ヤブコウジの画像

ヤブコウジの育て方

  • サクラソウ科
  • ヤブコウジ属

ヤブコウジの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Ardisia japonica

別名

十両

原産地

日本〜中国

ヤブコウジの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
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9
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肥料

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開花

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剪定

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ヤブコウジの育て方の画像

ヤブコウジの育て方

ヤブコウジは、日本や東アジアを原産とするサクラソウ科のヤブコウジ属に分類される植物です。

濃い緑色の葉と赤い実とのコントラストが印象的です。

主にグランドカバーとしてや、お正月飾りとして古くから使われてきました。次から育て方について解説します。

ヤブコウジの基礎情報

ヤブコウジの日当たり

ヤブコウジは本来、日当たりがあまり良くない林床に生える陰樹ですので、強すぎる直射日光や乾燥にはとても弱い性質を持っています。

直射日光に当ててしまうと葉の部分が葉焼けを起こしてしまって、赤紫色へと変色します。

そのうち茶色くなって枯れていってしまいます。

そのため庭に地植えして育てる場合には、ひどく乾燥していない水はけが適度に良い半日陰や日陰で育ててあげるのが適しています。

戸外で鉢植えにして育てる場合には、5〜9月頃までは日陰で、4月と10月に関しては半日陰で、11〜3月頃までは風通しが良い日なたで育ててあげるようにします。

日陰の環境には強い性質がありますが、赤い実も楽しみたいという方は、ある程度の日差しも必要となってきます。

あまりにも日が当たらない薄暗いところで育ててしまうと、花つきが悪くなり、結果的に実つきも悪くなってしまいますので注意する必要があります。

 

ヤブコウジの置き場所

ヤブコウジは、鉢植えや庭に地植えするのが適しています。

山の林内などに自生している植物のため、日差しが強い場所は避けてあげるようにする事が基本となってきます。

乾燥も良くありません。ただし赤い実も楽しみたい場合には、ある程度は日光に当ててあげる事も必要になってきます。

典型的な陰樹の性質は持っていますが、かと言って過度に暗い場所で育ててしまうと、花つきや実つきは悪くなってしまい、緑色の葉とのコントラストを楽しむ事ができなくなります。

半日陰や明るい日陰に鉢植えにして置いたり、庭に地植えしてあげるのが、ヤブコウジを育てる環境としては一番適しています。

 

ヤブコウジの水やり

ヤブコウジは、少し湿り気を含んでいる土壌が好きです。

乾燥を嫌う性質がありますので、鉢植えで育てる場合には、土の表面を見て乾いていたら十分な水やりを行うようにして下さい。

庭に地植えして育てる場合には、基本的には降雨任せにするので大丈夫です。

しかしあまりにも乾燥しやすい時期や、夏場に日照りが何日も続いてしまうような時には、水やりをしてあげる必要があります。

特に鉢植えでは、ひどく乾燥させる事がないように気をつけましょう。

庭に地植えする時には、適湿地を選んで植え付けるようにすると、その後の水やりの手間が軽減されるのでオススメです。

ヤブコウジは、晩秋から冬の寒い時期にかけて赤い実を付けます。

また葉も一年を通じて観賞する事ができます。

そのため冬の時期であっても休眠期ではありませんので水やりは必要となってきます。

基本的には夏場の水やりと同様ですが、冬は根っこからの水分の吸収率や蒸発量は控えめになっているので、夏場よりは少な目に行う程度で大丈夫です。

湿り気のある環境は好みますが、かと言って多湿過ぎるのは良くありませんので、この時期の水のやり過ぎにはくれぐれも注意をするようにして下さい。

 

