ヘデラの画像

ヘデラの育て方

  • ウコギ科
  • ヘデラ属

ヘデラの基本情報

ジャンル

草花

形態

つる植物

学名

Hedera helix

別名

ヘデラ・ヘリックス,アイビー,イングリッシュアイビー,木蔦

原産地

欧米,アジア

ヘデラの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

やや強い

耐暑性

やや強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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ヘデラの育て方の画像

ヘデラは、観葉植物やハンギング・寄せ植えなどで親しまれているウコギ科キヅタ属のつる性植物。かわいらしい葉の形と、品種の豊富さで人気です。ヘデラというのは学名で、アイビーやキヅタとも呼びます。
つるを下方に垂らしてハンギングとして楽しんだり、ヘゴに沿わせて仕立てたり、グラウンドカバーとして地表を這わせたり、いろいろなアレンジができる植物ですよ。葉の色・形が豊富なので、寄せ植え材料としても使いやすいです。
庭やベランダのフェンスにヘデラのつるを這わせて、目隠しとしてお使いのご家庭もよく見かけますね。また、屋外の壁に這わせると、イングリッシュガーデンのようなオシャレな雰囲気が手軽に出せます。
そんな汎用性の高いヘデラですが、育てやすさも魅力。ある程度の耐陰性と耐寒性があり、生命力が強くどんどん伸びるので、非常に育てやすい植物のひとつです。ガーデニング初心者や、初めて植物を育てるという人にもおすすめできるほど、育てやすいですよ!ぜひ、ヘデラの生命力を感じてみてください。
また、ヘデラは挿し木で手軽に増やせるので、ミニ観葉に仕立ててデスクの上や食卓に置いて観賞してもいいですね。自分で増やしてもよいですし、苗は一年中ホームセンターや園芸店で手に入れることができます。小さな苗なら、100円ショップでも販売されていることがありますよ。
今回は、ヘデラの基本的な育て方をお伝えしていきます。ヘデラは品種が多いことでも有名です。お店で見ても、多すぎてどれがいいのかわからない…という方に向けて、代表的な品種とその特徴もご紹介します。

ヘデラの育てる場所

室内で楽しむのはもちろん、関東以西の暖かい地域なら戸外で育てることもできますよ。
耐陰性があるので、置き場はあまり選びません。多少薄暗い場所でも育ちます。ただし、長期間日陰で管理し続けると、つるが伸びすぎて草姿が乱れる場合も。なるべく、日当たりのよい窓辺などで育てましょう。真夏の直射日光は避けてくださいね。
耐寒性はあります。0℃くらいでも比較的大丈夫ですが、戸外で冬越しさせる場合は霜や雪に気を付けましょう。可能なら、室内で冬越しさせるのが安心です。

ヘデラの水やり

鉢植えで育てる場合、春から秋の生育期には、土が乾いたら水をあげます。夏場はできれば毎日水やりし、冬は乾かし気味にしてあげましょう。
過湿は病害虫の原因にもなるので気を付けます。特に、株が繁茂している場合は株元が蒸れやすいです。
地植えの場合、基本的には水やりは必要ありません。

肥料

基本的には肥料がなくても育ちますが、大きく茂らせたい場合や株の元気がないときは、肥料をやりましょう。反対に、寄せ植え材料として使った場合など、あまり大きくしたくないときに追肥はしません。
春から秋にかけては、10日に1回液体肥料を施します。または、2カ月に1回緩効性の粒状化成肥料を与えるのもOK。
冬も暖かい室内で管理する場合、月に1度ほど液肥をやってもよいです。

用土

市販の観葉植物の土が便利です。水はけと通気性のよい土を好むので、赤玉土6:腐葉土4でもよいですよ。
小さな株なら、ハイドロカルチャーで楽しむこともできます。

病害虫

病害虫の被害は少ないほうですが、春から秋はアブラムシ・ハダニ・カイガラムシなどに注意します。スス病の発生も気を付けてあげてください。

アブラムシ・ハダニ・カイガラムシ

いずれの害虫も、葉や枝に発生して株を弱らせてしまいます。春から秋の暖かい時期に注意してください。
発生初期なら手で一つひとつ取り除く手段もありますが、大量発生してしまった場合は薬剤散布で対処しましょう。

スス病

発病すると、葉と枝がススをかぶったように黒くなってしまいます。スス病の原因はカビ菌です。害虫の排泄物が原因でカビが発生することもあるのでアブラムシなどを見つけたら注意しましょう。
スス病が発生してしまったら、薬剤で対策してあげてくださいね。

ヘデラの植え付け・植え替え

植え付け・植え替えは冬を除けば一年中可能です。鉢が小さくなってきたら、一回り大きなものに植え替えてあげましょう。
ヘデラのつるはどんどん伸びていきます。つるが伸びすぎると草姿が乱れて風通しも悪くなるので、病害虫発生の原因にもなってしまいます。そのため、早めに間引きするようにしましょう。
また、寄せ植えで使用する場合、生命力の強いヘデラは大きくなりすぎて他の植物を圧倒してしまうことがあります。そうした場合は、茎を切り戻すか植え替えの際に根を整理します。
間引いた茎は、挿し木に使うこともできます。株元が枯れてしまった場合は、その周囲に新しい枝を挿し木してもよいでしょう。

