クルクマの画像

クルクマの育て方

  • ショウガ科
  • クルクマ属

クルクマの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Curcuma

別名

原産地

東南アジア

クルクマの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
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4
5
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肥料

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開花

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クルクマの育て方の画像

お酒の飲み過ぎに欠かせないウコン。

カレー粉のターメリックや、黃染料として使われることのあるウコンの親戚に、

クルクマという観賞を目的で栽培される種類があります。

美しい紫寄りのピンク色の花を咲かせるクルクマの魅力に迫り、自宅で育ててみましょう。

基礎情報

日当たり

クルクマはインドや熱帯アジアに生息する、高温多湿を好む植物になります。

そのため、日光を好みます。

日当り良好な場所や、一日のうちでも朝から日中にかけて、温かな光が差し込んでくる、半日陰のような場所で育てましょう。

日光によく当たると花つきがよくなり、葉姿もきゅっと締まったものになります。

間延びしないよう、コンパクトで引き締まったクルクマにしたいなら、十分日光には当てるべきです。

暑さに耐性があるので、越夏にそれほど気を配らなくても大丈夫です。

気をつけるべきは越冬です。

 

置き場所

鉢植えならば野外か、日の差し込むベランダや明るい窓際です。

地植えならばポカポカと気持ちのいい、暖かなひなたが入る場所がクルクマにとってベストです。

暑さに耐性があるので、夏場の暑い時期でも気にせず外に出しておけます。

ただし、寒さにはとても弱いので、地植えしたならば、冬に入る前に球根を掘り起こさなければなりません。

根茎を地中に埋めたまま放置すると、芽を出さずに翌年に枯れてしまう場合があります。

冬場は根茎を他の用土に植え替えて、暖かな室内に置いて越冬させましょう。

そうすることで、来年も美しい花を観賞でき、数を増やすことも可能になります。

凍えさせないように注意しましょう。

 

水やり

クルクマの夏場の水やりは、鉢底からあふれるぐらいたっぷりあげます。

土が乾いたらあげましょう。

生育期はとくに水切れを嫌うので、毎日あげてもいいぐらいです。

日によっては朝あげて、夕方にもう一度あげてよいでしょう。

毎日、土の乾き具合をチェックしてから、あげるようにしてください。

庭植えや地植えの場合も、土が乾いてからあげることを基本にしてください。

梅雨に連続して雨が降るようなことがあるなら、根が腐りやすくなるので、長雨にさらさないことをこころがけてください。

 

 

クルクマは生長のピークに達する、秋頃までに花を咲かせます。

開花すると、14日ほど咲き続きます。

10月から来年の3月にかけて、すでに地上部は花が咲き終わって枯れ、根茎のみが地中に埋まっている状態になります。

この状態で水やりはしません。

冬場に水やりをすることは必要ありません。

それよりも、寒さ対策に力を入れなければなりません。

クルクマは寒さが苦手なので、

できるかぎり地中に根茎を埋めっぱなしにしないよう、掘り起こして、バーキュライトなどの予備鉢に避難させます。

掘り起こすのが面倒であれば、そのままでもかまいませんが、土の中でも10℃を切らないように気温は保たせましょう。

避難させた球根は、常に温かい室内で置いておくと、春が過ぎたころにまた植えることができます。

 

 

肥料・追肥

クルクマは多くの栄養分を必要とします。

発芽する夏場の時期は、多めに追肥しましょう。

生育期である夏から秋にかけて肥料が不足すると、花つきや本数が格段と減ります。

元肥として緩効性の大粒の肥料を混ぜておきましょう。

生育が活発な7月から10月までは、月に2〜3回の割合で速効性の液体肥料を与えます。

 

 

用土

一般的にネットやホームセンターで市販されている、観葉植物の培養土でかまいません。

水はけと水持ちがよいものにするため、赤玉土、腐葉土、ピートモスなど有機物が多く含まれた土を混ぜてつかってもよいでしょう。

割合は4:3:3の比率にし、ピートモスは元肥としても、クルクマには適しています。

一株につき、緩効性の化成肥料を土に混ぜておきます。

前述の通り、多くの肥料を必要とするので、多少やりすぎても問題ありません。

 

 

植え替え・植え付け・種蒔

球根を植えてみましょう。クルクマは球根植物です。

花が枯れても、球根が地中に残ります。

一年のうちで花を咲かせて散るので、植え替える必要はありません。

秋までに花が散った後の球根を掘り上げ、冬は保温に気をつけて越冬させ、

春から初夏にかけて、また球根を植えて循環させます。

5月の中旬から梅雨の時期までが、植え付けに適正な時期です。

縦に長く大きめの球根になるので、てっぺんの発芽体が地中から5センチぐらいのところにくるよう調整すると、

倍の20センチほどの穴をあらかじめ掘ります。

越冬させた球根を埋めたら、1ヶ月ほどで発芽します。

秋までに、早めに花を咲かせたいのであれば、ペットボトルの底を切り取ったものを球根の上にかぶせ、

簡易の保温装置を作ってみてもいいでしょう。

温度が高ければ、それだけ早く発芽します。

高温処理といって、大体20℃から30℃の気温に一ヶ月さらすことで、発芽が適切な時期になされます。

高温処理をしなかったからといって、支障はありませんが、

寒い時期に入る前にまた球根の掘り上げをしたいので、余裕があればやってあげるといいでしょう。

発芽してからは、水やりをたっぷりあたえてください。

乾燥させないように心がけましょう。

 

