スターチスの画像

スターチスの育て方

  • イソマツ科
  • イソマツ属

スターチスの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Limonium sinuatum

別名

リモニウム,リモニウム・シヌアツム,ハナハマサジ,リモニウムペレジー

原産地

地中海沿岸

スターチスの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

やや弱い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

種まき

1
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3
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5
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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スターチスの育て方の画像

スターチスの育て方

花持ちがいいことから切り花、ドライフラワーとして重宝されるポピュラーな花・スターチス(学名リモニウム)。

ところが苗での流通は少なく、種で一から育てるのが主流となっています。

今回はそんなスターチスについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

スターチスは世界中の沿岸や、砂漠、荒れ地で育つ植物を原産地としていることからも分かるように、日当たりのいい場所を好みます。

ただ高温多湿は苦手なので、夏場の直射日光は避けてください。

日当たりが悪いとうまく育たないほどに、スターチスを育てる際のキーポイントともなる点なので、注意しましょう。

 

置き場所

スターチスは、耐寒性はややあり、耐暑性がかなり低い高温多湿が苦手な植物です。

したがって、日当たりがよく風通しのいい場所を好みますが、初夏や夏の雨に晒してはいけません。

雨にあたり続けると病気になりやすくなってしまうので、積極的に雨の入らないよう屋根のある通気のいい場所を探して置いてあげましょう。

また寒さに対しては、霜にあたると葉が赤くなったり傷んだりして枯れてしまうので、霜の当たらない場所を探すか、霜よけをしてください。

特に秋に種を蒔いて、冬越しをするタイプは寒さに極端に弱いので日当たりのいい室内での管理をおすすめします。

庭植えの場合には、冬は敷きワラをかぶせて保湿、夏は気温の上昇を防ぐため保護してください。

なお多年草ではありますが、短命なため一年草として扱うほうが育てやすいでしょう。

 

水やり

スターチスは沿岸部でも育つことから分かるように、過湿を嫌うタイプです。

水を与える際も基本は土の表面が乾いてから与える程度にとどめましょう。

過剰に与えると、茎が徒長してしまうので気を付けてください。特に3〜4月あたりの蕾が付く時期は、乾かし気味を意識してください。

夏場は高温多湿の場合を除いて、乾燥しすぎない程度に水をしっかり与えてください。

庭植えの場合には、特に水やりはしなくても問題ありません。

植え付けの時期は寒くなる前にしっかりと根が張れるよう、3・4月に行い、そのうえで水を与えてください。

ただでさえ霜には弱い植物であるにも関わらず、根が十分に張っていないとスターチスの株全体が持ち上がって生長が止まる可能性もあります。

 

肥料・追肥

スターチスには、肥料はあまり必要ありません

強いていうならば、植え付けの際に緩効性の粒状肥料(チッ素10・リン酸10・カリ10の割合など)を用土に混ぜ込んでおきましょう。

そして追肥として、3月頃に液体肥料等を施してください。

特に生育に問題がなく、元気にぐんぐん育っているのならば、多肥は好まないので、追肥は必要ないでしょう。

与える肥料については、特にチッ素分の多い肥料を与えてしまうと、葉だけが茂って花つきが悪くなります。

茎も過剰に伸びてしまい、草姿がアンバランスになって倒れやすくなるため、肥料を与えすぎには注意してください。

鉢植えならば10月〜11月にと3月〜5月に、庭植えならば10月〜11月のみでいいです。

 

用土

スターチスに適しているのは、水はけのよい適度に肥沃な土壌です。

また柔らかい土壌であれば、地中深くまで根を張ることができるため、一層大きくたくさんの花をつけて育ってくれます。

使う用土は、草花の培養土か、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・川砂1の割合で混ぜた配合土のどちらかを使いましょう。

なお酸性土を嫌うので、用土1リットルに付き2グラムほど苦土石灰を混ぜておくといいでしょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

スターチスには、一年草タイプと宿根草タイプがあります。

一年草タイプならば植え替えは必要ありませんが、宿年草タイプならば3月頃に一回り大きな鉢へ新しい土とともに植え替えてあげましょう。

適期は本格的な寒さが来る前の根を張れる10月〜11月です。

もし遅れた場合には、春までポットやフレームの中で育ててあげ、寒さが和らぐ3、4月に植え替えてあげましょう。

植え替えの際には根を切らないように注意してください。苗の植え付けの適期は春、種蒔きならば9月〜10月です。

 