ヘデラの増やし方

ヘデラは挿し木で簡単に増やすことができます。時期は、気温が15℃以上あればいつでもOKですが、春と秋のほうが発根しやすいです。
やり方は、新芽がかたまった若い茎を2~4節を切り取り、下葉を落とします。その挿し穂を用土に挿して水をやり、日陰で管理して発根を待ちます。用土は赤玉土小粒か、赤玉土5:バーミキュライト5が最適。
水挿しで発根させることもできます。その場合、下葉を水に付けないようにしましょう。
挿し木で増やした小さなヘデラの株は、ミニ観葉として楽しむのがおすすめ。ハイドロカルチャーでも育ちます。
斑入り品種を挿し木で増やす場合、斑を残すために斑がしっかりと入った葉を選んでください。緑の多い葉を選ぶと、斑が徐々になくなっていってしまうことがあるんです。

ヘデラの花言葉

ヘデラの花言葉は、「永遠の愛」「結婚」「不滅」「友情」です。
「永遠の愛」「結婚」「不滅」は、ヘデラが常に枯れることのない常緑植物で生命力も強いことから、このような花言葉が付きました。壁や石垣などにしっかりとつかまって這っていく性質も関係しています。
「友情」は、壁や樹木などどんなところにも上手につるを絡ませて這っていくヘデラの特性が由来といわれています。
一方、西洋では「夫婦愛」「貞節」「友情」「結婚」が花言葉となっています。

ヘデラの花

ヘデラの花というとイメージが湧かない方も多いかもしれません。実は、9月から12月ごろ、目立たない小さな白~黄緑色の花を咲かせます。小さな花が丸くかたまっている姿が特徴で、ヤツデの花によく似ています。花弁は5枚です。
ヘデラの花は非常に珍しく、数年たった株でないと通常は花を咲かせません。見かけた方はかなりラッキーかもしれませんね。品種によっては、花が咲かないものもあります。

ヘデラの種類

現在、日本で園芸用として広く親しまれているのは、ヘデラ・ヘリックス(イングリッシュ・アイビー)という種です。そのほかの種は、コルシカ、ネパレンシス、カナリエンシスなどがあります。
最も一般的なのはヘデラ・ヘリックスですが、さまざまな葉の色や形の園芸品種があり、その数は500種を超えるといわれています。日本に導入されているものは、そのうち100種ほど。
これだけバリエーションが豊富だと、寄せ植え材料としても選びやすいですし、自分好みの一品を見つける楽しみもあります。ぜひ、お近くの園芸店やホームセンターでどんなヘデラ・ヘリックスが販売されているかチェックしてみてください。今回は、代表的な品種をいくつかご紹介します。

ヘデラ・ヘリックス「ゴールデンチャイルド」

斑入りヘデラのなかで、流通量も多く人気の高い品種です。緑の葉に黄色い斑が入ります。単体ではもちろん、カラーリーフの寄せ植えなどでも楽しめますよ。

ヘデラ・ヘリックス「アイリッシュレース」

緑色の葉は細長く、鳥の足のような形をしています。繊細で上品な雰囲気が漂いますね。ちょっと変わったヘデラを楽しみたい方におすすめです。

ヘデラ・ヘリックス「コリブリ」

コリブリは、白や黄色の斑が葉に大きく広がる品種。一つとして同じ模様が出ないといわれており、欧米でも人気が高いです。

ヘデラ・ヘリックス「スイートハート」

ハート形の葉が特徴。丸みを帯びた葉は、優しくかわいらしい雰囲気があります。耐陰性のある品種です。

ヘデラ・コルシカ

ヘデラ・ヘリックスとは異なる種類です。アジアやイラン、コーカサスに分布しており、葉は丸みを帯びておりヘリックスより一回り大きいのが特徴。ペルシアン・アイビーともいいます。

ヘデラ・ネパレンシス

葉に深い切れ込みがあるのが特徴で、卵型が細長くなったような形をしています。アフガニスタン、ヒマラヤ、カシミール地方などに生息しています。

まとめ

ヘデラは、ヨーロッパやアジア、北アフリカの原産。自生している品種もいくつかあり、世界各国で親しまれている常緑つる性植物です。
日本ではヘデラの鉢植えが人気で、背の高い鉢に植えたり、ハンギングに仕立てて、下に向かってつるを垂れ下げた姿をよく見かけます。そのほか、壁やフェンスに這っている野性的なヘデラの姿もまた面白いですよね。常緑なので、壁面緑化や目隠しとして重宝しているご家庭も多いようです。
ヘデラ(Hedera)の名の由来は、ラテン語の「しがみつく(Haerere)」だともいわれています!気根を伸ばしながら、壁や石垣にしがみつくようにして茂っていきます。
壁一面に茂ったヘデラは迫力がありますが、ひとつだけ注意点が。ヘデラの気根はなかなか強力で、一度壁に付くと取り除くのが難しいんです。ヘデラを撤去したい、となった場合、気根をキレイに取り切れない場合があるので注意が必要です。計画的に植えましょう。
品種が多くさまざまな楽しみ方ができるヘデラは、丈夫で初心者向けの植物です。苗も一年中流通しています。ガーデニングを始めたいと思ったら、ぜひヘデラの栽培から始めてみてはいかがですか。

※トップ画像はりりこさん@GreenSnap

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