ヤブコウジの肥料・追肥

ヤブコウジは、年2回、2月と7月に、油かすの中に骨粉を混ぜたものを株元部分に軽めに混ぜ込むようにして下さい。

もしくは緩効性の肥料でもOKです。肥料は多肥にしなくて大丈夫なので、少なめにするようにしましょう。

鉢植えで育てる場合には、液体肥料でOKですので、2週間に1回を目安として与えてあげるようにして下さい。

しかしヤブコウジは全く肥料を与えない場合であっても、枯れてしまうというような事はほぼありません。

ただし赤い実の実つきに関しては、肥料をあげた場合と比べるとやはり悪くなってしまうため、できれば肥料をあげるようにした方が良いと思います。

 

ヤブコウジの用土

ヤブコウジを育てる際は、それほど用土を選ばないのですが、根腐れを起こしてしまうことがあるため、水はけが良い土作りを念頭に入れておくことが大切になります。

土を自作する場合には、「赤玉土3:腐葉土1」か、「鹿沼土2:軽石1」の割合で配合して作った土が適しています。

庭に地植えする場合には、いつもじめじめとしているような場所は避けて、腐葉土などの有機質が豊富に含まれた土壌を選ぶ必要があります。

常にジメッとしている環境もダメですが、かといって乾燥し過ぎる場所も嫌う性質がありますので気をつけるようにして下さい。

具体的には一般的な用土の中に、腐葉土を多めに混ぜて水持ちを良くさせるようにしますが、腐葉土が多過ぎても土がジメジメとし過ぎてしまうため、その分量には特に注意が必要です。

 

ヤブコウジの植え替え・植え付け・種蒔

ヤブコウジの植え付けや植え替えをを行う場合には、新芽が伸びてくる前の2〜4月頃、もしくは季節的に涼しくなる9〜11月頃を見計らってするようにして下さい。

ヤブコウジの場合には、これ以外の時期であっても行う事は可能なのですが、その場合であっても、必ず新芽が伸びている時期だけは行わないようにする事がポイントとなりますので覚えておくようにしましょう。

またヤブコウジは、地下茎を拡大して株を増やしていく性質がありますので、鉢植えの場合では、根鉢を崩した後に、葉っぱがでていない古い株については切り離してから、同じサイズの鉢の中に植え替えるようにします。

古い株ですが、別の鉢に植え替えればまた新芽が伸びてきますので大丈夫です。

もし大株にして育てたいというような場合には、今よりも一回りサイズの大きな平鉢などの中へ植え替えるようにして下さい。

植え替えの回数ですが、目安として数年に1回程度行うようにすると良いでしょう。

ヤブコウジの植え付けを行う時には、腐葉土やピートモスを事前にすき込んで水はけが良い土の中へ植えるようにして下さい。

植え付ける時は、あまりにも暑い時期や寒い時期は上手くいかない場合もありますので、慎重に植え付けるようにしましょう。

またヤブコウジは、剪定や仕立ては殆ど行う必要がありません

しかし、伸びすぎている枝の先端部分を剪定するようにすると、枝が増えるのでよく葉っぱも茂るだけでなく、その丈も低く抑える事ができますのでオススメです。

 

ヤブコウジの増やし方

ヤブコウジは一般的には、挿し木と種蒔、株分けで増やしていく事ができます。ヤブコウジには斑入りの品種があります。

こういった品種に関しては結実がしにくい特徴を持っているため、挿し木で増やす方法が適しています。

挿し木のやり方ですが、3〜6月頃に、剪定した際の枝を利用して挿し木を行う事が可能です。

まず3cmくらいの長さになるように枝をカットします。

そしてそれを、鹿沼土(小粒サイズ)や赤玉土( 小粒サイズ) 、挿し木専用の土を使って挿して下さい。

挿した後は、日陰でかつ風が当たらないような場所で、水切れに注意しながら管理をするようにします。

ヤブコウジは野生種に関しては、種蒔で増やす事が可能となっています。

適期は9月下旬〜12月頃となっています。やり方ですが、熟した果実を収穫した後、水洗いをしてよく果肉部分を落とします。

種だけを赤玉土(小粒サイズ)などの中へ蒔いて下さい。

種蒔をした鉢は、戸外に置いて乾燥させないように注意して管理をすれば、翌年の春頃には発芽してきますので気長に待つようにしましょう。

株分けで増やす場合には、ヤブコウジは地下茎を伸ばしていって増えていく性質がありますので、その地下茎を切り分けると株分けする事が可能となっています。

株分けをするのは、植え替えを行うタイミングで行うようにすると良いでしょう。

 

