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ユーカリ・ポポラスはオーストラリアを原産とする、フトモモ科ユーカリノキ属の常緑小高木です。特徴的な葉の形で、ハート型をしており、そのかわいらしさを相まって、近年は庭木として人気が高くなっています。
今回はそんなユーカリ・ポポラスの育て方をご紹介します。
ユーカリ・ポポラスは風通しと日当たりのよい温暖な環境を好むので、庭やベランダに置いて育てるのがおすすめです。
耐寒性は-5℃まで耐えることができ、寒冷地では室内に移動させて霜に当たらないようにしましょう。また、地植えしてる場合は、霜に当たらないようマルチングして防寒対策するとよいです。
ユーカリ・ポポラスは砂漠の緑化にも使われることもあり、乾燥を好んで過湿を嫌います。
春〜夏は、表土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。秋〜冬は、控えめにして土の表面が乾いてから2〜3日後に水やりしましょう。
ユーカリ・ポポラスはあまり肥料を必要としないので、製品の規定目安よりも少なめに施しましょう。
鉢植えの場合は、植え付けと植え替えの際に元肥として、緩効性化成肥料を施しておけば十分です。地植えでは、生育期の4〜8月に緩効性化成肥料を施すしましょう。
病気は、うどんこ病に注意します。うどんこ病は、葉っぱに粉をまぶしたように白いカビが広がり、光合成ができなくなって弱ってしまいます。
害虫は、ハダニが発生しやすく、葉から栄養を吸い取ってしまいます。薬剤散布をして駆除したり、被害を受けた枝葉の切除などの対策をとってください。
ユーカリ・ポポラスの剪定は、3〜5月と9〜10月に行います。生長スピードが早いため、毎年の剪定が不可欠です。
春の剪定では枝の生長を見越して樹形を整えるように剪定しましょう。秋の剪定では夏に伸びすぎてしまった枝や、葉が密集している場所の風通しを確保するために剪定してください。
ユーカリ・ポポラスの植え替えは生育期の4〜8月が適しています。1〜2年に1回ひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。
5合の苗であれば、6〜7合鉢が目安です。
ユーカリ・ポポラスには水はけのよい土が適しています。
鉢植えでは、市販のハーブ用培養土が使えます。また、赤玉土小粒7:腐葉土2:バーミキュライト1の配合土が使えます。
地植えする場合は、植え付け1週間前に元肥として2kg/㎡の堆肥と、100g/㎡の緩効性化成肥料を混ぜ込みます。混ぜたあとはよく耕して植え付けましょう。
ユーカリ・ポポラスは6〜7月に、挿し木によって増やせます。剪定のときに切り取った枝を使うとよいです。
ユーカリ・ポポラスは、2〜5月に毛のような花びらが外に開く独特の花を咲かせ、4〜5月に最盛期を迎えます。
根本はオリーブグリーンで、先端に行くにつれてピンク色になるグラデーションが見事な花です。
ユーカリ・ポポラスは落ち着いた葉色と、ハート型の葉がかわいらしい植物です。梅雨や冬の管理に気をつければ、おしゃれな庭木として存在感を発揮してくれますよ。
GreenSnap編集部