コスモス(秋桜)の育て方|種まきの時期は?苗の植え方や摘心の方法は?

  • キク科
  • コスモス属

コスモス(秋桜)は多年草の花草で、赤や白、ピンク、黄色などさまざまな花色があるのが特徴です。開花は種類によって異なりますが、夏か秋に開花するものがほとんどです。コスモスは育て方も手入れも比較的かんたんなので、初心者にもおすすめ。今回は、そんなコスモスの育て方について詳しくご説明します。

コスモス(秋桜)の日当たり

コスモスは、日当たりのよい場所を好みます。

コスモスに当たる日光の量が少ないと、植物自体が十分に成長せず脆くなって倒れてしまうことがあり、花つきも悪くなります。また、土の水分が乾燥するスピードが遅くなり、土中にいつまでも水分が残り、悪影響を及ぼします。

コスモスの十分な成長のために、日光はとても重要な要素の一つとなっています。

コスモス(秋桜)の栽培場所

コスモスを育てる場所としては、日当たりのほか、風通しにも気をつけましょう。これらの条件は、コスモスの成長や土の状態にとってだけでなく、害虫を引き付けないためにも良いとされています。

コスモスを地植えする場合も、鉢植えする場合も、日当たりと風通しのよい場所を選んで育てるようにしましょう。ただし、コスモスは短日植物なので、夜に光が当てられてしまうと、花を咲かせないことがあるため注意しましょう。

コスモス(秋桜)の種まき

種まきの時期

コスモスの種まき時期は3月から7月の下旬が適しています。コスモスは種まきしてから約2〜3ヶ月で開花を迎えるので、咲かせたい時期から逆算して種まきをするのがおすすめです。

ただし、コスモスは品種によって種まきの時期が決まっているので、咲かせたい時期にあっている品種かどうか、製品表示をよく確認してから購入しましょう。

また、背の高いコスモスを育てたいという場合は、種まきの時期を早めましょう。種まきする時期をはやめることで、草丈の生長が短くなり、背も高く伸びてくれますよ。

夏咲きコスモスの場合(早生品種・早咲き品種)

夏咲き品種のコスモスは、3〜4月の間に種まきをすましておきましょう。6〜8月に開花します。日本では6月下旬が日が最も長くなるので、6月下旬までにはコスモスの草丈が成長して、おそくとも日が照っている時間が短くなり始めた7月から8月の間に花が咲くようになっています。

秋咲きコスモスの場合(晩生品種・遅咲き品種)

秋咲き品種のコスモスは6月から7月頃に種まきをしましょう。10月から11月に開花します。夏咲きコスモスとは違って、太陽が出ている時間帯が短くなっていくので、種まきから開花までは3ヶ月ほど見ておきましょう。できるだけ涼しい場所で管理するのもポイントです。

冬咲きコスモスの場合(ウィンターコスモス)

コスモスの中でも、ウィンターコスモスという寒さに強い品種であれば、9〜10月に種まきをして、12〜1月に開花を楽しむことができます。日照時間が短いので、できるだけ日当たりのいい場所で管理しましょう。

種まきのやり方

庭や花壇などに地植えする場合

コスモスを地植えで育てるときは、あらかじめ空気がよく含まれるように庭土を耕して、元肥をいれておきましょう。

土の準備ができたら25〜30cmの間隔をとりながら、1箇所につき3〜4粒をまく点まきの方法で種まきをします。

点まきで種まきしたら、2〜3mmほどごく薄く土をかぶせましょう。コスモスは日光をよく浴びることで発芽する好光性種子なので、厚く土をかぶせると発芽率が落ちてしまいます。フルイなどを使うと、ほどよく土をかぶせられますよ。

土をかぶせたら種が動かないように優しく水やりをしましょう。

プランターや鉢植えの場合

プランターや鉢に底穴ネットをしいて底石をしきつめたら、草花用培養土を容器の8割ほどいれて土を水で十分に湿らせましょう。

15〜20cmの間隔で1箇所につき3〜4粒を点まきするか、15〜20cm間隔で浅く溝をつくり2〜3cm間隔で筋まきをします。

土を種にごく薄くかぶせたら、種が動かないように霧吹きなどで湿らせてください。

種まき後の管理方法

コスモスを種まきした後は、本葉が生えるまでは乾燥させすぎないようにしましょう。表土が乾いてきたら優しく霧吹きなどで水やりをするか、プランターであれば底面給水をするなどして、湿った環境を保ちます。

なお、夏まき秋咲きコスモスの場合は、種まき後はできるだけ明るい日陰で風通しのいい場所においてください。

春まき夏咲き、秋まき冬咲きコスモスの場合は、できるだけ日当たりのいい場所で管理しましょう。

コスモス(秋桜)の水やり

夏の時期

コスモスは乾燥を好む性質があるので、あまり水やりを行わなくても問題ありません。

特に地植えの場合は、夏場の猛暑の季節を除き、水やりは特に必要ありません。一方で鉢植えの場合は、乾燥するスピードが早いので、土の表面が白っぽく乾燥している状態を合図に水やりを行うようにしましょう。

