warning
error
success
information
レウイシアは北アメリカ原産の耐寒性多年草で、多肉質な葉っぱが特徴的です。また、花色もさまざまなかわいい花を楽しむこともできます。常緑種と落葉夏休眠性種がありますが、園芸品種として主に流通しているレイウシアといえば、レウイシア・コチレドンです。
ここでは、そんなレウイシア・コチレドンの育て方についてご紹介したいと思います。
もともとレウイシア・コチレドンは北アメリカの高山地帯に自生している植物ですので、冬の寒さには強いものの高温多湿の環境は苦手です。そのため、鉢花として流通はしているものの、暖かい都市部で育てるのはなかなか難しいです。
日当たりが良く風通しの良い場所で、なおかつ雨の当たらないベランダなどに置くのが良いでしょう。夏は特に、できるだけ涼しい半日蔭を選び、30%から50%程度遮光して、葉焼けを防ぎましょう。
また、冬は冬で乾いた風が吹くと株を傷めてしまいますので、風よけをした方がいいですね。
レウイシア・コチレドンへの水やりは、鉢土が乾いたら葉っぱにかからないよう、株元へ行ってください。特にコチレドンのような常緑種は、葉っぱの中心に水が溜まりやすく、水が溜まると腐る原因になってしまうので注意しましょう。
レウイシア・コチレドンが芽を出したあとに、緩効性肥料を置き肥します。その際には、肥料も葉っぱに触れないように施します。また、春と秋には液体肥料を月1回与えて下さい。
レイウシア・コチレドンを育てるときは、市販の山野草用培養土を用いても大丈夫です。また、表面にゴロ土を敷いておくと根元の過湿を防ぐことができますよ。
レウイシア・コチレドンの植え替えは、1年か2年に1回程度、9月の下旬から10月頃に行います。ただし、春でも大丈夫です。古土をやさしく落とし、株元が少し隠れるように植え付けます。
なお、レウイシア・コチレドンは過湿が苦手なので、植え替える鉢はプラスチック製のものよりも素焼きの鉢の方が、水はけがよくておすすめです。
レウイシア・コチレドンは「種まき」または「株分け」で増やすことができます。
レウイシア・コチレドンには種ができますので、種まきにより増やすことが可能です。種まきに適しているのは5月から6月頃です。
株分けにより増やす場合は、子株が育った秋頃に、植え替えのタイミングで行うのがおすすめです。
レウイシア・コチレドンの下の方の葉っぱが枯れてきたらすぐに取り除きます。
また、種を採取しないのであれば、花が終わったら花がらをすぐに取ってしまいたいので、茎の根元から切ってください。そのまま花がらを放っておくと株が弱ってしまいます。
レウイシア・コチレドンの葉っぱには、ナメクジやヨトウムシが付きやすく、花にはアブラムシが付きやすいので注意しましょう。いずれも見つけたらすぐに駆除をします。
レウイシアには、さまざまな種類のものがあります。コチレドンと同じ常緑種のものと、夏休眠性種のものをひとつずつ、そして暖かいところでも育てることができる品種もご紹介しますね。
こちらは、レウイシア・コチレドンと同じ常緑種で、ワシントンの岩場で見ることができます。大きめのピンクの花がかわいいですね。
北米の高山に生えるレウイシア・ピグマエアは、細長い葉っぱが特徴的で、ピンクの小さな花をたくさん咲かせます。こちらは、夏休眠性種のレウイシアです。
レウイシア・エリーゼは、園芸用に温室で育てられた鉢花ですので、一般的なレウイシアとは違い、暖かいところでも楽しむことができる新しい品種です。
レウイシア・コチレドンは、葉っぱの中心から茎をのばした先端に、いくつかピンクや白の色鮮やかな小さい花を咲かせます。花の開花時期は、4月下旬~6月上旬頃となっています。
レウイシア・コチレドンは、岩場に花火のように咲く姿から、別名「イワハナビ」とも呼ばれています。花言葉にも、花火をイメージするような「陽気なロマンチスト」「熱い思い」といったものがあります。
ここでは、北アメリカ原産の多年草、レウイシア・コチレドンの育て方をご紹介しました。
葉っぱの中心から茎をのばして色鮮やかなピンクや白の花を咲かせ、とてもかわいい花姿をしています。
もともと寒いところに自生しているので、耐寒性は強いものの高温多湿には弱いため、暖かいエリアで夏越しをさせようと思うと、育てるのはやや難しく、中級者向けだといえます。
しかし、夏越しを特に考えないのであれば、初心者でも冬から春にかけて十分長く楽しむことができますよ。
※トップ画像はりっかさん@GreenSnap
GreenSnap編集部