プリムラの育て方|種まき時期や株分けの方法は?夏越しはできる?

  • サクラソウ科
  • サクラソウ属

プリムラ(和名:サクラソウ)は、サクラソウ科サクラソウ属の花の一種で、高温多湿に弱いため多年草ですが日本では一年草として扱われることがほとんどです。その品種は全部で500を超えるといわれることもあります。ここでは、そんなプリムラ全般の育て方を詳しくご紹介します。

プリムラの育て方:栽培する場所

寒さには耐性があるプリムラですが、寒すぎる環境は禁物です。凍ることと溶けることを繰り返すと茎や花弁、葉の細胞が壊れてしまい、枯れる原因となってしまいます。

プリムラは日光を好むので日中、日が当たりやすい場所を選んで育てましょう。室内で育てる場合は窓際に、屋外で育てる場合は雨風のあたりにくい軒下がおすすめです。

プリムラの育て方:土づくり

プリムラを植える土は、保水性が高い一方で水はけもよい土を選びます。具体的には保水性のよい小粒の赤玉土をメインに腐葉土などを混ぜたものを用意します。肥料が少ないと葉が黄色に変色してきますので、あらかじめ肥料が含まれた土を購入するのもいいでしょう。

プリムラの育て方:水やり

プリムラを植えたあと後すぐに水やりをするのではなく、植えた鉢の土の表面が乾いてから水を与えます。とはいえ、土が常に湿った状態になるほど頻繁に水やりをすると、根腐れの原因となってしまうので、水やりの頻度には注意が必要です。

水を与える目安は、鉢の土が乾いていたら鉢の底から水があふれるくらい程度です。

また、プリムラは品種によっては花が密集して咲くことがあります。花弁や葉に水がたまったままになると腐る原因にもなりますので、プリムラに水を与えるときは必ず根元、土だけにかけるようにしましょう。

プリムラの育て方:肥料・追肥

プリムラが肥料不足になると、葉の色が変わってしまいます。栄養不足にならないように秋から春、10月から4月にかけては緩効性の肥料に加え液体肥料も追加で与えます。秋にはプリムラが次々と花を咲かせる時期なので、それだけ肥料が必要になります。

肥料が足りなくなると花が咲かなくなったり、芽が出なくなったりするので、注意が必要です。

プリムラの育て方:種まき・苗の植え付け

プリムラは種まきから育てるか、苗を買ってきて植え付けるかの2つの方法があります。

種まき

プリムラを種まきで育てる場合は、品種によって種まき時期が異なることを覚えておきましょう。

たとえば「プリムラ・ジュリアン」や「プリムラ・ポリアンサ」は春の時期の5月から6月、遅くとも7月初旬までに種まきをします。温暖な地域なら秋の9月から10月でも可能です。

保水性の高い土を用意し、種どうしが重ならないように撒きましょう。よく発芽させるには水やりを欠かさないことが重要なポイントになります。発芽するまで乾燥させないようにしましょう。

苗の植え付け

プリムラの苗を購入して育てるときは、まず店頭での選び方が重要になります。光合成をおこなうための葉が多く、葉が濃い緑色をしていて、花が葉のなかに埋もれていない苗が良いでしょう。

葉が多いと、花を多く咲かせるための体力が備わっているということになります。葉の色が濃いと、肥料が十分に与えられている状態である証拠といえます。花が葉の中に埋もれていないと、水がたまりにくく傷みにくい育ち方をしているとみることができます。

苗の植え付け時期も種まきとほぼ同じです。

プリムラの育て方:植え替え

プリムラは前述にもある通り、日本の高温多湿の夏を越せない品種が少なくありません。そのため、多年草ながら一年草扱いであることが多いのです。一年で枯れてしまうことがよくあるので、基本的に植え替えは必要ないとされています。

ただし、もし夏越しができたら、根を延ばせるスペースを広げてあげるためにも、植え替えをしてあげましょう。9月の下旬ごろにこれまでプリムラを植えていた鉢よりも一回り大きい鉢を用意し、植え替えてあげます。

植え替えるときは、新しい土を用意します。初めて植えるときと同じように赤玉土と腐葉土を混ぜたもので問題ありません。植え替えたら2週間ほど日陰に置いて、新しい葉が出るのを待ちます。新しい葉が出てくるのを待って、日なたに置くようにしましょう。

プリムラの手入れ:花がら摘み

プリムラの花を長く楽しむためには、咲き終わった花(花がら)をこまめに摘みとることが必要になります。

ただし、手でプリムラの花がらを摘みとると、ちぎる形になってしまい、花を傷つけることになってしまうので、プリムラの花がらを摘むときには必ずハサミを使いましょう。摘みたい花がらの茎の付け根から剪定するのがポイントです。

プリムラの増やし方:株分け

プリムラの増やし方は、植え替えのタイミングで「株分け」を行うのが一般的です。

プリムラの株を抜いたら古い土を落とし、ひとつの株はだいたい3つくらいに分けられます。あまり細かく分けすぎず、目安としましょう。株を分けたあとは植え替えと同じ方法で育てます。

