シレネは種類によって、一年で枯れてしまうものや毎年咲いているもの、生長して小さな木のようになるものなど、種類によってさまざまな顔を持つ植物です。今回はそんなシレネの育て方について解説していきます。

シレネの日当たり

Photo by よりさん@GreenSnap

シレネは日向を好みます。ただし、種類によっては高温多湿に弱い種もあるので、鉢植えで育てる場合、夏は明るい日陰で育てるのが好ましいです。花壇などで育てる場合は、日の当たる場所で育ててあげましょう。

シレネの置き場所

シレネは太陽の光を好みますが、高温多湿な環境を好みません。そのため、夏などにベランダなどで放っておくのはやめましょう。

シレネを鉢植えで育てる場合は、明るい日陰で保管します。花壇の場合は、日なたでも大丈夫です。

また、シレネは寒さに強く、冬は氷点下になっても枯れないという長所があります。

シレネの水やり

Photo by 美月さん@GreenSnap

夏の水やり

シレネはほかの植物よりも、乾燥している状態を好みます。土が乾いたら、たくさん水を掛けてあげましょう。ただし水をあげすぎると、根元が腐ってしまうので月に数回程度でとどめておきましょう。

シレネを花壇で育てる場合は、水やりは必要ありません。また、土の排水性を高めるために植える前に鉢底石を置くなどしてあげるとよいです。

冬の水やり

シレネは夏に開花し、冬に枯れてしまう植物ですので、冬の水やりは不要です。

シレネの肥料・追肥

シレネを花壇で育てる場合は、肥料をあげる必要はありません。むしろあげすぎてしまうと、根が傷んでしまいます。

鉢植えで育てる場合でも、肥料をあげるのは月2回程度に止めておきましょう。

シレネの用土

シレネを育てるときは、水はけのよい弱アルカリ性の土を使うようにしましょう。

シレネの種まき・植え替え・植え付け

Photo by ビアンコさん@GreenSnap

シレネを植え付ける時期は、春頃か秋頃になります。

多年草のタイプは数年に一度、植え替えも兼ねて株分けをするようにしましょう。植えたまま放置しておくと、根も古くなり枯れやすくなります。

シレネの増やし方

シレネの増やし方には、「種まき」か、「挿し芽」、または「株分け」などの方法があります。

シレネの育て方で注意すべき病気・害虫

シレネは病気にかかりにくい花ですが、春や秋にはアブラムシが発生しやすくなります。定期的に葉の裏側を見て、アブラムシが付着しているようなら取り除いてあげましょう。

シレネの管理温度

Photo by Chieさん@GreenSnap

シレネは耐寒性が強く、氷点下になっても枯れないという強みがあります。しかし高温多湿を嫌うので、夏場などは注意です。

鉢植えで育てる場合は、明るい日陰で育ててあげるようにしましょう。

シレネの花言葉

Photo by ねこ♥さん@GreenSnap

シレネの花言葉は「偽りの愛」、「未練」、「しつこさ」、「罠」、「誘惑」などです。

シレネの花を育ててみよう！

今回はナデシコ科のシレネについてご紹介しました。

シレネは耐寒性があり、寒さに強いという一面も持っています。粘着質なだけでなく、実は我慢強い植物でもあるのです。

そしてシレネは小さな花が集まって、大きな花ように見えます。マイナスの花言葉だからと、贈るのやめずに、「小さな努力が開花しますように」という願いを込めて贈られてみてはいかががでしょうか。

※トップ画像はPhoto by AKIさん@GreenSnap