スペアミントの画像

スペアミントの育て方

  • シソ科
  • ハッカ属

スペアミントの基本情報

ジャンル

ハーブ

形態

多年草

学名

Mentha spicata

別名

オランダハッカ,ミドリハッカ

原産地

欧州

スペアミントの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

1
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植え付け・植え替え

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開花

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収穫

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スペアミントの育て方の画像

爽やかな香りのスペアミントは、お家のベランダやお庭でも手軽に育てられるハーブです。今回は、育てる時の注意点を説明しますので、スペアミントを育てたいと思っている人は参考にしてください。

スペアミントの育てる場所

スペアミントは、暑さにも寒さにも強いハーブです。そのため、1年中育てられます。とはいっても、苗が入ったプランターを真夏に日射しの強い場所に置いていれば、枯れてしまいますし、逆に日陰に置いておくと今度は発育が悪くなってしまいます。暑い夏場は半日陰の風通しの良い場所にプランターを置くようにしてください。冬場は、霜がつくと色が悪くなるので、今度は日当たりが良い場所に置いておきます。気温が低い場所に置いたままだとせっかく育てたスペアミントもしおれてしまったり、枯れてしまうということがあります。季節によって温度差に注意することも大切でしょう。

土が乾燥すると枯れやすくなるので、水やりも忘れないようにしてください。通気性が悪いと根腐れを起こしてしまうので、茎を密集させないようにこまめにお手入れをしてあげましょう。スペアミントは放っておいても育ちますが、長期的に栽培するには、育てる場所を選んで、定期的なお手入れも忘れずにすることが大事です。

スペアミントの水やり

スペアミントを栽培する時に注意をしたいのが、水やりです。ミント系の植物は水はけが良い場所を好むので、真夏を除けば、頻繁に水やりをする必要はありません。水やりをし過ぎるとむしろ根腐れの原因になります。

春、秋、冬は、土が乾く一歩手前で水やりをするようにしてください。気温が上がる夏に関しては、水分が蒸発しやすいので、土が乾燥しやすくなります。ここ数年は猛暑といわれて気温が高い日が続くことも多いので、土の状態を見て、少しでも乾いているなと感じたら水やりをしてあげましょう。ミントは乾燥すると枯れたり、しおれやすくなります。スペアミントに関しても同様のことがいえます。

プランターでスペアミントを育てる場合は、日当たりについても注意しなければなりませんが、水やりにも気を付けないと根腐れしやすくなります。水のやらな過ぎもダメですが、やり過ぎも苗を枯らしてしまいます。スペアミントの夏越えや冬越えに水やりは大きく関係してきますので、気をつけましょう。

肥料

スペアミントやハーブに限らず植物の生育に必要なのが、日光、水分、空気、栄養です。どれが欠けても植物は育ちません。植物は、大気中や根から栄養を吸収して成長します。特に窒素、リン酸、カリの3大栄養素は植物の成長に欠かせません。土に植えるだけだと、こうした栄養分が欠けてしまうこともあるので、肥料を与えて足りない栄養を補います。

肥料には、化学肥料と有機肥料があり、収穫を早めたり、量を増やすには化学肥料が最適ですが、時間をかけて育てるのであれば有機肥料がおすすめです。スペアミントは、成長が速く、増えやすいので、肥料を与えるのであれば有機肥料の方がよいでしょう。有機肥料は、ホームセンターで「緩効性肥料」の表記で販売しています。

スペアミントの場合、肥料を与えるのは、植え付けをした時に一緒にやりましょう。スペアミントが一番成長する初夏から秋にかけて与えるのがよいでしょう。一度与えたら、追加はしなくても大丈夫です。肥料を与え過ぎると「肥料焼け」といって根っこから水分補給ができなくなるということもあり、成長を妨げてしまうこともあります。

用土

スペアミントを育てるのに向いている環境は、風通しがよく水はけが良いという所になります。土を選ぶ時も水はけが良い種類を選びましょう。

スペアミントを育てる時は、これらの土をブレンドするのがおすすめです。

・赤玉土
・腐葉土
・バーミキュライト
・ピートモス

スペアミントを栽培する時は、水はけがよい赤玉土を中心に保水性がある腐葉土やバーミキュライト、ピートモスをブレンドします。腐葉土は、乾燥していた方が扱いやすいので、触ってみて湿気が多い場合は乾かしてから使いましょう。

ガーデニング初心者で、ブレンドの仕方がよくわからないという人は、ホームセンターに行くと「ハーブ用の土」が売っているので、こちらを使ってもよいでしょう。家庭菜園をやっているというなら「野菜用の土」でも、スペアミントを育てることはできます。

病害虫

スペアミントにつく虫で注意したいのが、「ヨトウムシ」「ベニフキノメイガ」「バッタ」「ナメクジ」「アブラムシ」「ハダニ」です。スペアミントはミントの仲間なので、基本的には虫や病気には強い植物ですが、水はけが悪かったり、気温が暑いと害虫にやられてしまいます。

ナメクジやアブラムシ等は、茎や葉についているのを見かけたら、速攻で取り除くようにしましょう。取り除く時は、割り箸などで一匹ずつ取るようにしてください。できれば殺虫剤や除虫剤は使わないようにしましょう。

虫の他に、葉っぱの色が変色する「サビ病」にも注意しましょう。サビ病は、カビが原因で起こる病気で、「4月~6月」「9月~10月」にかかりやすいといわれています。気温が24度以下になると発生しやすくなるので、秋になって気温が急に低くなった時が一番危険です。葉っぱが黄色や茶色に変色している時は、サビ病にかかっている可能性があります。葉っぱごと取り除いて感染を広げないようにしましょう。

