インゲン(さやいんげん)の育て方|種まきから収穫までの日数は?

  • マメ科
  • インゲンマメ属

インゲンは、豆以外にも若いサヤごと食べられる、栄養豊富な野菜のひとつです。発芽してから収穫が早く、1年で3回ほど収穫もできるので、育てる上でのコストパフフォーマンスも高い野菜です。

今回は手軽に育てられる、インゲンの育て方についてご紹介します。

インゲンの栽培のポイント


インゲンはつる性のあるものと、つる性がないものがあり、それぞれ下記のような特徴があります。種を入手するときには、つる性の有無をよく確認しておきましょう。

つるあり種:支柱をたてたり、誘引する手間がかかるが、収穫期が長くて、収穫量も比較的多い。
つるなし種:支柱がいらず栽培の手間がかからないが、収穫量が少ない。

インゲンの育て方:栽培する場所

インゲンは適度な日当たりと、風通しの良い場所を好みます。陽性植物ですので、1日6時間以上の日照が適正です。日陰では育たないので注意しましょう。

インゲンの栽培に適した鉢・プランターの大きさ

インゲンを鉢やプランターで育てるときは、深型のものを選ぶようにしましょう。インゲンは根群を深く張らせるので、浅型のものだと長期の栽培が難しいです。

インゲンの育て方:水やり

鉢・プランター栽培のインゲン

インゲンを鉢やプランターで育てている場合、水やりは表面の土が乾いたら、たっぷりとあげるようにしましょう。インゲンは暑さに弱く、夏場は生育が鈍りがちなので、朝の涼しい時間帯に水やりをします。過湿を嫌うので、乾燥気味に育てると良いでしょう。

地植え栽培のインゲン

地植えでインゲンを育てている場合、水やりは基本的に必要ありません。雨の水分で十分ですが、夏場に、何日も雨が降らない日が続くようであれば、朝の涼しい時間帯にたっぷりと水をあげてください。

インゲンの育て方:用土


インゲンは水はけと保肥性のよい用土を好みます。過湿に弱いので、水はけの良さは重要です。土壌酸度はpH6.0〜6.5ほどの中性に近い弱酸性を好みます。

鉢・プランター栽培のインゲン

鉢植えやプランターでインゲンを育てるときは、用土の配合を赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1の比率で用意するといいでしょう。そこへ苦土石灰を用土10Lに対して20gほど混ぜておきます。種まきや植え付けは、土がなじむまで1週間時間をとってください。

地植え栽培のインゲン

地植えでインゲンを育てるときは、種まきの2週間前までに弱酸性の土壌にしておきましょう。苦土石灰を1㎡につき100gほどまいて耕しておきます。その1週間後、堆肥を1㎡につき2〜3kg、化成肥料を150gまいて、よく耕しておきましょう。

インゲンの栽培に適した畝立て

インゲンの栽培に適した畝は、高さ20〜25cm、幅はつるあり種は100cmで一条、つるなし種は80cmで2条が目安です。インゲンは過湿に弱いので、畝を高めにつくって、排水性をよくしておきます。

インゲンの育て方:種まき

インゲンの種まきの時期

インゲンの種まきの時期は春まきと夏まきの、年2回種まきの適期があります。春巻きは4〜5月、夏まきは7月中旬〜下旬に行うようにしましょう。発芽温度は20度ほどです。

インゲンの種まきの手順

インゲンの種まきは、ポットまき、直まきが可能です。9cmポット、もしくは直径7cm、深さ3cm程度の穴をつくり、そこへ種を3〜4粒重ならないようにまいていきます。2cmほど土をかぶせたら、軽く手で押さえて、土が軽く締める程度に水やりをします。

株間隔はつるあり種は30〜40cm、つるなし種は25cmほどとるようにしましょう。

インゲンの種まき後の管理

インゲンは、種まき直後も過湿を嫌います。土が湿りすぎていると、種自体が腐ってしまうので、水やりは少なめに、若干土が締める程度を保ちながら、日陰で管理しましょう。種まきから発芽までの日数は、だいたい1週間ほどです。

インゲンの育て方:間引きと植え付け


直まきで育てているインゲンは、発芽からだいたい1〜2週間くらいした、本葉が2〜3枚開いたころに、生育の悪い苗を一本間引きして、2本立ちにします。

ポットまきで育苗している場合は、子葉と本葉の間にできる初生葉が展開したら、2本立ちにして、植え付けしましょう。

インゲンの育て方:支柱立て(つるあり種)

つるあり種のインゲンは本葉4〜5枚になると、つるを伸ばし始めます。支柱をたてるか、ネットを設置して、つるが這うように誘引していってください。

インゲンの育て方:肥料


インゲンの肥料は、収穫までに二回追肥として行います。1回目の追肥は種まきからおよそ1ヶ月後ほどの、開花始めに施肥します。2回目は開花から10〜15日後ほどの収穫始めに施肥します。

追肥の量は、1㎡に対して30gほど、もしくは一株にたいして5gほどの化成肥料を、株まわりにまいて、土と軽く混ぜ合わせたら、土寄せをしておきます。

インゲンの育て方:収穫

サヤインゲンの収穫のタイミングは、開花から10〜15日間です。早々に収穫するほうが、甘みもありサヤも柔らかいので美味しいです。収穫が遅れると、サヤが硬くなっていくので注意してください。

なお、つるあり種は30〜60日間は収穫が可能ですが、つるなし種は10〜15日間と比較的収穫期間が短いです。

インゲンの育て方:注意する害虫・病気


インゲンは、梅雨時期や雨が長期間つづくと、過湿状態が原因で、炭そ病やサビ病を発症します。薬剤で防除したり、混み合った葉を切り取って、風通しをよく保ちましょう。

また生育初期はアブラムシ、ハダニがわきやすいので、葉の裏側をよくみたり、葉水をして防除に努めましょう。

インゲンってどんな栄養の野菜?

サヤインゲンはたんぱく質、炭水化物、ビタミンKが豊富に含まれています。とくに、たんぱく質の構成に必要なアミノ酸スコアが73と高く、良質なたんぱく質といえます。

インゲンの花言葉

インゲン豆は白いささやかな花をつけますが、その花言葉には「豊かさ」「喜びの訪れ」「必ず来る幸福」などがつけられています。収穫量の多さから豊かさなどがつけられたと言われていますが、どれも縁起のよい花言葉で、家庭菜園におすすめです。

インゲンの育て方のコツを抑えよう!


インゲンの育て方のコツは、基本的に若干乾燥気味にそだてることです。過湿に弱いので、畝を高くしたり、バーミキュライトの比率を少し高くして、排水性を高めるのもいいでしょう。

インゲンの育て方のコツを覚えて、簡単に栽培できるインゲンを家庭菜園で育ててみてください・

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インゲンの基本情報

ジャンル
野菜
形態
つる植物
学名
PhaseolusvulgarisL
別名
原産地
中央アメリカ

インゲンの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

種まき
4月 、5月、6月、7月
肥料
5月 、7月
収穫
6月 、7月、8月、9月

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