明智光秀正室妻木煕子所縁の地として、岐阜県史跡に指定されている妻木城跡へ春散策に出かけました。
城跡まで植物の観察をしながら、春の光や山の静かさを感じ木々からはエネルギーを貰った時間でした。
歴史に興味がある方、ない方も緑の景色をご覧になって頂けたら幸いです。
駐車場にはノボリとインホォメーションの看板があります。
2020年はコロナ禍で訪問される人もなく、大型バスへの案内も無駄になってしまいました。なので、静かです。
士屋敷跡
苔むした石積みが残っています
クヌギの木の根が石垣に覆い被り、長い歴史を感じさせます
苔やシダのみどりがやっと暖かくなった日差しを受けて光っています
登山道に入る前に獣道を見ました。入り口がトンネルになっていて、すぐそこで左右に分岐しています。イノシシでしょうか?自由自在に笹藪を駆け回っているのでしょうね。
いよいよ登山道入り口です。
林を進むと足元の悪い所に敷板があり、歩き易く助かりました。
空に向かって松が高く高く伸び、負けじと柊が背伸びしているようです。
ホウバ(泰山木)の落ち葉🍂が道に敷き詰められています。飛騨高山へ旅したことがある方ならご存知、宿の朝食には定番のホウバ味噌の葉ですね。緑の採りたて葉っぱはホウバ寿司になります。ホウバの木は大木になるので緑の葉を採取するのは大変です。
足元には色々な種類のシダが見られます。土地が痩せている為か、水が枯れている為か大株ではありません。
コシダ・セイヨウシダ・?・ウラジロ
ウラジロ(裏白)とセイヨウオシダ
葉は良く似ているが、裏をみれば一目瞭然
ウラジロはお正月飾りに用いられる縁起の良いシダ、葉の裏が白いから裏白。
針葉樹が無くなると馬酔木が早春の山を飾っていました。釣鐘状のかわいい花が房状にたわわに咲いています。隣には昨年の種も残っています。
非榊・姫榊(ヒサカキ)も沢山生えています。小さなお団子のような蕾が葉の裏に並んでいます。花は白くかわいいのですが、🐽を近づけるとほんのりPLガスのような匂いがして顔を背けたくなります。
※登山道に剪定した枝が捨てられていたのでお土産に持ち帰り水差しすると開花しました。部屋の中がヤバイです。換気、換気です。
山道の右側は谷、左側は巨石の間に木が根を張って灌木の林を作っています。
足元にツバキの花が落ちています。立ち止まり上を見上げると、枝を伸ばしてのびのびと綺麗な椿が咲いています。
三の曲輪(くるわ)=三の丸のこと
※城の中に造られた一つの区画
‥に着きました。手前まで行くと眺望が開けます。
これが妻木氏が納めていた領地
良い眺めです。
この日の風は寒くなく、爽やかです。
遠く御嶽山が雪を被って見えています
恵那山も見えています
近くの山は春色になりました。
笠置山がなだらかな稜線で前山を抱いています。
近くの山も春色になりました
曲輪内には五葉松が色鮮やかに光っていました
城山山頂・本丸跡
立派な⛩があり、奥には石積みが見えています
百詣石・柱石・八幡神社のお社
土岐氏にゆかりのある八幡神社が祀られています
物見杉
明治3年(1870年)に台風で幹が裂け立ち枯れたため、下駄の材料として切り取られた跡が残っている。根周り3.4mの巨木
本丸から一段下がった場所には、巨石を踏み付けるようにして巨木が堂々と見下ろしています。木も石も苔に覆われ包まれ長生きしています
見る者に威圧感より優しさと力を授けてくれるようです
節理という自然現象でできた石積みのように見える巨岩も苔むし柔らかな光です
何やら苔の匂い?香り?
石に腰掛けて水筒のお茶を頂けば五感は全開放。お山のパワー頂きました🙏
帰りの道は降り坂。転ばないよう足元に気をつけて下ります。登りの時より椿の花が沢山溢れています。もう夕暮れが近い。
坂道・柊・椿・山ツツジ
イノシシが作ったトンネルまで帰りました。笹藪?竹?薮?気になり、後日調べました。
オカメザサ‥竹の中でも小さい種類
密生し他の植物は入り込めない
タケの節がしっかりと見られます
最後に、御蔵跡にはアオキが沢山生えていました。蕾がびっしり付いて暖かくなるのを待っていました
最後までご覧いただき、ありがとうございました。昨年2020年は何方も出かけることを控え自粛の一年でした。今年はどうか良い方へ導かれ、出来ればこの自然豊かな、歴史ある土地を訪ねて頂ければ幸いです。
みどりのまとめデビューおめでとう㊗️ございます🌸
私も、興味はありましたが、投稿した事がなく…雪が溶けて、お出かけしたら挑戦してみようかな😊
素晴らしい景色をありがとうございます!
歴史を感じました✨
一緒に散策した気分です🙌
パワースポットですね😆
最後の顔を出して写真撮るpicに
はーにゃんさんが顔を出してるかもと、拡大しちゃいました😂残念ながら写ってなかった😅