕円形で、縞模様が入っていませんから判別は容易です。

 

収穫

オキナワスズメウリの実が熟し始めるのは8月の下旬から、9月の初旬にかけてです。

ただし、この播種や、植え付けるタイミングが遅いと、11月や、12月ころにやっと果実が赤くなるということもあります。

果実がなった状態でないと熟さないということはなく、収穫して、どこかに吊るすなどして放置していれば、実は赤くなり始めます。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

オキナワスズメウリは雌雄異花で、黄色い小さな花をさかせます。

雄花の周りに雌花がたくさんつきます。そして雌花の下には、果実の形をした子房が膨らんでいます。

 

トリビア

風水

風水において、外からの光を遮る類のものは、「陰」に属していて、水回りにとくに「陰」の気が集中すると言われています。

緑色のものは健康の気を引き寄せる言われていますから、日光を防ぐ形でグリーンカーテンを設置すると、疲れや体調不良などを取り除いてくれると言われています。

 

花言葉

オキナワスズメウリの花言葉は、「イタズラ好きの」または「イタズラ好き」です。

おそらく果実の見た目の、おどけて一風変わった印象が由来と思われます。

 

由来伝承

オキナワスズメウリの名前の由来は、日本の本州・四国・九州や、韓国のチェジュ島に分布している「スズメウリ」から来ています。

沖縄にあるスズメウリのような植物ということで「オキナワスズメウリ」です。

スズメウリの名前の由来は、まずカラスウリというものがありそのカラスウリよりも果実が一回り小さいこと、その果実の白さから由来していると言われています。

なお、カラスウリの果実は白くなく、赤くて、スズメウリよりはオキナワスズメウリの果実に似ています。

 

まとめ

オキナワスズメウリは、園芸初心者にも育てやすく、グリーンカーテンや、リース土台に飾り付ける装飾品として大変人気の植物です。

グリーンカーテンは、植物そのものが日光を遮る効果であったり、茎から発散させる水分が、天然のみずまきとなって、グリーンカーテンの内部を冷却してくれます。近頃のマンションでは、グリーンカーテンを見かけることも多くなりました。

グリーンカーテンは、虫が寄ってきたり、落ち葉を処理する必要もあったり、手放しで賞賛・推奨できるものではないのですが、環境にも優しく、エコなグリーンカーテンは、今後ますます設置数を増やしていくことは間違いありません。

果実は熟すと真っ赤になって、誰かが絵の具で書き加えたような、白いストライプが模様として入ります。

リース土台に茎ごとくくりつけて、ハロウィンやクリスマとの彩りとして多く使われています。

同じ沖縄によく生えている植物にツルレイシ(ゴーヤ)がありますが、オキナワスズメウリは「ヤマゴーヤ」の別名でも呼ばれています。

どうやら近縁種のようです。スズメウリやカラスウリ、ウリ科の植物はいろいろありますが、その中でも最も美しいと言われているオキナワスズメウリ。

グリーンカーテンやリース土台に飾り付ける予定のない方であっても、伸びたツルからいっぱい成った鮮やかな縞模様の果実は、観賞用植物としてたいへん優れていますし、種を果実から取り出して、来年また植えるともう1度オキナワスズメウリを楽しむことが出来ます。

収穫した果実を、ご近所さんなどに配ってあげると大変喜ばれると思いますから、これを機に1度オキナワスズメウリを育ててみてはいかがでしょうか。

 

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