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ピーマンの育て方

  • ナス科
  • トウガラシ属

ピーマンの基本情報

ジャンル

野菜

形態

多年草

学名

Capsicum annuum Grossum Group

別名

トウガラシ

原産地

熱帯アメリカ

ピーマンの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

やや強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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収穫

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ピーマンの育て方

ピーマンといえばスーパーの野菜売り場などでも1年を通して目にすることができる定番の野菜のひとつです。

ピーマンにはビタミンCやカロチンといった豊富な栄養素が多く含まれており、

料理でも使いやすいため家庭菜園でも人気の野菜です。

基礎情報

日当たり

中南米の熱帯地方が原産であるピーマンは、高温で日当たりの良い場所を好みます。

日陰や日当たりが悪い場所では、日照不足によって実が大きくならなかったり、実がつかなくなることもあるので注意しましょう。

 

置き場所

ピーマンを育てる上では、日当たりの良い場所が大切な条件になってきます。

日が出ている朝から夕方までのうち、少なくとも半分以上の時間で日光に照らされている場所がいいでしょう。

窓辺やベランダといった場所で育てる場合は、プランターを台の上に乗せたり、フックで掛けるなどして、出来るだけ高い位置に置くようにしましょう。

高い位置に置くことによって、より長く日の当たる時間を取れるようになります。

また雨の日などは、雨粒によって咲いた花が落ちることもあるので、軒下などに移動してあげるのがいいでしょう。

 

水やり

ピーマンは高温を好む野菜ですが、乾燥と多湿には弱い野菜です。

水分の与え過ぎには注意をするようにして、土の表面が乾いているのをしっかり確認してから、水やりをするようにしましょう。

目安としては表面を触っても土が指に付かなくなるくらいまでは待つようにしましょう。

プランターの場合は、底の穴から水が流れ出てくるまで表面全体に濡らすように水をかけてあげます。

乾燥が長く続いた場合には、カルシウム不足によって奇形した実や尻腐れした実ができてしまうこともあります。

梅雨が終わったあとや水分の蒸発が激しい真夏の時期は、乾燥を起こさないようにこまめに水分管理をしてあげましょう。

またピーマンの葉は水をはじきやすく、ほとんど水分吸収を行いません。

葉が濡れていると細菌が発生しやすい原因にもなるので、水やりをする際は根元の土に水をあげるようにし、葉の上には水があまり当たらないようにしてあげましょう。

実の収穫が終わったあとはピーマンはあまり水分を必要としません。

低い温度には耐えることができず、連作障害が起きやすい野菜でもあるため、苗はそのまま残すのではなく、毎年新しい苗か種から育てられることがほとんどです。

 

肥料・追肥

苗を植え付ける際に混ぜる元肥には有機肥料、もしくは化学肥料や熔成リン肥を使いましょう。

リン酸は野菜が実をつけるためには必ず必要となる肥料成分なので忘れないようにしてください。

その後の追肥は最初の実が付き始めたのを確認してから行うようにしましょう。

化学肥料の場合は、1株当たり10グラムほどの量を周りの土と混ぜ合わせます。

追肥の間隔は2週間から3週間に1回程度行いましょう。液体肥料の場合は週に1回程度、水やりの代わりに行います。

肥料が足らないとリン酸不足や窒素過多によって花が咲いても実がならなかったり、収穫が少なくなることもあるので、肥料切れには注意しましょう。

逆に肥料の量が多すぎると、ツルボケや木ボケを起こす原因にもなります。

葉や枝に栄養を奪われ、実が少なくなってしまうので、そのような状態を確認した場合はすぐに肥料を控えるようにしましょう。

 

用土

ピーマンは多湿を嫌うため、水はけの良い土で育ててあげましょう。

また、ピーマン自体は根の浅い野菜ですが、プランターで育てる場合は加湿を避けるためにも、底が深いタイプのものを選ぶようにしたほうがいいでしょう。

ピーマンを育てる際に使う栽培用土は、市販の野菜用培養土でも問題はありません。

自分でブレンドをする場合は、赤玉土を6、腐葉土を3、バーミキュライトを1程度の割合で混ぜ合わせ、そこに石灰を量に合わせて入れます。

石灰は用土10リットルに対して10グラム程度が目安です。

メッシュ付きのプランターを使ったり、発泡スチロールを底に詰めたりすれば、さらに水はけを良くすることができるでしょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ピーマンの苗の植え付け方法は、ナスやトマトなどといった同じナス科の野菜とほとんど共通しています。

まず植え付けを行う2週間前までには土作りをしておきましょう。

植え付けの時期としては、夏前の4月下旬から6月上旬になります。

苗をポットから取り出す際は、苗の根元を指で挟んで土ごと取り出すようにイメージすることで、形を崩さずに取り出すことができます。

ポッドから取り出した苗の根は固まっているので、軽くほぐしてあげます。

苗と苗の間は約20センチほど間隔を空けるようにします。土に穴を掘って苗は浅めに植え付けましょう。

植え付けたあとは土の上からマルチや敷き藁を施すことをおすすめします。

これを行うことで、土の跳ね返りを防ぎ、病気の予防や地温効果を高めることができます。

苗が根付くまでには約1週間ほどかかるので、毎日を水やりを行い、水分をしっかりと与えてあげましょう。

日差しの強い時間帯に植え付けを行うと、苗がそのまま枯れることもあるため、早朝や夕方など日差しの弱まった時間に行うといいでしょう。

 

