ワスレナグサの画像

ワスレナグサの育て方

  • ムラサキ科
  • ワスレナグサ属

ワスレナグサの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Myosotis sylvatica

別名

忘れな草

原産地

欧州

ワスレナグサの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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勿忘草(ワスレナグサ)の育て方の画像
ヨーロッパの湿地や水辺を原産とする、ムラサキ科・ワスレナグサ属の花の総称を呼びます。「私を忘れないで」という花言葉が有名なので、ミオソティスという花名よりもワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)の名で一般的かもしれません。春から夏にかけて開花期も長く楽しめ、一度植え付けてしまえば、こぼれ種でどんどん増える強い植物です。

ワスレナグサ(勿忘草)の育てる場所


日当たりと水はけのよい土を好みます。暑さと過湿を嫌うので風通しの良い場所で育てましょう。お日様が好きなので、日当たりのよい場所から明るめの半日陰で育てましょう。

ワスレナグサ(勿忘草)の種まき

忘れな草は種からでも苗植えでもよく育ちます。種から育てる場合は、9月下旬から10月が適期です。秋に直まきするか、種をまいたポット苗を冬越しさせて春に植えつけることもできます。こぼれ種からの発芽率もよく、一度植え付けておけば翌年からもたくさんの花を咲かせてくれるでしょう。

ワスレナグサ(勿忘草)の水やり

暑さと乾燥に弱いので、育てるときは水切れに注意しましょう。春植えの場合は、土の表面が乾き切る前にたっぷりと水やりをします。冬や庭植えの場合でも、乾燥したらたっぷり水やりしてください。春から夏にかけては特に土が乾燥しやすいので、こまめにチェックしてくださいね。

肥料

植え付けの際、緩効性の化成肥料を適量、土に混ぜて元肥とします。追肥はリン酸とカリウムが多めの液体肥料を施すとよいでしょう。勿忘草は、土が肥え過ぎると花つきが悪くなる性質があるので、生育具合を見ながら適量よりやや少なめに施すのがコツですよ。

用土

水はけと水もち、および通気性のよい土が適しています。水はけが悪いと根腐れを起こします。一方で、水切れによる乾燥にも弱いため、ある程度の水保ちも必要となります。例えば赤玉土6に腐葉土4の配合土を用いるか、または草花用培養土を使用するとよいでしょう。

病害虫

病気:湿度が高くなると、葉に「灰色かび病」が発生することがあります。風通しをよくして、傷んだ葉はこまめに摘み取りましょう。開花後の花は花茎のつけ根から摘んでおきましょう。

害虫:春から夏にかけて気温が上がってくると「アブラムシ」の発生に注意してください。アブラムシを見つけたら速やかに駆除しましょう。植え付けの際に株間を開けたり、生育に合わせて花柄摘みをしたり、風通しをよくする工夫をして予防することが大切です。

ワスレナグサ(勿忘草)の植え付け・植え替え

春先になると、花屋の店先などで開花したポット苗が流通しはじめます。忘れな草の苗の選び方は、花がすでに咲いているものよりも、青々とした緑色の若いものがおすすめです。一番花が咲く前の苗を植え付けた方が、根がよく張って、より多くの花が楽しめますよ。

勿忘草の根は浅く張りますが、株は横に広がる性質があります。株間を広く取って、最低でも20cm以上の間隔を開けて植えつけるとよいでしょう。混みあってしまうと風通しが悪くなりますので注意してください。

ワスレナグサ(勿忘草)の増やし方

増やし方は9月下旬から10月下旬(寒冷地では春)に種を撒く方法が最も効果的です。半日ほど種を水に浸しておくと発芽率があがりますよ。暗発芽種子なので2cmほど深めに覆土をしてくださいね。本葉が3~4枚になったら、根に触らないように気をつけて移植して定植しましょう。4月から6月にかけての開花期になると次々と小花が上がってきます。こぼれ種でも増えますので、花柄摘みのときは全部取ってしまわないようにしましょうね。

