バラの裸苗(大苗)が来たので植え付け
雨で偏頭痛が酷いですが
来たからにはやらねばならない
それが大苗植え付け
雨の日なので少し画面が暗いです
追記:
スリット鉢入りの大苗は細根が出てる事が多いので
よほど腕に自信がある方以外は根洗いをせず
土づくりだけで植え付けしてください
大苗は忘れた頃にやってくる
「令の風」が来ました
令和の記念品種でちょうど新築なので良いかと予約していたもの
大苗が来たらすぐに箱を開けて苗を救出します
あらかじめ水をくんだバケツやタライを
準備しておくと良いです
頭痛は酷いですが雨の日AMで送ってくれたので苗は元気ですね
根の乾きとの勝負なので良いタイミングで発送していただいたようです
給水
すぐに水へドボン
根を乾かさないようにと
掘り上げ後に抜けた水分を吸い上げさせます
昨日の夕方発送で今日昼ごろ着いたので
見る限りではあまり乾燥してなさそう
どのみち植え穴を掘るので漬けておきます
お好みでメネデールなどの活力剤でも
薄めて入れても良いです
私はものぐさなんで入れません
これから寒くなるんで水の温度も注意
植え穴掘り
漬けてる間に穴掘りをします
事前に土壌改良と消毒をしておくと良いです
今回は殺虫殺菌剤は半月ほど前に混ぜ込み
前の植物を抜いたタイミングで軽くバークを混ぜていますが
元が真砂土なのでかなり砂質
バークに追加して赤玉や鹿沼、腐葉土、くんたんを
庭土に混ぜるのがベストですが夏野菜の前後で土壌改良してるので
手抜きしてバラの培養土を元土に豪快に混ぜ込みます
苗の手入れ
接木用のテープが巻かれているので外します
春頃までつけていても良いですが
外し忘れると木に食い込むので
ウッカリの人はこのタイミングで外しておきます
ついでに根に残ってる土を水で流します
土が取れたら痛んだ黒い根を取り除き
根に瘤がないかよく見ます
枝も長いようだったら可能な限り切り詰めます
京成の苗は綺麗に手入れされてきてて
特にやることが無いですね
ありがたい
植え付け
植え穴を4-50cm程度掘ったら
そこに元肥を入れ直接根に触れないように
土を入れてから苗を植え付けます
この時根を折らないようにしっかり保持しつつ
あまりグリグリ動かなさいように固定します
苗の向きは継いである枝が自然に上を向くように植えます
一気にドバッとかけるとこの日のように
土に湿り気があると重みで根を切ってしまうので少しずつ
植え土は保肥と保水性も重要ですが
同時に排水性も案外いるので赤玉などの
団粒構造の土がメインだと育てやすい
根と根の間に土が入りにくいので指で漉き込んでいます
水やりである程度勝手に入りますが
大きい空洞できそうな場合は
あらかじめ押し込む方がいいです
棒でやると根を切りそうなので指でやっています
ちゃんと枝が上に向かって植えられました
株の周りの直径30cmくらいに土を盛り上げて
堤防を作り植えた場所に水が貯まるようにします
水やりドバー
水が溜まるくらいたくさんやりますが
土が飛び散ったりしないよう柔らかくハス口を使ってやります
勝手に排水して土が締まります
この時あまりに土が凹む時は
空洞があって埋まっていってるので
植え土を追加してください
こうやって溜まった水がジワジワ染み込んでいき
少ししたら抜けるくらいがベストです
あまりに早く排水していく場合は堆肥や腐葉土を
全然抜けていかない場合はパーライトやくんたんを
植え土に混ぜて植え直す方が安全です
マルチング
寒冷地や霜が心配な地域は藁やバークチップを被せます
雑草避けにもなるので特にこだわりがなければ
マルチングするのがオススメです
風が強いところや苗の背が高い場合は支柱も立てておきます
寒冷地は寒冷紗を苗に巻き付け防寒対策も
