ユリの画像

ユリの育て方

  • ユリ科
  • ユリ属

ユリの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Lilium spp.

別名

百合

原産地

北半球亜熱帯〜亜寒帯

ユリの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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ユリの育て方の画像

日本の山野に自生していることもあるユリは比較的育てやすい園芸植物です。ユリは品種も後述するように大変多くなっています。開花期は6月から8月であり、夏の花の一つです。

ユリは初心者向きな花ですが、育てる際には気をつけておきたいことも幾つかあります。ここではそんな注意点などを紹介していきましょう。

ユリの育てる場所


ユリは日当たりの良い場所もしくは半日陰に植え付けます。強い日差しに弱いので真夏は日差しが直接当たらないところで育てると良いでしょう。

また、ユリは品種によってかなり生息環境が異なります。例えば、スカシユリやアジアティックハイブリッドなどは日当たりの良いところを好みます。一方、ヤマユリやオリエンタルハイブリッドなどは半日陰を好みます。球根を購入した際についてくる説明書などを呼んで品種ごとの違いを確認してください。

ユリの水やり

土の表面が乾いてきたら水をしっかり与えます。地植えの場合には降雨だけで大丈夫なこともありますが、夏場は乾燥しがちなので水やりをするようにしましょう。

肥料

肥料として緩効性肥料を植える際に施します。また、芽が出てきたら追肥しましょう。

用土

赤玉土6に対して腐葉土を4混ぜたものを利用しましょう。また、用土も品種によって使い分けたほうが良いです。例えば、テッポウユリやコオニユリは粘土質の用土が適しています。一方、スカシユリやアジアティックハイブリッドなどは水はけの良い用土がおすすめです。ヤマユリなどは有機質が豊富に含まれた用土を好みます。品種ごとに専用用土が売られている園芸店もあるので、こうした用土を用いてみるのも良いでしょう。

病害虫


ユリを育てる際に気をつけておきたいのがアブラムシです。アブラムシは新芽が出る時期に発生しやすいです。アブラムシを放って置くと後述するウイルス病にかかりやすくなります。アブラムシが発生したら殺虫剤を散布して対処しましょう。また、予防のために株元に殺虫剤を撒いておくのも良いでしょう。

ナメクジ

ナメクジにつぼみが食害されることがあります。これを防ぐためにも殺虫剤を撒いておきましょう。

ウイルス病

ウイルス病は簡単に伝染する危険な病気です。接触で他のユリに伝染します。また、ウイルス病にかかると治すことはほぼできません。ウイルス病にかかると花に斑点などができたりします。ウイルス病にかかっている球根もあるので後述する球根の選び方を参考にしてみてください。ウイルス病にかかったユリは隔離する、といったように予防が何より大事です。

葉枯病

この病気は梅雨に発生しやすいです。葉枯病にかかると葉が枯れてしまいます。対策として、ジメジメする時期は風通しを良くすることが大事です。また、専用薬剤を塗布するのも効果的です。

モザイク病

葉にモザイクのような模様が生じるのがモザイク病です。モザイク病も湿気が多いとかかりやすいです。薬剤を撒いて対処します。

ユリの球根の植え方

ユリは10月から11月にかけて植え付けます。球根の高さの3倍くらい掘って植え付けます。球根と球根の間は30cm程度離してください。

発芽したら水やりをしっかりしていきます。水やりを怠ると球根も大きく育ちません。

球根の選び方

ユリを元気に育てるためにも良い球根を選びましょう。球根はキズがなく先っぽが針のようにとがっているものを選びます。皮もつるつるで光沢感があるようなものが良いでしょう。新根も多数出ているようなものがおすすめです。このようにポイントは多いですが、店員に良い球根を選んでもらうのも良いでしょう。

逆に先っぽが凹んでいたり、元気がなかったり、表面がざらついているような球根は避けておきましょう。こうした球根は病気を抱えていることがあります。もしも病気の球根を植えると他のユリにも悪影響を与えかねません。

ユリの植え替え

鉢植えの場合、植え替えは毎年行います。地植えの場合、スペースに余裕があれば3年に一回程度で構いません。

植え替えは花が枯れ終わった後の11月頃に行います。植え替えをする際のコツとして、掘り上げた球根は乾燥させないでスグに植え替え用の用土に植え付けましょう。

ユリの増やし方

ユリは種で増やすことができます。枯れたユリを切り取らずに放って置くと種ができます。種を作ることにより栄養が取られて球根が太りにくくなるので球根で育てたい人は花は早めに切り取ると良いでしょう。

球根で増やす場合、球根片を一枚ずつはがして初根させる方法などがあります。他に分球繁殖などもポピュラーです。

これからユリを増やすならば分球繁殖を行うと良いでしょう。掘り上げた際にむかごができていたら分球する良いチャンスです。掘り上げた球根はスグに植え付けるようにしましょう。

