カワラナデシコの画像

カワラナデシコの育て方

  • ナデシコ科
  • ナデシコ属

カワラナデシコの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Dianthus superbus var.longicalycinus

別名

原産地

日本、東アジア

カワラナデシコの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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カワラナデシコの育て方の画像

カワラナデシコはナデシコ科ナデシコ属の植物の一種で、耐寒性のある常緑多年草です。ナデシコの品種はヨーロッパの南部や北アフリカなどを中心に温帯の気候エリアに約250種類ほどあるといわれています。ナデシコ科の仲間として有名な花には、カーネーションやカスミソウ、セキチクなどがあり、分布する地域によってその色や花弁などの特徴が異なっています。

カワラナデシコの育て方

ナデシコ科の中でも主に日本に分布している種類がカワラナデシコです。

日本の本州では東北地方よりも南の地域、そして四国、九州で日当たりのいい河原や草原でよく見られます。清楚な日本人女性のことを表した「大和撫子(ヤマトナデシコ)」や、「ナデシコ」とも呼ばれています。

カワラナデシコは、「女郎花(オミナエシ)、ススキ、桔梗、藤袴、葛、萩、撫子」で構成される秋の七草の一つとしても有名です。秋の七草は観賞するための美しい植物を集めたもので、日本らしい趣のある植物ばかりが挙げられています。

カワラナデシコの草丈は30cm~50cmほどで、花の色には赤、ピンク、白などがあります。花には花弁が5枚ついていて、花弁の先が糸状に裂けた特徴ある形をしています。

花は春から秋にかけて咲き、花が咲いた後にとれる種は、乾燥させてから煎じて飲むと、むくみをとる効果があるといわれて昔から利用されています。

現在では環境の変化などからカワラナデシコの自生地での減少が進んでいるとされ、環境省の絶滅危惧種に指定されている地域もあります。古くから和歌にも詠まれ、日本の山野草としても多くの方に親しまれているカワラナデシコの育て方を紹介していきます。

カワラナデシコの育てる場所

カワラナデシコは日当たりのよい場所での生育に適しています。

本州の東北から南、四国、九州などでは冬の寒さにも耐えられる耐寒性があるので庭植えも可能です。ただ、霜があたる心配のある地域では霜を避けるように注意しましょう。

鉢植えの場合には、冬は霜にあたらない場所に移動して育てましょう。

カワラナデシコの水やり

乾燥に強いため、庭植えではほとんど水やりの必要はありません。夏には暑さで土の表面が乾くことがあるので、土の表面が乾いているときには水やりをしましょう。

湿気の多い環境で根腐れ、病気などの心配がある品種なので、水切れしないように気をつけながら水を少なめに与えます。

鉢植えの場合には、土の表面が乾いたときにたっぷりの水を与えましょう。

肥料

開花時期の3月から5月、また9月から10月の時期に肥料を与えます。開花する期間が長いため、開花時期には10日に1回、1000倍に薄めた液体肥料を与えるようにしましょう。

用土

酸性度が低く、水はけがよい用土が適しています。

酸性にやや弱い性質をしているので、庭植えの場合には用土に少量の苦土石灰を混ぜて酸性度を下げておきます。水はけのよい用土にするために腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。

鉢植えに使う用土は、赤玉土小粒5:腐葉土3:山砂2の配合で作られた混合土がおすすめです。

病害虫

とても丈夫な植物で、病害虫の発生はほとんどありません。

時々アブラムシが発生することがあるので、もし発生したら、ブラシでこすり落とす、薬剤をかけるなどの方法で駆除しましょう。

カワラナデシコの植え付け・植え替え

植え付け・植え替え時期は3月から5月、または9月から10月が適しています。

鉢植えでは根詰まりを起こしやすい種類なので、年に一度ひと回り大きい鉢へ植え替えします。

植え替え時には新しい用土に入れ替えて、古根を短く切ってから植え替えします。
株が増えすぎていた場合には、根鉢を崩してから地下茎を切って株分けをし、1株ごとに鉢植え替えをします。植え付け・植え替え後にはたっぷりの水を与えましょう。

新芽が出始めてからは、液体肥料の1000~2000倍液、緩効性の化成肥料などを与えて成長を促します。

カワラナデシコの増やし方

カワラナデシコは株分け、さし芽、種まきで増やすことができます。

カワラナデシコは株の寿命が短いので、若い株を増やしておくようにしましょう。

株分け

株分けに適した時期は植え付け・植え替えの時期と同じ3月から5月、または9月から10月がいいでしょう。株を掘り出して1株ずつに切り分けてからそれぞれの場所や鉢植えに植え付けします。

さし芽

さし芽は、4月から6月と9月から10月頃が適した時期です。

さし芽をする場合、花のついていない若い枝を切り取り、葉を数枚残してさし穂を作ります。さし穂を水につけて水揚げしてから、よく湿らせた新しい赤玉土に軽くさして半日陰に置き、根が出るのを待ちます。

種まき

カワラナデシコは種を取ってから種まきで増やすこともできます。花の根元の子房が膨らんで種ができるので、花が咲き終わった後には種がはじけ飛ばないないように袋をかけておきましょう。

種が採れたら3月から4月、もしくは8月下旬から9月に種をまきます。育苗箱などに植えて育て、本葉が2枚に増えたら1株ずつを3号ポットに移します。根が回ったら定植します。

カワラナデシコの手入れ

梅雨の高温多湿に弱いので、梅雨の時期には蒸れて弱らせないように花がらをこまめに取り去りましょう。春に花が終わったあとには草丈のおよそ半分まで切り戻しておくと、秋にまた花を楽しむことができます。

花がたくさん咲くと株の劣化が進みやすいという特徴もあるので、株は1~3年程で更新しましょう。

カワラナデシコの花言葉

ナデシコ属は、フランスでは「小さい眼」という意味を持っている「oeillet(ウイエー)」と呼ばれています。イギリスでは、オランダ語で「まばたき」の意味がある「pink-oogen」と関連があるために、カーネーション以外のナデシコ属はまとめて「ピンク」と呼ばれると考えられています。

また、ドイツではナデシコ属の花の色が死ぬまで変化しないことから、変わらない友情を表すときの象徴になっています。
「小さい眼」と「まばたき」などが花言葉にどのような影響を与えているかはわかっていませんが、さまざまな意味から現在の花言葉がつけられています。ナデシコ属のカワラナデシコの花言葉は花の色によっても異なります。

それぞれ、ピンクのカワラナデシコは「純粋な愛」、赤いカワラナデシコは「純粋で燃えるような愛」、そして白いカワラナデシコには「器用、才能」という花言葉がつけられています。

まとめ

今回はカワラナデシコの育て方や手入れ方法、植え付け・植え替え方法などをご紹介しました。

耐寒性があり丈夫で病害虫の心配が少ないため、とても育てやすい植物です。植物の育て方にあまり自信がない、忙しくて手がかかる植物は育てられないという方にも適しています。

長い期間美しい花が咲くので、できれば長く咲く花を育てたいと思っている方にもぴったりです。

昔から日本人の心をつかんできたヤマトナデシコを自宅で眺めることができると思うと素敵ですね。

※トップ画像はnakkyさん@GreenSnap

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