見分けけ方のポイントを紹介します!
どっちが椿?山茶花?
あなたはどちらが椿で、
どちらが山茶花かわかりますか?
そもそも、山茶花を知らず、
山茶花の花を椿だと思い込んでいる方が
結構いらっしゃいます😅
結論から申しますと、
左が「椿」で、右は「山茶花」です。
ではでは、見分けるポイントを
見ていきましょう‼️
まずは簡単な見分け方をご紹介
実は花の散り方を見れば
簡単に見分けることができるのです。
椿の花は左の写真のように、
花首からポトンと落ちます。
対して山茶花の花は右の写真のように
花びらが散ります。
花が散っていなければ、
それぞれの花の特徴を見ていきましょう❗️
椿の花の特徴を見てみよう
花が筒状で立体的。
花びらに厚みがある。
花びらがシワにならず滑らか。
雄蕊が筒状で真っ直ぐに伸びる。
この写真は椿の雄蕊の根本を
拡大したものです。
雄蕊どうしがくっついています。
これは山茶花にはない特徴です。
山茶花の花の特徴を見てみよう
花びらが大きく開き平面的。
花びらがペラペラに薄い。
故に花びらが湾曲したり、シワが目立つ。
この写真は山茶花の雄蕊を
拡大したものです。
雄蕊が楕円形に開いていて、
椿の雄蕊とは大きく異なります。
椿と山茶花の葉の違い
左 椿
右 山茶花
この写真は葉の縁を拡大したものです。
椿は鋸歯(きょし)が浅いのに対し、
山茶花は鋸歯が深いですね。
※鋸歯とは葉の縁のギザギザのこと
左 椿
右 山茶花
この写真は椿と山茶花の葉の裏の葉脈を
拡大したものです。
椿の葉はツルツルですが、山茶花の葉には
わずかですが毛が生えています。
まとめ
このように突き詰めてみれば、
椿と山茶花にはたくさんの相違点が
見つかります。
これらを鑑みて総合的に判断をすれば
椿と山茶花を見分けることが
できるでしょう😊
ただし、
椿と山茶花の交雑種である寒椿という花があり、
両方の特徴を持っている為に山茶花との見分けが
非常に難しいのですが、それはまた別のまとめで
取り上げたいと思います。
寒椿の特徴を少しだけ述べますと
山茶花と同じように花びらが散ります。
木の幹の主軸がはっきりせず横に枝を伸ばす為、
樹高は低く1mぐらいと小ぶりです。
最後の写真は乙女椿という、
とても美しい椿です😊