増やし方

スターチスを増やす方法として挙げられるのは、種蒔きになります。

適期である9月〜10月の間に、細粒のバーミキュライトを覆土に用いてください。種が少し見えるくらいに薄く覆ってください。

種は毛に包まれているのをそのまま蒔いても、発芽しにくいため、種と砂をしっかりと混ぜて揉むことで毛を切り取るようにしましょう。

なお市販の種の中には、クリーンシードと呼ばれるすでに毛を取り除いたものもあります。

種蒔きの際の用土は赤玉土を使い、発芽するまでは乾かさないようにしておきましょう。

発芽をしたら、一度小さなビニール鉢に仮植えを行い、本葉が5枚ほど生えたらプランターに植えてください。

庭植えの場合には、春になって暖かくなるのを待ちましょう。

 

病気・害虫

スターチスがかかる可能性のある病気は、立枯病です。

9月〜7月の間に、過湿、根詰まり、肥料切れなどで下の方にある葉が枯れてしまった場合に、発生しやすくなります。

水はけと風通しをよくし、枯れ葉を逐一取り除くといいでしょう。

気をつけるべき害虫はアブラムシですが、風通しを良くすることで防げます。

もし見つけた場合には、即座に潰すか、牛乳1・水1の割合で混ぜた液体をかけてアブラムシを窒息死させ、植物から拭き取るといいでしょう。

管理温度

スターチスは越冬温度の4〜5℃さえ維持できれば、問題ありません。

なお15℃以下の低温に30日以上さらさなければ、春に花を咲かせてくれないので、室内で育てる場合には暖房は控えましょう。

ただ霜に当たると枯れるのは確かなので、気をつけてください。

 

種類・品種

スターチスの仲間には、一・二年草であるシヌアツム種、多年草のベリディフォリウム種やらティフォリウム種、低木に当たるイソマツ属が挙げられます。

中でもシヌアツム種は、桃色、白、青といった多様な色合いの萼が美しく、日持ちがいいことから切り花やドライフラワーによく使われています。

多年草の品種は、苗や種で流通する「宿根スターチス」と呼ばれています。

イソマツ属に当たる植物は、海岸や砂漠などの環境で育つものが約300種ほど知られています。

中でもイソマツは日本の伊豆諸島、屋久島、沖縄の沿岸にある海水のかかる岩で育つ植物として、国内でもよく知られています。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

スターチスの種類や品種によって花は異なります。

リモニウム・シヌアツム’ソビア’混合ならば、濃淡の桃色の花弁と淡青色の萼を付けている加色混合の花です。

宿根スターチス’ブルー・ファンタジア’ならば、四季咲きの花といったように異なります。

ただ基本的に小粒の花が一つの茎先に群生するような形で咲いています。

 

トリビア

花言葉

スターチスの花言葉は、「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」です。

夫婦や恋人関係にある人々の願いを叶えるにはピッタリの花でしょう。

ただ色ごとに異なる意味も持っており、桃色は「永遠に変わらない」、淡紫色は「上品」、黄色は「愛の喜び」といったもので、どれも愛に関わる花言葉になっています。

なおハイブリットスターチスの花言葉は「お茶目」であるので、友人関係でもプレゼントできます。

 

由来伝承

スターチスの原産地は、特に地中海沿岸地方を中心としてヨーロッパです。

日本へと伝わったのは、明治時代以降です。

多種多様な洋風の花が輸入されていく中で、タネがわたってきたのは1910年〜1920年代とかなり遅かったようです。

 

まとめ

今回はスターチスについて、育て方を中心に簡単にご紹介しました。

特に北欧風をはじめとする洋風の空間にピッタリな植物で、基本切り花として使われますが、アレンジでも十分使えるでしょう。

苗での流通が少ないがために、咲くまで花色がわからないからこそ、アレンジが難しいだけです。

興味のある方は是非一度育ててみるといいでしょう。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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