ヤブコウジの病気・害虫

ヤブコウジは病気に関しては強い性質を持っていますので、殆ど心配する必要はありません。

しかし害虫については、ハマキムシやアブラムシ、カイガラムシが発生して被害を受けてしまう事があります。

ハマキムシというのは、数枚の葉っぱをつづり合わせたり、葉を巻いたりして食い荒らしてしまう害虫です。

アブラムシとカイガラムシは、植物から大切な栄養分を吸い取ってしまう害虫です。

どの害虫も、特に春〜秋頃にかけて発生しやすいため、よく観察して早めに対処を行うようにします。

アブラムシやハマキムシに関しては、薬剤散布による駆除が効果的です。

しかしカイガラムシは、薬剤が効きにくいという特徴があるため、まだ発生がごく少ない時期に、歯ブラシを使って丁寧にこすり落として駆除を行うようにして下さい。

 

ヤブコウジの管理温度

ヤブコウジは元々が、山野の林の中などに自生をしている陰樹の性質を持つ低木性の樹木であるため、強い直射日光や乾燥を嫌う性質があります。

強すぎる日差しの下では、葉焼けを起こしてしまう緑色の葉っぱが赤紫色へと変色し、最後には茶色くなって枯れてしまいます。

そのため、明るい日陰や半日陰になる場所で管理して育ててあげるのが最適です。

しかしあまりにも暗すぎる場所で管理をしてしまうと、赤い実の付き方が悪くなってしまうため、適度な日差しも必要にはなってきます。

また乾燥した土壌よりも、少し湿り気がある土壌の方が向いています。

しかし水はけが良い事が絶対条件となりますので、常にジメジメしてしまうような土壌は根腐れを引き起こしやすくかえって良くありませんので注意が必要です。

また冬場は、鉢が凍ってしまわないような場所に移動した方が良いでしょう。

弱い日差しの下でも育てる事はできるので、室内で鉢植えにして育てる場合には、窓際などの明るい場所でなら大丈夫です。

 

ヤブコウジの種類・品種

ヤブコウジには、「シロミヤブコウジ」、「シラタマコウジ」のような白い実を付けるものや、「サンシキヤブコウジ」のような葉の部分に白や赤色の斑が入るもの、「ツルコウジ」のように茎が半分程度、地を這うように伸びて生長するものなどが知られています。

またヤブコウジの変種では、「ホソバヤブコウジ」のような葉の部分が細いものがあります。

 

ヤブコウジの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

毎年夏頃になると白色もしくは薄いピンク色の可愛らしい小さな花が下向きに咲きます。

 

ヤブコウジのトリビア

ヤブコウジの風水

ヤブコウジには、幸運とお金を呼ぶこむ力があると言われています。

 

ヤブコウジの花言葉

ヤブコウジの花言葉は、「明日への幸福」です。

プレゼントするにはピッタリですね。

 

ヤブコウジの由来伝承

ヤブコウジは、果実や葉の部分が「柑子(コウジ)」によく似ており、山地の藪(ヤブ)の中に生えることから、ヤブコウジ(藪柑子)と名付けられました。

別名には、「十両(ジュウリョウ)」があります。

 

まとめ

日本人に古くから親しまれ愛されてきたヤブコウジの育て方について今回はご紹介してきました。

低い位置で茂って生長するため、庭のグランドカバーにもとてもオススメです。

緑色の葉っぱと、赤い実の対比がとても綺麗で、初心者にもあまり手間が掛からないため育てやすい植物です。

ぜひ一度育ててみて下さい。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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