増やし方

収穫した種から増やすことができます。

種からピーマンを育てる場合、種まきは3月から5月上旬までが適期です。

ただし、ピーマンは連作障害が起こりやすい野菜でもあるため、同じ土や同じ場所では育てないように注意しましょう。

種をまいてから定植できるまでには、2ヶ月から3ヶ月ほどかかります。

 

病気・害虫

ピーマンに発生しやすい主な病気としてはモザイク病が挙げられます。

モザイク病とは野菜に共通して発生するウイルス性の病気です。

感染した野菜には、葉や花などの部分に黄色の斑点が現れるのが特徴で、放っておくと株全体に広がっていき、葉や果実の奇形につながります。

モザイク病には治療する方法がないため、事前に予防することが大事です。

もし病気にかかってしまった場合は、その部分を見つけ次第切り取ってあげましょう。

モザイク病は主に、アブラムシやアザミウマといった害虫がウイルスを運んでくることによって発生します。

アブラムシはピーマンの新芽が出る時期に多く発生し、モザイク病の他にもすす病などの危険を運んでくる可能性が高い虫です。

見つけたらすぐに駆除するようにしましょう。

事前の予防としては、シルバー色のマルチングによってアブラムシの飛来を防いだり、薬剤を散布することで対策することができます。

 

管理温度

ピーマンは同じナス科であるトマトやナスと比べても高温を好む野菜ですが、その分低温には弱い野菜です。

生育適温は22℃から30℃となっているため、4月などまだ気温が低い時期の早植えはしないようにしましょう。

温度が十分でないと、花や実をつくらない原因にもつながります。

 

種類・品種

ピーマンはナス科トウガラシ属に分類される野菜で、トウガラシの仲間になります。

あの辛い調味料として有名なトウガラシが品種改良をされて生み出されたのがピーマンとなります。

トウガラシとは違い、カプサイシンという辛味成分が含まれていないため辛味はなく、甘みが強いのがピーマンの特徴となっています。

日本では「京ゆたか」や「さらら」といった品種の緑ピーマンが一般的ですが、同じ甘味種のトウガラシ属としてパプリカがあります。

ピーマンがシシ型と呼ばれる種類なのに対して、パプリカはベル型と呼ばれる種類であり、ピーマンよりも実が厚く、苦味が少ないのが特徴となっています。

またピーマンとは違い、実が熟さなくても鮮やかな黄色や赤色を持っているといった違いもあります。

 

収穫

ピーマンの収穫時期は夏前に始まり、花が咲いてから約2週間ほどで迎えます。

大きさの目安としては実が6センチから7センチほどになったときが収穫のタイミングとなっています。

実が大きくなりすぎると株への負担にもなるので早めに収穫するようにしましょう。

また実が小さいうちに収穫することで株が成長しやすくなり、長期間の収穫が可能となります。

6月下旬から長ければ9月下旬まで収穫が可能です。収穫をする際は、きれいなハサミでヘタの部分を切って取ってあげましょう。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ピーマンの花は白色をしており、花弁の数は6から8枚ほどあります。

開花は夏前に迎え、朝の時間に開花して約3日ほど咲き続けます。

正常の花であれば開花してから約2週間ほどで実をつくりますが、

日照不足や栄養状態が良くない場合にはめしべよりもおしべのほうが長い短花柱花が増え、落果がしやすいという特徴があります。

 

トリビア

花言葉

ピーマンの花言葉には「同情」「哀れみ」といった少し悲しいものがありますが、その他にも変わった花言葉として「海の恵み」というものが知られています。

この花言葉の由来や理由はよくわかっていませんが、ピーマンと海という意外な繋がりから面白い花言葉として知られています。

 

由来伝承

ピーマンという名前の語源は「piment(ピマン)」というトウガラシを意味するフランス語です。

ピーマンとトウガラシは同じナス科トウガラシ属の野菜ですが、日本では甘味種であるピーマンよりも先に辛味種であるトウガラシが江戸時代に伝わってきました。

トウガラシ属の甘味種であるピーマンが伝えられたのは明治時代になってからであり、その流れから2つを混同して甘味種のトウガラシを「ピーマン」と呼ぶようになったとされています。

 

まとめ

今回は料理でもよく使われる野菜のひとつであるピーマンの育て方についてご紹介しました。

ピーマンといえば、独特の苦味があることから嫌われることも多い野菜ですが、カロチンやビタミンCといった栄養素が豊富に含まれており、疲労回復や風邪予防にも効果的な野菜です。

ピーマンは苦いから食べられないという方も、自分で育てたものなら食べてみようという気になるんじゃないでしょうか。

ピーマンは夏の家庭菜園としても育てやすい野菜なので、ぜひ一度育ててみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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