ワスレナグサ(勿忘草)の種類

勿忘草には原種をはじめ園芸的に親しまれている種類がいくつかあります。

園芸種の主なものはエゾムラサキ(M. sylvatica)と、その種間交雑種です。日本では本州中部以北の高山地帯の湿地などに自生しており、湿り気のある土壌を好みます。基本種の花色は青に黄色または白色の目が入ります。開花期は4月から6月頃です。

下の写真は「ブルームッツ」という品種名です。草丈30〜40cmほどの高性種なので、切り花にも向きます。

下の水色の勿忘草は、大輪の品種「ミオソティス ミオマルク」です。春先に花屋の店先でポット苗として流通します。ほかの品種に比べて花が大きいのが特徴です。一株でもこんもりと見ごたえがあります。

下の写真はシナワスレナグサまたはシノグロッサムとも呼ばれます。花は星型で、美しい青色をしているのが特長です。株がやや大型で、背丈も30~50㎝と切花に使えるほど伸びます。葉は葉脈が目立ち、株はロゼット状でこんもりしており、全体的に他の勿忘草に比べて野趣あふれる趣きをしています。


同じくシノグロッサムの仲間です。シノグロッサムミステリーローズは、ピンクの花色がやわらかい雰囲気があります。シノグロッサムの品種は花色はとても美しいのですが、株が大きく野生的な雰囲気なので自然風の庭に向きます。背丈があるので、単体で大ぶりな鉢植えにしたり、庭植えでも点在させた方が個性を発揮すると思います。

勿忘草(ワスレナグサ)の寄せ植え

勿忘草は、全体的に和風、洋風、自然風、とどの庭のタイプにも相性が良く、寄せ植えとしてもおすすめです。中でも矮小ワスレナグサなど小ぶりな花や株のタイプは寄せ植えにして郡植するとボリューム感が出ますよ。

勿忘草の花色は、青の他にも、白、ピンク、黄、紫、と大変豊富に揃っています。品種やバリエーションも多いので、春咲きの花と組み合わせて華やかに飾ってみましょう。配色を同じトーンで揃えるとシックな印象に、カラフルに組み合わせると元気な印象になります。横に広がる性質があるので、ボーダー花壇などの前方に植え付けてグラウンドカバーにするのもおすすめです。

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉

私を忘れないで

勿忘草のとても有名な花言葉は、中世ドイツの悲しい恋の伝説に由来しています。その昔、若い騎士ルドルフが恋人ベルタと河畔を散歩していた時のこと。ドナウ川の岸辺に咲いた美しい花を見かけた彼は、ベルタのために摘もうとしますが誤って水の中に落ちてしまいます。ルドルフは「私を忘れないで」という最後の言葉とともに花をを摘んで恋人に投げたと言われています。

真実の愛

ルドルフは最後の言葉を残し、川の流れに飲まれて消えてしまいました。一方、ベルタは愛しいルドルフの思い出を胸に、生涯この花を身につけたということです。このロマンチックな悲恋のエピソードはその後も花言葉として今に伝えられています。

また、勿忘草は欧米では古くより「真実の友情」のシンボルとして愛されてきました。変わらぬ友情と誠実を誓って、卒業式などに友人に贈る伝統もあるようです。

勿忘草(ワスレナグサ)のロイヤルウエディング・ブーケ

勿忘草にはロマンチックなエピソードもあります。2018年5月、イギリス王室のヘンリー王子とメーガンさんの結婚式のブーケが注目を集めました。勿忘草はヘンリー王子は母親であるダイアナ妃の好きだった花だそうです。そのため、結婚式のブーケは白い勿忘草で作られました。「私を忘れないで」という花言葉はまさにダイアナ王妃に捧げられた想い、またメーガンさんに送られた真実の愛のメッセージだったのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか。勿忘草はロマンチックな花言葉やエピソードを持つ、可憐な小花です。こぼれ種でも育ち次々と花を咲かせるため、ボーダーガーデンやグラウンドカバーとしても活躍しそうですね。丈夫で、初心者でもコツさえつかめば育てやすい勿忘草を、ぜひあなたの花壇に仲間入りさせてみてはいかがでしょうか。

※トップ画像はkiraraさん@GreenSnap

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