プリムラの育て方:注意する害虫・病気

プリムラを育てるときに注意したい害虫は、アブラムシやヨトウムシがあります。いずれも暖かくなってくると出てきますので、注意してみてあげましょう。虫がついているのを確認したら、市販の薬剤をプリムラの根元に撒いて対応します。

プリムラに発生しやすい病気には、軟腐病や灰色かび病があります。軟腐病は土と接している葉や茎が急に腐るものです。葉が急にしおれ始めたら土と接している部分の茎や葉をチェックし、腐っているものがあったらすぐに抜くようにします。灰色かび病は高温多湿の状態になると発生しやすいものです。通気性をよくし、枯れた葉や花がらをこまめに摘み取ることで予防できます。

プリムラのお手入れポイント

プリムラの手入れのポイントは、ていねいな水やりです。品種によって水やりの方法が少しずつ違うため、品種の特性をよく理解しておく必要があります。

たとえば「プリムラ・ジュリアン」や「プリムラ・ポリアンサ」の鉢植えの場合は、鉢の土表面が乾いたタイミングで土に水をかけるやり方で水やりをします。「プリムラ・マラコイデス」の場合は、土に水を与えるのではなく鉢の受け皿を大きめにしておき、水を入れた受け皿にプリムラを植えた鉢を浸すかたちの水やりの仕方になります。

プリムラを育てるのが初めての場合は、苗などを購入するとき水やりの方法について店員さんに聞いてみるといいでしょう。

プリムラの花

プリムラの花の開花時期は、11~4月頃ですが、品種や種まき時期にもよります。開花の季節になると、小さいながらもハリのある花弁を次々咲かせてくれます。花色は紫やピンク、黄色、白色、褐色など、とにかく豊富なのが特徴です。

プリムラの花言葉

プリムラ全般の花言葉は、「青春の恋」です。

また、品種によっても花言葉の意味は変わってきます。例えば、プリムラ・ジュリアンの花言葉は「青春の喜びと悲しみ」、プリムラ・ポリアンサの花言葉は「無言の愛」となっています。

プリムラの花を育てて、寄せ植えを楽しもう!

プリムラはさまざまな色で楽しませてくれる花です。家庭に咲いていたらきっと生活を華やかに彩ってくれるでしょう。ひととき目を楽しませてくれる存在として、プリムラを家庭に迎え入れてみてはいかがでしょうか。

プリムラの新着コラム

プリムラ・ブルガリスの育て方|植え付けや植え替え、増やし方は?の画像

プリムラ・ブルガリスの育て方|植え付けや植え替え、増やし方は?

プリムラ・ジュリアンの育て方|苗の植え方は?植えっぱなしでも大丈夫?の画像

プリムラ・ジュリアンの育て方|苗の植え方は?植えっぱなしでも大丈夫?

プリムラの花言葉|種類ごとの特徴は?人気品種6選!バラ咲き品種もある?の画像

プリムラの花言葉|種類ごとの特徴は?人気品種6選!バラ咲き品種もある?

寒さに強い花14選!冬のガーデニングで花壇に植えたいのはどれ?の画像

寒さに強い花14選!冬のガーデニングで花壇に植えたいのはどれ?

プロポーズ・告白にぴったりな花言葉をもつ花7選|花束におすすめの色や本数は?の画像

プロポーズ・告白にぴったりな花言葉をもつ花7選|花束におすすめの色や本数は?

おすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

プリムラの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Primula
別名
原産地
北半球

プリムラの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
強い
耐暑性
弱い
耐陰性

時期

種まき
5月 、6月、9月、10月
植え付け・植え替え
5月 、6月、9月、10月
肥料
1月 、2月、3月、4月、10月、11月、12月
開花
1月 、2月、3月、4月、11月、12月

プリムラの新着投稿画像

みんなのプリムラの育て方

いいね
8

プリムラ ウィンティー 種まきからの成長記録 2021秋〜

去年苗を買ったウィンティの種を夏に採取し、今シーズ...
by.さんぽ
いいね
8

プリムラの成長記録

プリムラを初めて育てます 最終的にチューリップと寄...
by.りべ
いいね
123

種まき♯11 プリムラジュリアン (1/21~1/25更新)

🔸プリムラジュリアンも種から育てられるんだ😳 ...
by.*hiro*

花の種類

シクラメンの画像

シクラメン

冬は玄関や廊下、または室内のできるだけ日のあたる場所に置きます。冷暖房の風が直接当たる場所は避けまし...
ポインセチアの画像

ポインセチア

葉は薄く、楕円形です。その下に着く葉の形の苞葉が赤く染まるのが特徴です。その赤さはキリストの血の色に...
アサガオの画像

アサガオ

日本で馴染み深いアサガオですが、奈良時代に中国から入って来たとされています。花の色は青、赤、紫、ピン...
クリスマスローズの画像

クリスマスローズ

庭植えの場合は、水はけのよい明るい日陰で育てます。鉢植えの場合は、生育期(秋〜春)は日当たりのよい場...
シバザクラの画像

シバザクラ

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
カーネーションの画像

カーネーション

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。