スペアミントの植え付け・植え替え

スペアミントをはじめとしたミント系のハーブは、ガーデニング初心者でも比較的育てやすい植物といわれています。ただ、スペアミントは繁殖力が強く増えやすいので、地植えだと他の植物を侵食してしまう可能性があるので、最初は鉢植えからはじめたほうがよいでしょう。

スペアミントの種をまく時期は、3月~6月といわれています。ホームセンターに行くと苗も売っているので、そのままプランターに植え付けることもできます。プランターに植える時は、底に軽石を入れてから用土を入れるようにしてください。軽石を入れることで水はけがよくなります。

スペアミントは、どんどん増えていきますので、プランターがいっぱいになったら、植え替えをします。植え替えは、4月~6月が向いています。できれば梅雨が始まる前に植え替えるようにしましょう。

スペアミントはプランターのなかで増えると発育が悪くなり、色が薄くなったり、枯れやすくなります。増えてきたなと感じたら、植え替えをするようにしてください。

スペアミントの増やし方

スペアミントを増やすのに最適な時期は4月~6月か、9月~10月になります。スペアミントの花を咲くのが6月~9月になるので、開花の時期を避けて行います。

スペアミントを増やす方法として多いのが、「茎」や「株」を植え替えることと、種を取って植え付けることです。「茎」や「株」で植え替える時は、花が咲く前に行ってください。種を取る場合は、秋まで待つとよいでしょう。

ミントは、放っておくと増えるという特性があります。スペアミントも同じ特性を持っているので、他の植物と交雑させないように注意しましょう。同じミント系の植物でも交雑すると香りが薄くなったり、色が悪くなります。

交雑するのは避けたいという人は、種ではなく、茎や株で増やすようにしましょう。スペアミントは、茎を水に浸けるだけで、根っこが出てきます。スペアミントを増やしたいと考えているなら、茎が伸びてきた時点でカットし、水に浸けてみてください。根っこが出た時点でプランターに移せば、簡単に増やせます。

スペアミントの手入れ

スペアミントを良い状態で増やすためにも、茎が伸びてきたら定期的にカットをするようにしましょう。春から秋にかけては、カットしても新芽が出てくるので、どんどん増やすことができます。茎をカットすることで、根腐れも予防します。雨が多い梅雨の時期は、増えたままの状態だと根腐れを起こしやすいので、茎をカットして、通気性をよくすることも大切です。できれば、梅雨が始まる前や合間の天気が良い日にカットをしておくと良い状態が保てます。また、冬場に茎をカットしておけば新芽が出やすくなるので翌年以降もスペアミントを楽しむことができます。

スペアミントの茎をカットする時は、3分の2位の長さを目安にしましょう。梅雨の時期や冬場は株元と地面の境にある地際寸前までカットしてもよいかもしれません。

お手入れをするということは、スペアミントを増やすというだけでなく、病気や害虫から守るという意味もあります。茎が伸びてきた時だけでなく、葉っぱが黄色く変色している、虫食いを見つけたという時は、すぐにカットするようにしてください。

スペアミントの花言葉

スペアミントの花言葉は「温厚」「温かい心」「思いやり」です。海外では、スペアミントのような人のことを「Warmth of sentiment」といい、心が温かい人のことをいいます。スペアミントとウォーターミントを掛け合わせて作られたペパーミントは「Warmth of feeling」といい、やはり優しさや温かさを意味する言葉が花言葉になっています。

ミント全般の花言葉は「美徳」と「効能」の二つの言葉があります。ミントが持つ薬効性を表す言葉といわれていますが、スペアミントの花は、白くて、可憐な印象です。満開になった花は、清潔感も感じられますので、美徳という「花言葉」にも合っているのではないでしょうか。

ミントは、心と体、両方に働きかける作用があります。爽やかな香りはリフレッシュ効果があることでも有名です。スペアミントには、集中力を高めたり、心を落ち着かせる作用があるといわれています。気持ちを切り替えたい時やイライラしている時に香りを嗅ぐとよいかもしれません。

ミントの語源は、ギリシャ神話に登場する美女のニンフといわれています。ニンフはギリシャ神話では冥府の神といわれるハデスの寵愛を受けますが、妻のペルセポーネが嫉妬し草に変えられてしまいました。その草が「メンタ」といい、のちにミントといわれるようになりました。スペアミントは葉っぱが「鑓」のような形をしているため、Spareという言葉を付けたといわれています。

スペアミントの収穫

乗り越えれば一年中収穫ができるので、普段からきちんとお手入れしておくことが大事になります。ただ、花を見たいのであれば、カットをし過ぎないようにしましょう。根腐れを防ぐためにカットをし過ぎると今度は花が咲かないということもあります。収穫する株と花を咲かすための株と分けておくことも必要です。

収穫したスペアミントは、ハーブティーや料理に使って楽しみましょう。取れたてのフレッシュなスペアミントで淹れたハーブティーは、乾燥した状態のものとは違った味わいがありますよ。女性に人気のカクテル「モヒート」にはスペアミントが欠かせません。お酒が好きな人は、ぜひ、作ってみてください。

お手入れの際にカットした茎や葉っぱも、色が変色していたり、枯れていなければ、口に入れて問題ありません。きれいなものは、収穫したものと一緒に使ってさわやかな香りと味を楽しんでください。

まとめ


スペアミントの爽やかな香りは、ガムやお菓子でもお馴染みですね。ぜひ、ご自分で育ててみて、生活に取り入れてみてください。食用として使うだけでなく、生け花のようにお部屋に飾るのもよいでしょう。スペアミントはハーブの中でも育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめです。

※トップ画像はPhoto by みぽぽんたさん@GreenSnap

GreenSnap編集部

GreenSnap編集部

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