ジンチョウゲの画像

ジンチョウゲの育て方

  • ジンチョウゲ科
  • ジンチョウゲ属

ジンチョウゲの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Daphne odora

別名

原産地

中国~ヒマラヤ

ジンチョウゲの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

強い

耐暑性

やや強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
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肥料

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開花

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ジンチョウゲの育て方の画像

ジンチョウゲは、初夏のクチナシ、秋のキンモクセイと合わせて、三大香木と呼ばれています。3月から4月の花の咲く時期には花木の周りに高い芳香が漂い、小さな花が集まった丸い可愛らしい形の花が見られます。花は内側が白く、外側は紫がかったピンク色をしている種類が一般的です。花の美しさだけでなく香りも楽しめる、ジンチョウゲの育て方を紹介していきます。

ジンチョウゲの育てる場所

寒さにやや弱いため、東北から南の地域でのみ庭で育てることができます。日差しが弱い場所でも育つため、日なたや半日陰で育てられます。ただし、日当たりが悪すぎると花の数は少なくなります。逆に夏の強い日光が根元に当たるような日差しの強すぎる場所は、木の根元が乾燥して死んでしまうこともあるので気を付けましょう。
また、根腐れを起こさないようにするため、水はけのよい場所に植えます。植え付けたあとには移動が難しいので、風当たりが強いところも避けるなど、丁寧に場所を選びましょう。

ジンチョウゲの水やり

ジンチョウゲの根は比較的浅く、細い根が少ないため、若干乾燥に弱いという特徴があります。庭に植えている場合には基本的に水やりは不要ですが、水分の蒸発しやすい夏などには土の乾燥具合によって水やりが必要な場合もあります。根元の土が乾いているときに水やりをするといいでしょう。

鉢植えの場合には、夏だけに限らず土の表面が乾いたときに水やりをします。土が乾燥しているときには、鉢植えの下からあふれるほど水をたっぷりとかけます。
水のやりすぎは根腐れなどの原因になるので、土が完全に乾いていることを確かめてから水を与えましょう。

肥料

植え付けの前に使う元肥には、油かすや鶏糞などの有機肥料を使用します。
そして花が咲く前の2月頃や寒くなる前の8月頃には、追肥をします。木に肥料が直接触れないよう、木の根元から少し離れた位置に固形肥料などを置くといいでしょう。

用土

酸性やアルカリ性のどちらかが強い土壌でも問題はありませんが、水はけがよく、養分を含んだ軽い土が適しています。

鉢植えの場合には、水はけがよく保水性の小粒の赤玉土と、培養土を6:4の割合で混ぜた用土などを使用します。

病害虫

ジンチョウゲは病気や害虫に比較的強く育てやすい花木ですが、白紋羽病などには注意が必要です。白紋羽病になると葉がしおれて落葉し根が腐っていきます。この病気が発生した場所では、一度土を消毒するか新しく土を入れ替えるようにしましょう。

また、春にできる新芽にはアブラムシがつきやすくなります。アブラムシはウイルス病などの原因にもなるため、見つけたら薬剤で早めに処理しましょう。

ジンチョウゲの植え付け・植え替え

ジンチョウゲの植え付け・植え替え時期は3~4月頃、もしくは9月頃が適しています。庭に植えるときには、日当たりや水はけなどがジンチョウゲを育てる環境に適しているかよく確認してから場所を選びましょう。
植え付けるときには植え穴に腐葉土を多めに入れて、やや高植えにすると土壌の水はけがよくなります。苗木の根が傷つかないように注意しながら、庭や鉢植えに植え付けます。
ジンチョウゲは根が弱く植え替えが難しいので、庭に植えるときは、あとから移動する必要がない場所を選びましょう。

鉢植えの鉢が小さくなったために植え替えをするなどの場合には、小さな鉢の中いっぱいに伸びている根を、切ったり折ったりしないように気を付けて植え替えます。一回り大きな鉢植えを用意して、栄養を含んでいる新しい土を使いましょう。根を傷つけないよう丁寧に鉢植えの中にいれて、土をかぶせたら水はたっぷり与えます。

ジンチョウゲの増やし方


ジンチョウゲは赤い実がなる雌株と、実がならない雄株に分かれています。日本にあるジンチョウゲはほとんどが雄株のため、実がならず種を取ることができません。そのため、通常ジンチョウゲの株を増やすときはさし木で増やします。
庭に植え付けたジンチョウゲを別の場所に植えたいというときでも、植え替えで移動するより、まずはさし木で増やした方がいいでしょう。

さし木をするには、花が終わったあとの4月頃に枝を切ります。切った枝は下葉を落とします。花が咲いている状態の枝を切って花瓶に飾った後でも、枝が腐っていなければそれをさし木にできます。
切った枝は、8~10cmの長さにして切り口をくさび形に切り、枝先の葉は葉先から半分ほどを切り落とします。そして乾燥しないようすぐに枝の切り口を水につけて1時間ほど水揚げしましょう。
その後平鉢に水はけのよい小粒の赤玉土か鹿沼土を入れて土を湿らせ、間隔を開けて水揚げしたさし木をさします。さし木の平鉢は、そのまま太めの根が伸びてくる翌年の3~4月頃まで育てましょう。
根が伸びたあとには、その根を傷つけないようにさし木を1本ずつ丁寧に鉢上げします。庭に植えるときは鉢上げから3~4年ほど鉢植えで育ててから植えると枯れにくくなります。

ジンチョウゲの手入れ

1m程度までしか伸びないので、高く伸び過ぎないように枝を刈り込む必要がない花木です。枝の形も自然に整いやすく、とくに剪定をしなくても問題はありません。伸びすぎた枝などの気になる部分があれば、花が咲き終わった後に軽く剪定します。

ジンチョウゲの種類

ジンチョウゲには、代表種の「ジンチョウゲ」のほかに数種類の品種があります。代表種と他の品種は花の色や葉の色などに違いがあり、それぞれ異なる雰囲気を楽しむことができます。ジンチョウゲの主な種類をご紹介します。

ジンチョウゲ

外は紫がかったピンク色で、内側が白い色をした花が枝の先につきます。小さな花が集まって作られた丸い花は、周囲を肉厚の葉に囲まれています。

シロバナジンチョウゲ


内側だけでなく、花全体が白い種類です。清楚な雰囲気の可愛らしい花が咲きます。

ウスイロジンチョウゲ


内側が白色で外側が薄い紅色の花が咲きます。控え目なカラーで可憐な雰囲気のジンチョウゲです。

フクリンジンチョウゲ

葉の周りに斑(覆輪)が入っているのでフクリンジンチョウゲと呼ばれています。葉や花などに現れる色のコントラストも魅力です。

まとめ

今回はジンチョウゲの育て方や植え付けの方法などをご紹介しました。
病害虫対策に手がかからず、剪定の必要もほとんどないなど、育てるのが比較的簡単な花木です。
日常に緑のある生活を送りたいけれど、まめに植物を手入れするのは難しいという方にも向いています。

丸く集まって咲くかわいらしい花とその芳香は、季節が訪れるたび生活に彩りを与えてくれるでしょう。

気になる香りの花木を身近に感じられるよう、ご自宅で実際に育ててみるのも素敵ですね!

※トップ画像はSAKUTOMOさん@GreenSnap

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