ポインセチアの育て方|水やりや挿し木のコツ、枯れる原因は?植え替えは必要?

  • トウダイグサ科
  • ユーフォルビア属

クリスマスシーズンに飾られる花として知られているポインセチア。鮮やかで存在感もあり、花持ちも良いことから、ガーデニング初心者からも人気となっています。ただし、ポインセチアは短日処理と呼ばれる作業が必要なため、育て方にも少しコツが必要です。今回はそんなポインセチアの育て方を詳しくご紹介していきます。

ポインセチアとはどんな花?

赤い花を咲かせているように見えるポインセチアですが、実はその赤い部分は全て葉っぱです。その葉っぱの形が、キリスト教の聖地であるベツレヘムの星と似ていることから、クリスマスに飾られる花として親しまれてきました。

冬の花を代表する存在ですが、実は乾燥には強い一方、耐寒性は弱いため、栽培する場所には少し注意が必要です。

また、ポインセチアは日照時間が12時間以下で、温度が15〜20℃の日が1ヶ月以上続かないと、葉っぱが鮮やかに色づかないという性質があります。きれいな花姿に育てるためにも、短日処理を行ってあげましょう。

ポインセチアを育てる場所・日当たり

春・夏の時期

ポインセチアは日当たりのいい場所を好みます。日光をあてることで、枝が伸び、色鮮やかな葉っぱを大きくしてくれます。

そのため、ポインセチアの生育期である5月から10月頃にかけては、日光があたる屋外に置いて育てましょう。

秋・冬の時期

秋になって気温が15度を下回る頃になってきたら、室内に取り込み、日のあたる場所で管理をしてください。

冬の間は、窓際は気温がぐんと下がってしまうので、様子を見て窓際に置き続けても大丈夫かを見極めましょう。ポインセチアの下葉が落ちてきたら、要注意です。

ポインセチアの短日処理

ポインセチアの葉っぱを色鮮やかにしたい場合は、短日処理を行ってください。

短日処理とは、一定の時間ポインセチアを日光にあて、そのあと日光を遮断することによって、冬が来たと錯覚させる方法です。これにより、早めに色づいたポインセチアを見ることができます。

短日処理を行うには、ダンボールなどの箱で光を遮る必要があります。色をつけたい時期の2ヶ月前から始め、毎日17時から翌朝の7時まで、ポインセチアをダンボールなどで覆い、その上から布を被せることで、日光や蛍光灯の光を遮断することができます。

ポインセチアの寿命を伸ばしたいという場合は、この短日処理を9月の中旬頃からはじめるのがおすすめです。

ポインセチアの土づくり

ポインセチアは、水はけと水持ちのいいバランスのとれた土を好みます。

はじめてポインセチアを苗から育ててみたいという人や、植え替えをやってみたいという人は、市販で販売されている観葉植物の培養土や、花や野菜用の培養土を使ってみてください。

自分で土を配合する場合は、赤玉土の小粒を7、腐葉土を3の割合で混ぜた土を使ってください。そのほか、赤玉土の中粒を5、腐葉土を3、酸度調整みピートモスを2の割合で混ぜ込んだ土もよいでしょう。

それらの配合でつくった土に、リン酸が少し多めに含まれている緩効性化成肥料を加えてから、1週間寝かせこむと、ポインセチアを植える土として使うことができますよ。

ポインセチアの肥料・追肥

春・夏の時期

ポインセチアは基本的に肥料を好みます。

ポインセチアの生育期である5月から7月の間には、薄めた液体肥料を1ヶ月に1回のペースで与えてください。8月から10月の間には、緩効性の固形肥料を1ヶ月に2回施すようにしましょう。

ほかにも、4月から10月の間、化成肥料を1ヶ月に1度与えるだけでも構いません。ポインセチアの花が開花したあとには、液体肥料を月に3回与えるようにしてください。

また、春の植え替え後は2ヶ月に1度のペースで追肥をしましょう。

秋・冬の時期

ポインセチアが休眠期に入っている冬の間は、根が栄養を吸収する力を持っていないので、肥料を与える必要はありません。吸収する力がないので、肥料を与えても無駄になってしまいます。

ポインセチアの水やり

春・夏の時期

ポインセチアは生育期である春から秋にかけては、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るほどにたっぷりと水を与えてください。

夏の強い日差しの下でポインセチアを育てているときには、よく水を吸い上げてくれるので、毎日水やりをする必要があります。水が茎や葉っぱにかからないように注意し、株元に向かって水を注ぐようにしてください。

秋・冬の時期

冬はポインセチアの成長が鈍るので、水やりは夏よりも控えめに行います。

ポインセチアの苗の植え付け・植え替え

ポインセチアは季節によって育てる場所を屋外から室内へと変える必要があるため、鉢植えのまま育てることが一般的です。地植えで育てることもできますが、霜にあたってしまうと枯れるので、その分栽培難易度は少し高くなります。

なお、ポインセチアの植え替えは、毎年必要です。植え替え時期として一番適しているのは、十分に暖かくなり、株が生育をはじめる4月の中旬ごろです。

植え替えのときには、根鉢の3分の1を崩し、一回り大きいサイズの鉢に植え替えておきます。このとき、古い土は半分くらい落してから新しい鉢に植え替えておきましょう。

ポインセチアの育て方で注意すべき病気・害虫

ポインセチアに寄生することの多い害虫には、オンシツコナジラミやカイガラムシ、アブラムシといったものがあり、この害虫は茎や葉にひっついて、植物の栄養を吸い取っていってしまいます。