これで作業は完了
あとは待つだけ
植え付け時に底に元肥を入れたので
次に施肥をするのは芽が動き出した後
それまでは冬の間に蕾が出たりしないよう
観察するくらいです
立派な花を見られるようになるのは
2年目以降になりますが大苗を植え付けて
シーズン管理をするのはやりがいがあります
病気に強い育てやすい品種も多いので
大苗の出回る冬のシーズンにお気に入りの薔薇を見つけて
植え付けチャレンジも楽しいですよ
芽が動く
しばらくすると芽が動く
今回一番寒いタイミングで動き出したんで
もう少し植え付けが遅ければ良かったかなと思った
逆に早いと枝まで伸びてしまって
新しい枝がダメージを負ってしまったりで
中間地でも霜除けが必要になる時も
大苗の植え付け後は大体動くんで仕方ない事だけどね
新しい芽も元気に冬を越してくれるように
本気で寒い日は不織布でも被せるのも手
寒波も越えた
1月末
敷き藁だけで無事-5℃の寒波を超えました
流石バラは強い
インスタでイングリッシュローズのナーセリーを見たら
普通に雪が積もったり溶けたりを繰り返していて
ヨーロッパの気候で平気な植物は大阪程度では
寒くないんだろうなぁとしみじみ
周りのバラが動き出すまでは放置で冬越ししてもらいます
春がきた
3月末
暖かくなりしっかり葉が伸び出した
ちょっと混み合うかもしれないので
もし風通りが悪そうなら芽かきを
見た感じではそこまで芽は多くなさそうだし大丈夫かな
蕾が出た
4月3日
早くも蕾が出ました
今年は暖かくなるのが早くあまり枝が伸びる前に
蕾が出ていて花の位置が低いです
見る分には眺めやすい位置に咲くかも
クレマチスも蕾が早く上がってるし一緒に見れるかな
そろそろ開花
4月24日
かなりビビッドなピンクの花弁が見えるようになりました
こんな色だったっけ?と思いますが
一番花は特徴があまり出ないので
秋に咲く花の方を基準にします
防除は3月にベニカ粒材
この日にオルトラン粒材を土に混ぜてあります
雨の様子をみてうどん粉予防の薬も後日に噴霧します
もうちょっと
4月30日
だいぶ蕾が膨らみ数日で開きそう
最初のビビッドなピンクも薄まって
それっぽい色になってきました
この日に後から来て鉢植えにしたガブリエルが開花
地植えの令の風は追い越されました
大雨にあたり
5月2日
前日からの大雨で花に水が入ってしまった様子
でも紫色感はかえって良くわかるかも
花に溜まっていた水を軽く払って落とし
綺麗に開けるか様子見です
他にも蕾を残していて適当
2つ目も
5月4日
もう一つの蕾が開花し始めました
今度は雨も降らず綺麗に咲いています
とは言え翌日雨なんですけどね
3日にベンレートを展着剤と散布
先月末ごろオルトランをやってるので
梅雨前の防除は終了しました
今のところアブラムシなどは見ていません
蕾再び
6月2日
花後に出た枝から蕾が上がっていました
しっかり育っていますが暑くなるのと
今年は虫が多く出ているので摘蕾します
できれば枝を多く出して欲しいし
今は分枝を促します
蕾が膨らみ
6月18日
またビビッドな花弁が見えてきました
色が凝縮して花びらに詰まっているんでしょうね
ひと枝に2つ蕾がつきました
気付くのが遅く摘蕾するタイミングを逃しています
二番花開花
6月21日
暑かったり雨が降ったりで少し傷が出ましたが
しっかり開花してくれました
紫のバラとしてはとても強い
枝も詰まって良く葉を出しています
6月23日
暑さも相まって咲き進むのが早い
隣の蕾も開いたらギュッと押されて窮屈そうです
咲き始めより淡い色合いになり
よく晴れた日は柔らかいピンク色に見えます
再度
7月13日
葉が増えてもう秋まで出ないと思って油断していたら
凄い勢いで蕾が出ていました