こうした増やし方は品種によって違いが大きいです。例えば、シンテッポウユリなどは種を撒いて増やすのが簡単です。

ユリの手入れ

茎が伸びてきたら支柱を立てて補助します。この処置は場合によっては不要です。茎が倒れそうならば行いましょう。

花が枯れてきたら花がらを摘み取ります。こうすることで栄養を株に残せますし、病気予防にもなります。花が枯れてきたら花の根本から切り取ってしまいましょう。

冬場は寒さ対策として株元に落ち葉などを敷き詰めます。

ユリの種類

ユリは100種類以上もの品種があります。日本にもヤマユリのように自生しています。

カサブランカ

ユリの品種の中でも有名なのがカサブランカです。カサブランカは純白の大輪を咲かせるのが特徴になっています。後述するようにカサブランカ独自の花言葉もあるくらいです。また、カサブランカとユリを別個に分ける人もいますが、カサブランカはユリの一品種に過ぎません。

ヤマユリ

ヤマユリはその名の通り山に自生しています。ハイキング中などに見かけることもあるかもしれません。ヤマユリは白ときいろの花びらが特徴的な品種です。ヤマユリは香りも強いです。また、ヤマユリの球根は食べることができます。

テッポウユリ

テッポウユリも屋久島などを初めとして日本に自生しています。花色は白です。テッポウユリと呼ばれるのは横向きに咲くテッポウユリのか花弁にちなんでいます。

ササユリ

テッポウユリと似ている品種にササユリがあります。ササユリも日本の山野に自生しています。花はピンクです。

オニユリ

食用用途で中国から日本へ伝わってきたのがオニユリです。オレンジ色の花弁が特徴になっています。オニユリは花びらが外側に丸まって育つのも魅力的なところ。

スカシユリ

オレンジや黄色の花を咲かせるのがこちらの品種です。

リーガルリリー

初心者向きの品種がこちらです。また、リーガルリリーはウイルス病などにも強いです。花は白色でラッパのように咲き誇ります。花のサイズもけっこう大きいです。

アジアティックハイブレッド

オニユリやヒメユリを交配させて作られたのがこちらの品種です。アジアティックハイブリッドはオレンジや黄色などの様々な花を咲かせます。こちらの品種は比較的丈夫であり育てやすいです。奇抜な色合いのユリを育てたい際にはおすすめです。

オリエンタルハイブリッド

オリエンタルハイブリッドはヤマユリなどの日本原産種を元にして作られた品種です。オリエンタルハイブリッドはピンクや白色の花を咲かせます。

交配の歴史

ユリが昔から世界中で愛されてきました。交配が本格的に始まったのは19世紀で、アメリカの文学者フランシスパークマン氏がヤマユリと鹿の子ユリを交配させたのが始まりです。その後、実にいろいろなユリの品種が誕生しましたが、こうした品種の交配に使われたユリが日本原産だったのでジャパニーズハイブリッドと呼ばれることもあります。

どの品種を育てると良いか

ユリは品種も多いのでどれを育てれば良いか悩むかもしれません。もしも悩んだらリーガルリリーなどの病気に強い品種を選ぶと良いでしょう。リーガルリリーは見栄えもします。アジアティックハイブリッドも丈夫で育てやすいです。なれてきたらいろいろな品種にチャレンジしても良いかもしれません。個人的におすすめなのはやはり見た目が目立つカサブランカでしょう。カサブランカも育てやすいです。また、ユリはここで紹介した以外にも実に多様な品種がありますし、日夜新しい品種改良も続けられています。そのため、新しい品種を探してトライしてみるのもおすすめです。

ユリの花言葉

ユリの花言葉は「純粋」「無垢」です。ユリの白い花が純粋さを連想させるのでしょう。また、ユリはキリスト教においても純粋のシンボルになっています。

ちなみにユリの色によっても花言葉は変わってきます。白いユリは「純粋」「純潔」などの花言葉がある一方、赤ユリは「虚栄心」という花言葉があります。一方、オレンジのユリは「華麗」という花言葉があります。黄色いユリの花言葉は「嘘」です。このように色によってかなり花言葉が違うのはユリならではでしょう。

品種毎の花言葉もあります。例えば、有名な品種であるカサブランカは「威厳」などの花言葉があります。一方、上向きに花を咲かせるスカシユリは「注目を浴びる」などの花言葉があります。

また、ユリと呼ばれるのはユリの花が風に揺れる様子にちなんでいるとも言われます。

まとめ

ユリは人気の園芸植物の一つ。比較的育てやすく見栄えも良いことから「園芸を初めたいけれども何から手を出したらよいかわからない」という際にもおすすめです。ユリには品種も多いですから園芸店に行っていろいろと選んでみてください。

※トップ画像はみりりんさん@GreenSnap

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