
ユーカリ・グニーは、シルバーの丸い葉がなんともおしゃれな雰囲気を醸し出す、フトモモ科ユーカリノキ属の樹木。コアラが好む樹木として有名なユーカリですが、グニーは好んで食べません。コアラが好きなのはユーカリの別品種です。
ハーブとしても多くの効能があるユーカリですが、実は700以上の種類が!そのなかでもユーカリ・グニーは耐寒性があり、育てやすい品種。生育も早いので、庭のシンボルツリーとしても人気がありますよ。においが強い植物です。
ユーカリ・グニーの育てる場所
日光がよく当たり、水はけのよい場所で育てます。根が浅く倒れやすいので、強風にさらされる場所は避けたほうが安心です。生育が早く、すぐに大きくなるので、植え付ける場所はよく考えましょう。
コンパクトに仕立てる場合は、定期的に剪定します。根が浅いので、鉢植えで育てることもできますよ。
ユーカリ・グニーの水やり
過湿に弱いので水やりは控えめに。地植えの場合、基本的には水やりの必要はありません。ただし、植え付けて1年目は根が広がりきっておらず水切れしやすい場合もあります。葉っぱがしおれてきたら水をやりましょう。
鉢植えでは、表土が乾いて数日たったら水をやるようにします。
ユーカリ・グニーの肥料
地植え・鉢植えともに、植え付け時に緩効性肥料を混ぜ込みます。肥料をたくさん施すと大きく生育します。あまり大きくしたくない場合は、肥料を控えめに育ててくださいね。
ユーカリ・グニーの用土
市販のハーブ用培養土、または草花培養土に赤玉土小粒か鹿沼土を2割ほど足した用土を利用します。弱酸性の土を好みますが、日本の土はもともと弱酸性なので、地植えの場合はそのまま植え付けてかまいません。
ユーカリ・グニーの育て方で注意する病害虫
病気はクロロシス、虫はコガネムシなどに気をつけます。
クロロシス
鉄分・微量元素不足で引き起こされる病気です。葉や茎に斑点が出たらクロロシスを疑いましょう。治療には、鉄さび・火山灰・微量元素栄養剤などを与えます。
コガネムシの幼虫
コガネムシの幼虫が樹木の根を食べてしまいます。ユーカリ・グニーは根が浅く、ダメージを受けるとすぐにダメになってしまうので注意が必要。オルトラン粒剤をまいておき、事前に対策します。
ユーカリ・グニーの植え付け・植え替え
植え付け・植え替えの適期は4月から6月。庭植えする場合、水はけの悪い用土なら赤玉土や鹿沼土を混ぜてから植え付けます。石灰を混ぜて中和する必要はありません。
鉢植えでは、根づまりを起こすので適宜一回り大きな鉢に植え替えます。
ユーカリ・グニーの剪定
ユーカリ・グニーは生育が早く、放っておくとどんどん大きくなります。本来は25mほどに育つ巨木です。そのため、コンパクトに仕立てたいなら剪定は必須。真夏を除き、いつでも剪定することができますよ。
大きくなってきたな、と感じたら、摘芯して樹形をほどよく整えてください。また、新芽を摘んでわき芽を増やすと樹形が整います。剪定は鉢植えの根づまり対策にもなります。
ユーカリ・グニーの手入れ
ユーカリ・グニーは丈夫で育てやすい植物です。生育が早くすぐ大きくなるので、定期的に剪定さえおこなっていれば、特別な手入れは必要ありません。
ユーカリ・グニーの育て方は簡単
姿形がおしゃれなユーカリ・グニーは、庭の雰囲気をグッとよくしてくれます。耐寒性があり丈夫で、初心者でも育てやすい樹木です。乾燥気味に育て、定期的に剪定するのは忘れないようにしましょう。
かわいらしい丸い形のシルバーの葉は、フラワーアレンジメントの材料としても人気!木が大きく育ったら、切り花などとあわせてフラワーアレンジメントを楽しんでもいいですね。
ユーカリ・グニーは鉢植えで育てることも可能なので、マンションのベランダや玄関アプローチにもマッチするでしょう。その際は、大きくなりすぎないように、こまめに剪定してあげてください。
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