 

増やし方

効率の良い増やし方としては、冬が訪れる前の株上げした際に、何個か分珠することです。

上手に育てていると、1個の株から3〜4個ほどの子球根まで増えます。

切り取って植えれば、数を増やせます。

この時間違って、ミルクタンクと呼ばれる、栄養貯蔵庫の丸っこい部分は切らないように注意しましょう。

根の先端についた丸っこい部分は、クルクマの養分貯蔵体と呼ばれる大事なところです。

根のつながった発芽体の部分から株分けして、春の時期に親元となった球根と一緒に植えると、数が倍増していきます。

 

 

病気・害虫

病気や害虫の心配は特にありません。

もしもクルクマの様子がおかしく、葉の色が茶かかって元気がなくなってきたら、

害虫や病気よりも育て方に問題があるかもしれません。

根本にコバエが多く発生していたり、腐った匂いがすると、病気よりも根腐れをおこしている可能性が高くなります。

 

 

管理温度

冬の根茎は室温が10℃以上ある室内で管理します。

あまりに寒い地方だと、根茎を避難させた鉢ごと凍ってしまうこともあるので、

納屋や冷たい空気が入ってくる窓際や玄関口で管理することは避けましょう。

 

種類・品種

クルクマは英名を「ヒンドゥー・リリー」といい、ショウガ科ウコン属に分類されます。

熱帯アジアやオーストラリア、アフリカに生息する多年草で主に観賞用に栽培されます。

代表的な種類が「クルクマ・アリスマティフォリア」といい、「クルクマ・シャーロム」の通り名として、一般には流通しています。

これらはタイが主な原産地ですが、大阪花万博に出品して以来、球根の需要がぐんと高まりました。

他に「クルクマ・ペティオラタ」「ピンクパール」、「チェンマイルージュ」、「チェリープリンセス」など華やかな名前の種類があります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

直径3センチほどの球根から、四方に根をはやし、

その先端に養分を貯蔵できる「ミルクタンク」と呼ばれる、小さな球根をたくさんつけます。

そこから発芽して、初夏から秋口にかけて、茎の先端に花を咲かせます。

松明を思わすトーチ型をし、ハスのように白いものから、紫寄りのピンク、紫と美しく咲き乱れます。

ただしこの花のような部分は、実は花ではなく、つぼみを包んでいた花弁であり、

実際の花は、その花弁の奥で小さく咲いています。

覗き込んでみると、青紫や黄色と、外の花弁とは違った色の花を咲かせています。

 

トリビア

風水

ウコンの漢字を割ってみると「鬱」と「金」です。

鬱(うつ)は近年でも深刻な精神病として問題になっている症状です。

しかし漢字の意味では、うっそうと茂るといった使われ方をするように、草木が盛んな状態を意味します。

ウコンは「盛んな金」と書くため、風水では金運をあげる色として大変人気が高いです。

江戸時代にも風水の考えは浸透し、ウコン色の財布や風呂敷を持って町民たちは縁起を担いだそうです。

今日からウコン色の長財布を持って、金運を呼び込むこみましょう。

 

花言葉

見た目の華やかな苞とは違って、ひっそり隠れた地味な花を咲かすその姿から、クルクマには「忍耐」という花言葉があります。

面白いことに、サボテンや木蓮にも同じ「忍耐」という花言葉がつけられています。

ほかに「乙女の香り」や「因縁」という、ちょっと変わった花言葉がクルクマにはあります。

因縁をつけられるという言葉があるように、後者の意味は、あまり良い印象を受けませんね。

クルクマの全体的な花言葉に「あなたの姿に酔いしれる」とあります。

ハスに似た花を咲かせることから由来となります。

 

 

由来伝承

紀元前600年に繁栄したアッシリア帝国。

その「アッシリア植物誌」と呼ばれる書物に、すでに着色用植物としての記述があります。

中近東で用いられ、「Curcuma:クルクマ」は、黄色の意味をもつアラビア語の「Kurkum:クルクン」に由来します。

日本でもウコン色と言われるように、ウコンの根は江戸時代の紬や小袖の着物に染められ、

染め物の染料としても、昔から日本人には馴染みがあります。

ウコンは漢字で「鬱金」と書き、シルクロードを経て、奈良時代にインドから日本へと伝来しました。

鮮やかな黄色という、中国語の呉音である「鬱金:ウッコン」がいつしかなまって、ウコンと読まれるようになりました。

生薬としても知られ、漬物のたくあんは、ウコンから抽出した着色料で染められています。

 

 

まとめ

今回はウコンの親戚であるクルクマの魅力と、その育て方を紹介しました。

生薬や食用だけにとどまらず、観賞用としても評価の高いクルクマは、美しいハスのような花を咲かせます。

しかし、花と思っていた部分は花ではなく、内側に小さな花を咲かせる姿から、

忍耐という花言葉が生まれ、見た目のギャップに驚かされます。

球根の植え替えなど大変ですが、ぜひともそだててみましょう。

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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