どうやら基本が房咲きの様で一枝にたくさんついています
もう摘蕾しても無駄なので咲かせますが
暑いのもあり心配なので
全部咲かせず小さい蕾は摘み取ります
成長の遅い小さい蕾を取り去り
少しだけスッキリ
まだ数日雨が降る様ですが
そろそろ梅雨明けも近そう
一時ウドンコ気味かな?って時はありましたが
病気が広がることもなく元気な状態で夏を迎えられそうです
ベニカ粒剤を夏前最後に散布しました
ついでに薬について
基本的に薬剤は殺虫剤と殺菌剤(予防薬/治療)の2種類に分かれ
我が家ではダイアジノン、オルトラン、マラソンを殺虫剤では常備していて
ベンレート、サルバトーレ、サプロールを殺菌剤(治療薬)では使っています
ベニカは使ってる方が多いと思いますが
殺虫剤成分と病気の予防効果が入った粒剤では珍しい薬です
「治療効果はない」ので発生したら上記の治療薬が必要です
*病気の薬は「予防薬」と「治療薬」の2種あり
目視で確認できるくらいになると予防薬では治りません
病葉や落ち葉や花びらを全て取り治療薬を散布します
カダンも両方が入ってますがスプレーだけですね
うちでカダンを使わない理由は薄めるタイプがないので
庭に使うにはコストが高いからです
少量の鉢栽培ではスプレータイプは便利です
ダイアジノンは土中の幼虫メインなので
ベニカを使わない冬〜春にかけて使い
葉のある時期には使いません
マラソンは薬効が短いので定期ではなく
夏前や梅雨入り前までの期間調整時に使っています
(暑さで温度障害が期間内に出そうとか)
薬剤をローテーション散布する理由は
虫や菌に抵抗力のあるものが残らないよう
次のターンで残ったものを駆除して繁殖を防ぎます
効果は1ヶ月のものが多いですね
ベニカ、マラソンはハダニに効きますが
オルトランは効かないなど
薬剤によって取り逃がしがない様
前の薬の薬効が切れたら入れ替わりで使ったりが主な理由です
殺菌剤は液剤ですが殺虫剤は粒剤が
飛散も環境流出も少なく何より作業が楽なのでオススメです
蜂など飛来する虫への影響が心配な場合は
バラの場合は開花期に薬効を切らし
蜜を吸う虫に害が出ない様注意して使うことも出来ます
蜘蛛などには噴霧ではないので影響が少ないですね
(殺菌剤は菌に効くので虫にはあまり関係ないです)
正しく知り調整して使うことで
環境にも影響や虫や病気による植物の負担も少なくなりますので
薬品についても知っておいて損はないですよ
分かりにくいので年間の散布計画を書いてみました
(今年は梅雨入りが変なタイミングでミスっています)
落葉時と梅雨時期、夏季の高温期は
基本的には薬剤を使わないので休憩期間が入ります
秋も虫が減ってくるんで冬の強い薬に任せ
殺虫剤は使わないです
薬剤には総使用回数があり樹木や多年草の場合は一年で使える回数が限られます
私が基本で使っているベニカxとオルトランdxは
含まれる薬品の一部が同じなので年間の総使用回数は合わせて4回です
合間にマラソンを挟んだり冬季の落葉時に強い薬で違った防除をします
赤のオルトランGFだと個別に使えますし
ベニカファインだと殺菌効果が強いです
盆栽なんかでよく言われるローテーションは
スミチオン/マラソン/オルトランで
落葉時にマシン油や今は使えない石灰硫黄合剤ですね
全く違う薬剤の方が当然良いです
殺菌剤は殺虫剤のみの時に使います
バラ園の方が予防薬と治療薬を交互にと言っていたので
ベニカを挟むように治療薬を合わせて使っています
有機系の薬はご家庭で作る重曹とかの
無駄なものが省かれた感じとか
植物や食品由来の成分でできています
有機JASの規定ができ有機栽培に使用できる
薬剤や肥料の規制が厳しくなっています
(無農薬と製品に表記できなくなったり)
