カンアオイの画像

カンアオイの育て方

  • ウマノスズクサ科
  • カンアオイ属

カンアオイの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Asarum nipponicum

別名

細辛,関東寒葵

原産地

関東地方

カンアオイの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

1
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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カンアオイの育て方の画像

カンアオイは、ウマノスズクサ科カンアオイ属に属する、東アジアに多く分布している多年草です。落葉樹林の足元に自生する植物で、特徴のあるハート型の葉をつけ、10月~12月頃には葉の陰に隠れるように小さな筒状の花(花萼)が咲きます。

カンアオイは艶のある葉や葉紋の美しさなどから、昔ながらの古典園芸植物として観賞用に育てられている「再高い人気があります。

カンアオイの育てる場所

カンアオイを育てるには風通しと水はけがよく、保水性の高い用土がある場所が適しています。日光をそれほど必要としないので、1年を通して日陰または半日陰で育てます。

夏は葉焼けに注意してなるべく日当たりを避け、冬はある程度日の当たる場所に置くといいでしょう。落葉樹の木陰など、夏の暑い日差しを避けられる場所に植えると大きく育ちやすくなります。

基本的には寒さに強いので、寒冷地でなければ庭植えでもそのまま冬越しが可能です。ただし、品種によって寒さに弱いものもあるため、耐寒性の低い品種は冬に霜を避け、冷たい風に当たらないように管理しましょう。また、根が大きい植物なので、鉢で育てる場合には通気性の良い山草鉢などの深い鉢を選びましょう。

カンアオイの水やり

乾燥、加湿どちらにも弱いため、湿度に注意して水を与えましょう。根元の土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。雨が多い季節には湿度が高くなりやすいので、雨が当たらない場所に置くなど注意しましょう。

肥料

カンアオイには3月下旬から6月下旬の芽出しの時期、9月下旬から10月中旬頃の開花前の時期に定期的に肥料を与えます。肥料は2週間に1回ほどの液体肥料と、固形の有機肥料を少量与えます。

用土

カンアオイには水はけが良く保水性の高い用土が適しています。鉢で育てる場合にはやや深めの鉢に用土を入れて育てましょう。用土は赤玉土:鹿沼土:軽石を6:3:1の割合で混ぜて作ります。庭植えにするときは、水はけのいい土に腐葉土を混ぜ込みましょう。

病害虫

カンアオイにつきやすい害虫は、ナメクジやアブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどです。ナメクジはまだやわらかい葉を食べるので、もしついているのを見つけたらすぐに取り除きましょう。

アブラムシやカイガラムシ、ハダニは葉の裏や茎につきやすい小さな虫です。葉の裏についていないかよく気をつけて、見つけたらすぐに取り除きます。古い歯ブラシなどでこすり落とすといいでしょう。殺虫剤での予防や駆除も効果的です。

注意したい病気には白絹病、軟腐病、炭そ病などがあります。菌のいる土壌や高温多湿などが原因でかかりやすい病気です。

白絹病になると株の根元周りに白い糸のようなものが発生して、株が枯れてしまいます。土壌に病原菌が存在しているとかかる病気なので、定期的に殺菌剤を散布する、土を太陽に当てて消毒するなどの方法で予防できます。

軟腐病は、根元が水っぽくなりだんだんと腐っていく病気です。発病すると薬剤でもなおりにくいので、伝染しないように株を処分します。炭疽病は、葉や茎などに灰色や黒の病斑が広がり、そこから枯れていく病気です。定期的な薬剤散布で予防し、発病部は除去して薬剤を散布しましょう。

カンアオイの植え付け・植え替え

9月中旬~10月中旬頃が植え付け・植え替えに適した時期です。鉢植えの中で根が重ならないように間隔を開けて植え付けをします。

カンアオイは根の生長が早い植物です。1年に1度は、根詰まりを防ぐために一回り大きい鉢植えに植え替えしましょう。取り出した株は、根をほぐして根の先端を1/3ほど切り落としてから新しい鉢植えへ植え付けします。

カンアオイの増やし方

カンアオイは株分けや根伏せなどの方法で増やすことができます。植え付け・植え替えの時期に合わせて増やすといいでしょう。植え替えの時期に子株ができていたら、地下茎を切り分けて株分けします。切り取った子株は他の株と間隔を開けて植え付けします。

根伏せで株を増やすときは、植え替え時に根のついた地下茎を切り取って行います。堅く元気な根茎を選んで切り取り、切り取った根は1cmほどの深さに埋めるように植え付けすると、植え付け後半年ほどで発芽するでしょう。

カンアオイの手入れ

葉が地面について傷まないように、気になるときには支柱を立ててあげるといいでしょう。花が咲き終わった後に種をとらない場合には、残っている萼筒を切り取ります。

カンアオイの種類

カンアオイには東アジアに100種類ほどの品種があり、その多くを日本で見ることができます。たくさんの種類があるカンアオイですが、その中から数種類をご紹介します。

フタバアオイ

フタバアオイは、南東北から九州まで幅広く分布する品種です。徳川家の家紋「三葉葵」のモデルになったとされる、有名な品種でもあります。冬には葉を落とす落葉する種類です。

ヒメカンアオイ

本州中部や四国周辺に分布する品種です。丸みのあるハート型の葉が可愛らしく、葉の紋様によって、見た目がそれぞれ異なっています。

タイリンアオイ

中国地方や九州に分布する、カンアオイの中では大型の品種です。葉紋が入り長いハートの形をした葉、4~5月頃に株の根元で咲く濃紫色の大きな花が特徴です。

オナガカンアオイ

オナガカンアオイは、九州に分布しているカンアオイです。表面に雲紋がある楯形の葉を付け、黒紫色の花萼をつけます。常緑で、寒い時期にも元気な緑の葉をつける種類です。

パンダカンアオイ

中国が原産地の品種です。白の外側に黒い縁取りがされている、パンダのような白と黒のカラーが可愛らしい花が見られます。

カンアオイの花言葉

カンアオイの花言葉は「秘められた恋」です。葉のつけ根で葉に隠れるように咲くひかえめで小さな花の姿から、この花言葉がつけられたと考えられています。

まとめ

カンアオイは品種が100種類以上あり、さらに、同じ品種でも葉紋などが異なることが多く、その美しさを楽しむことができます。かわいらしいハート形の葉にひかえめに咲く落ち着きのある花萼など、日本的な奥ゆかしさが感じられる花といえるでしょう。

カンアオイには種類によっては絶滅危惧種とされている種類もあります。貴重な植物を自宅で育てていると考えると、より楽しく育てることができますね。

※トップ画像はkasumiさん@GreenSnap

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