この害虫を予防するには、ポインセチアを風通しのいい場所に置いて管理し、霧吹きで葉っぱに水を吹きかける必要があります。害虫を見つけたときには、薬剤を散布して駆除する必要があります。

このほか、ポインセチアの苗を植え付ける際に防虫剤を土に混ぜ込んでおくと、害虫予防に効果があります。

特にカイガラムシは放っておくとすぐに繁殖するため、見つけたらすぐに駆除しておきましょう。カイガラムシが成虫になってしまうと、体を固くしてしまい、農薬や薬剤が効かなくなってしまうこともあるので、幼虫のうちに駆除をしていおきます。

成虫になったカイガラムシを見つけたときには、歯ブラシでこすりおとしてください。

ポインセチアの剪定・切り戻し

ポインセチアの花が枯れ始めたら、思い切って剪定をしていきましょう。剪定をしてあげることで、下部の形をきれいに保てるほか、風通しが良くなり病気や虫の発生予防にもつながります。

ポインセチアの剪定は、半分から1/3程度までの枝を大きく切り詰めます。そのあとは、水やりを控えて休眠させます。

春になり気温が上昇し始めると新芽が出てくるので、水やりを再開してください。春から秋の生長期は表土が乾いたら、たっぷりと水やりを行いましょう。

ポインセチアの増やし方(挿し木)

ポインセチアの増やし方としては、「挿し木」が一般的です。挿し木をする時期は、発芽する5月から7月の間か、9月から10月の間が適期となっています。

このとき、ポインセチアの切り口から出てくる乳白色の樹液に注意しましょう。直接触ってしまうと、皮膚が弱い人はかぶれてしまうことがあるので、水につけて洗い流すようにしましょう。

新芽の生えている枝を、5センチから10センチほど斜めに切り取り、上にある葉っぱを2枚から4枚残して、ほかを切り落とします。カットした枝の切り口は1時間ほど水につけ、赤玉土の小粒か酸度調節済みのピートモスを鉢に入れて湿らせます。

指や割りばしなどを使って土に穴をあけてから、そこに枝を挿し、明るい日陰で風通しがいい室内に置いて管理しておきます。根が出るまでは葉水を与えます。

20日から30日ほど経った頃に、根と新芽が生えてくるので、このときに4から5号鉢に植え替えて下さい。そのあとからは、通常通りに管理して育てることができます。

ポインセチアが枯れる原因と対策

寒くて湿った場所を苦手とするポインセチアは、気温が10度を下回ることのない場所に置くことがポイントです。

乾燥には強い植物なので、土がちゃんと乾ききったときに水やりをしても、すぐに枯れることはありません。きちんと日光にあててあげましょう。

また、ポインセチアは夏場の直射日光も耐えてくれるので、葉焼けの心配はほとんどありませんが、室内に入れてエアコンの風にあたらり続けると乾燥してしまい、葉っぱを枯らす原因になってしまいます。

ポインセチアを室内に入れたときは、必ずエアコンの風が直接当たらない場所に置きます。

ポインセチアの種類・品種

クリスマスを飾る植物として人気のでているポインセチアは、品種改良などが行われて、その種類も増えてきました。

ポインセチアの種類の一つであるウィンターローズは、色づいた部分が八重になっているため、ボリューム感あふれる姿がバラのようにも見えることから、一番人気のある種類となっています。

薄い桃色の葉と梅の花のような色に染まった葉、二種類の色の葉を一度に見せてくれるプリンセチアは、可愛らしい姿が人気で、2009年のフラワーオブザイヤー最優秀賞など、色々な賞に輝いた品種として知られています。

カルーセルピンクという品種は、フリルのように咲いた葉っぱが可愛らしいことで評判です。落ち着きあるピンク色をしていることから、洋風のデザインの家具と相性が良く、室内を華やかに彩ってくれるインテリアとしても働いてくれます。

黄色がかっている白い葉っぱのレモンスノーは、優しくもやわらかな色合いが目を楽しませてくれる品種として人気で、定番である赤いポインセチアとセットで購入する人が多いとされています。

ポインセチアの花

ポインセチアの花に見えるものは、冒頭でも説明しましたとおり、実は葉っぱです。これはつぼみを包んでいた苞という葉っぱが変化したもので、ポインセチアの花は苞の中央に小さく咲いています。

緑色で丸い形をした花弁は、サイズが小さいため、葉っぱに隠れてしまっていることがほとんどです。

花言葉

ポインセチアの花言葉には、「祝福する」、「幸運を祈る」、「私の心は燃えている」、「聖なる願い」「聖夜」、「清純」などがあります。

ほかにも白色のポインセチアには「あなたの祝福を祈る」といった花言葉があり、ピンク色のポインセチアには「思いやり」や「純潔」といった花言葉がつけられています。

ポインセチアの育て方を覚えて、鉢植えや寄せ植えを楽しもう!

クリスマスフラワーとも呼ばれるポインセチア。

鉢植えとしてだけでなく、寄せ植えやハンギングにもぴったりですので、ぜひポインセチアを育ててみてくださいね。

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ポインセチアの基本情報

ジャンル
草花
形態
低木
学名
Euphorbia pulcherrima
別名
ショウジョウボク
原産地
メキシコ

ポインセチアの性質

栽培難易度
普通
耐寒性
やや強い
耐暑性
やや強い
耐陰性

時期

種まき
3月 、4月、5月
植え付け・植え替え
3月 、4月、5月
肥料
5月 、6月、7月、8月、9月、10月
開花
1月 、2月、12月
剪定
3月 、4月、5月

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