自然栽培にこだわる方には表記を見ればわかるので
選びやすくなったかもしれないですね
蕾が上がる
8月16日
赤いツヤツヤした葉と一緒に蕾が上がりました
2021年はお盆ごろから荒天が続き
秋雨のような感じの日が多く
気温もこの時期では近年例を見ない涼しさ
連日30℃を超えていません
また月末ごろには暑さが戻りそうですが
今回は摘蕾せずに全て咲かせようかと思います
虫も増え始めており薬散もしたいところ
この時期はカナブンのような見た目の
コガネムシが飛来して葉を齧ります
こちらは見つけ次第揺すっててみに落とし捕殺
放置すると土に卵を産みネキリムシが出ます
次は殺虫剤と殺菌剤を噴霧しないといけないため
お天気次第になりそう
夏の花開花
8月30日
暑い時期らしい小さい花が開いてきています
この花が終わったら少し切り戻して
9月に入ったら施肥をし摘蕾を続ければ
10月中頃に大きめの花を咲かせられるんじゃないかな
弱った株も同様の管理で樹勢の回復を図る
旺盛なバラは施肥をせず放置し花を咲かせる
お天気や暑さ次第なので必ずしも上手くはいかない
引き続き様子を見ながら手入れ
月が変わったらオルトラン粒剤を使えるかな?
薬害が出ない気温に落ち着くのを待って防除も
まだコガネムシが多く捕殺中
秋花
9月24日
雨の日が多くなかなか蕾が上がりませんでしたが
月末になって花がつきました
そして咲いたと思ったら雨
今年は上手くいきませんね
コガネムシも多く近くにあるピエールなどは
かなり葉を食べられています
背が小さいおかげか令の風は難を逃れてます
再度
11月1日
10月後半からは天気も安定しており
少し気温が下がった日もありましたが
また蕾をつけ始めました
万博のバラ園も先週見頃と出ていたので
今年は秋花が遅めかもしれない
大阪は年末まで花がある年もありますし
まあ作業に響かなければ遅めに咲いても大丈夫
上旬で散布を済ませたら後は蔓バラの誘引時に
一緒に剪定や寒肥と堆肥などをやる予定にしています
もう少し
11月28日
冷え込んでいますがゆっくり開花が進んでいます
月初にできていた蕾が1か月かけてやっと開きそう
翌日は雨予報なんですけどね
大阪は例年12月でも咲くことが多いので
この花が終わったら冬の堆肥入れなどをします
おおよそ12月末か年始くらい
一年使った庭のウッドチップを入れ替えたので
敷き藁は一週前にマルチングし直しています
良く咲く
12月13日
先日の蕾は雨の中開花し剪定
また蕾が上がっています
今年は他の蔓バラが早く落葉し始め
寒肥や堆肥も早くしようかと思っていましたが
木立タイプはどれもまだ花を咲かせています
また作業は年始になるかな
春の花を
4月28日
2年目の蕾が出てきました
冬はあの後早めに花を摘み他の植物と一緒に1月に寒肥
春はたくさん蕾をつけています
初年度も房咲きだったので
一本に一輪ではない種類のようで
どの程度蕾を残すかで花の大きさに差が出そうですね
開花
5月8日
いくつか花が咲き始めています
連休は忙しくあまりしっかり見れていませんが
庭のつるバラに遅れること一週程度
紫の色がしっかり出ています
前年は植え付け直後だったのもあり
少し色が違っていましたね
やはり品種の特徴が見られるのは
根がきっちり張った後
晴れた日でも紫の色合いが感じられます
良いバラだなぁとしみじみ
庭のつるバラはピーク
10年以上の木で種類も早めに繰り返し咲く種類で
庭に下ろし3年目になりますが根付いて蔓が良く伸びています
木立バラはつるバラほど強く枝は出ませんが
剪定などの管理をすれば枝数を増やして
多く咲かせることもできるので
2年目もこのバラ並みの開花を目指し手入れしたいですね