プリムラ マラコイデスの育て方


GreenSnap編集部

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公開日:2019.05.14

プリムラ マラコイデスはサクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属の植物です。和名は「ケショウザクラ(化粧桜)」、別名は「オトメザクラ(乙女桜)」、英名は「フェアリー プリムローズ(Fairy Primrose)」です。園芸用として流通する際は、学名の「プリムラ マラコイデス(Primula malacoides)」で呼ぶのが一般的です。ケショウザクラの和名は株全体に白い粉が付くことに由来します。

サクラソウ属の学名は「プリムラ(Primula)」であり、サクラソウ属の植物で園芸用になったものをひとまとめにプリムラと呼びます。原産地は北半球の温帯から寒帯に分布しており、500~600種類が確認されています。プリムラ マラコイデスの原産地は中国の雲南省で、日本へはヨーロッパからのルートで入ってきました。

プリムラ マラコイデスは常緑性の多年草ですが、高温と多湿の環境に弱いので日本の園芸では一年草として扱われます。鉢花の少ない冬に店頭に並ぶイメージがありますが、耐寒性はやや弱めです。

開花期の1~4月には3~5cmほどの色とりどりの花を咲かせまる。花色は白・ピンク・薄青・青・紫・赤紫・黄・緑とバリエーションが豊富です。草丈は10~50cmで、鉢植えは卒業式の贈り物や会場の装飾に活用されます。

プリムラ マラコイデスの育てる場所

プリムラ マラコイデスの鉢植えを育てる場合、冬期間は5~10℃の気温を保つ必要があります。1~3月に開花鉢が多く出回りますが、氷点下になる環境には適していません。購入後は屋内で育てますが、耐暑性が弱いので暖房の効いた室内にも向きません。そのため日中は日の当たる玄関などに置き、夜間は暖房の暖かさが残る室内に置くのがベストです。

地植えにしたプリムラ マラコイデスの小輪種は、冬場に外気温が5℃以下にならない場所なら冬越しが可能です。大輪種は地植えのまま冬越しするのは難しいので、鉢植えにして屋内で観賞しましょう。

本来多年草であるはずのプリムラ マラコイデスですが、冬から春にかけての開花期が終わり夏が来ると、日本の暑さで枯れてしまいます。夏越しはかなり難しいのですが、25℃以下をキープでき、なおかつ日当たりと風通しの良い場所に置けば不可能ではありません。

プリムラ マラコイデスの水やり

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。水切れに弱いので注意が必要ですが、水をやりすぎると根腐れの原因になるので土の状態を見て判断してください。地植えにした場合の水やりは特に必要ありません。

肥料

プリムラ マラコイデスはこまめな肥料を与える必要があります。秋から開花期が終わるまでの間、9~4月は薄めた液体肥料を1週間に1回の割合で与えます。6~7月の夏越し期間も液体肥料を与えますが、この間は大幅に薄めたものを与えるようにしましょう。

用土

水はけと水持ちの良い用土が適しています。保水性と通気性を兼ね備えた、重すぎず軽すぎずの用土を使いましょう。市販の一般的な培養土か、砕いた軽石が入った粒状の培養土もおすすめです。

病害虫

病気:開花期のプリムラ マラコイデスの花には水をかけないように注意してください。花に水がかかると灰色カビ病を発症しやすいので、水は株元にかけましょう。灰色カビ病は風通しを良くしてこまめな花がら摘みを行うことで予防できます。

害虫:アブラムシとヨトウムシ、ナメクジがつく場合があります。アブラムシは風通しが悪い環境で発生し、汁を吸って株を弱らせます。ます。発見次第歯ブラシなどで除去するか、牛乳を薄めたスプレーやアブラムシ用の薬剤で駆除しましょう。ヨトウムシとナメクジは夜間に花や葉を食害します。ヨトウムシは酢やトウガラシを薄めた液をスプレーして発生を予防しますが、それでも発生した場合は付いた葉ごと処分します。ナメクジは見つけ次第捕殺するか、ナメクジ用の薬剤で駆除してください。

プリムラ マラコイデスの植え付け・植え替え

植え付け・植え替えの適期は10~11月です。秋には苗が店頭に並ぶので、小輪種で冬越しができる環境であれば地植えで栽培しましょう。越年・越夏できた鉢植えの植え替えは株の大きさに合わせて行ってください。

プリムラ マラコイデスの増やし方

プリムラ マラコイデスは種まきで増やします。種まきの適期は9月です。種に日光が当たらないと発芽しないので、種まき後に土を被せないようにします。

プリムラ マラコイデスの手入れ

灰色カビ病の予防のためにも花がらや枯れた下端はこまめに摘み取ってください。花後の花茎は切り、新しい花茎を育てます。

プリムラ マラコイデスの品種

  • 富士ざくら:大輪種や巨大輪種がある。花色は桜色。耐寒性・耐暑性なし。
  • うぐいす・シリーズ:小輪種。花色は白・ピンク・赤紫・紫・ミックスなど。耐寒性あり。
  • プリマ・シリーズ:大輪種。バリエーションが豊富な花色は無限大と言われる。
  • ポシェット・シリーズ:ミニチュアサイズの小型種。花色は淡いピンク・濃いピンク。
  • ウインティー:小輪種。花色は珍しいグリーン。耐寒性あり。一重咲きと半八重咲きの品種がある。
  • メロー・シャワー:小輪種。メロンのような香りを持つ。半八重咲き。

プリムラ マラコイデスの花言葉

プリムラ マラコイデスの花言葉は「運命を開く」「素朴」「気取らない愛」です。
プリムラ全般の花言葉は「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」です。

プリムラ マラコイデスは1月21日の誕生花でもあります。

まとめ

プリムラ マラコイデスの育て方や花言葉を紹介しました。プリムラ マラコイデスは花の少ない1月から開花期を迎えるので冬向けの鉢植えとして重宝されます。カラフルな開花鉢が店頭に並ぶ姿は圧巻です。色どりが少ないと感じる冬は花屋さんやホームセンターをチェックしてみてください。

※トップ画像はラムネ味さん@GreenSnap

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