また、夏の猛暑の時期は水分を吸収するスピードが早く、すぐに土が乾燥します。土の水分が不足するとコスモスは枯れてしまうので、土の状態をいつも以上にチェックするように心掛けましょう。

冬の時期

コスモスは一年草で、花が落ちるとその後枯れてしまいます。日本の多くの地域では冬場になると枯れてしまいますが、温暖な地域では冬に当たる季節でも花を咲かせることができます。そういった地域の場合は、土の乾燥具合を確認しながら水やりを行うようにして下さい。

ただし、水をあげすぎると根腐れを起こしてしまう原因になりかねないので、注意が必要です。

コスモス(秋桜)の肥料・追肥

コスモスは、あまり肥料を施さずとも成長することのできる植物です。そのため、大量の肥料は必要なく、緩効性の肥料を少量使用する程度で大丈夫です。

地植えの場合

コスモスを地植えで育ているときに肥料をあげすぎると、栄養過多によって際限なくコスモスが大きくなってしまうことがあるので気をつけましょう。

鉢植えの場合

逆に、コスモスを鉢植えで育てているときは、栄養不足に陥ってしまうことがあります。肥料をあげるタイミングなどが分からない場合は、挿しっぱなしで栄養を与えることのできる液体肥料を設置して、コスモスが栄養不足にならないように気をつけてあげましょう。

コスモス(秋桜)の土

コスモスを栽培する際に使用する用土は、水はけのよいものを選ぶようにしましょう。水はけのよい土であれば、だいたいコスモスは元気に育ってくれます。市販で販売されている水はけのよい草花用の培養土を選ぶとお手軽です。

自分で用土を配合してつくる場合は、赤玉土と腐葉土を7対3の割合で配合するようにしましょう。

地植えする場合は、コスモスを植える1、2周間前に土を耕しておき、そこに堆肥や腐葉土を1から3割ほど、苦土石灰を1㎡あたりで100グラムほど混ぜ込んでから寝かせておきましょう。

リン酸の成分が多い化成肥料などを混ぜ込んでおくのも、コスモスの生長を促すことができるのでおすすめです。用土の水はけが悪い場合は、川砂を混ぜて水はけがよくなるように調整しておきましょう。

コスモス(秋桜)の植え方

コスモスの苗を入手して植え付けする場合は、春の時期が適期です。

コスモスを地植えする場合は、水はけのよい土壌で、日当たりと風通しを意識して場所を選びましょう。また、鉢植えの場合も水はけのよい土を用意し、日当たりと風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

自由に発育してしまったコスモスは、草丈がぐんぐん伸びていく反面で、茎がそれほど強くはないので、1メートルを超えたところでほとんどのものがたおれてしまいます。そのため、コスモスを観賞用として育てる場合は、支柱がいらない20cmから50cmほどの草丈にするのがおすすめです。

それ以上高く育てたいときは、50cmの草丈に成長するまでに支柱をたてておく必要があります。

コスモス(秋桜)の摘心のやり方

コスモスを大きく育てたくない場合は、摘心と呼ばれる茎の先端にある芽を取る作業が必要となります。コスモスの本葉が8枚ほど成長してきた頃に、茎の先端部分を剪定しましょう。その後また伸びすぎてるなと感じたら、適宜切り落としてください。

コスモス(秋桜)の増やし方

コスモスの増やし方は、「種まき」と「挿し木」の2パターンあります。

種まき

一般的な増やし方は、「種まき」です。地面に落ちた種が翌年勝手に成長したりするなど、ほっておいても問題のない場合もありますが、自分の手で種から増やす際は、春から夏にかけて種を蒔きます。

コスモスの品種によって少し種まき時期が異なるので、前述を参考にしてください。

挿し木

次に、「挿し木」と呼ばれる方法です。挿し木とは植物の茎を土に挿し発芽させることを指します。

コスモスの場合、挿し木の適期は6〜7月、9月頃です。この時期になったら、コスモスの株の3節ほど切り取って、水はけのよい土に挿します。芽が出るまでは、水の吸収力が弱いので乾燥したら水をあげるのを忘れないようにしましょう。

コスモス(秋桜)の育て方で注意すべき病気・害虫

コスモスは生育環境が悪いと、病気や害虫が発生する可能性があります。特に、春から秋にかけて害虫は発生し植物の生育を鈍くさせます。病気や害虫を発生させないためにも、コスモスを風通しと日当たりの良い場所で育てるなど、予防対策を心掛けましょう。

かかりやすい病気

コスモスに発生しやすい病気の代表的なものがウドンコ病です。ウドンコ病というのは、初夏から晩秋にかけて発生しやすい病気で、生育期を迎えているコスモスがこの病気にかかってしまうと、栄養を吸い取っていってしまわれるので予防をきちんとしておきましょう。

予防の仕方では、葉っぱを整理し、適度に湿度と日当たりの調整、確保をしながら、土の水はけをよくしておくことがポイントとなっています。初期に発見したときは、すぐに薬剤を散歩してください。症状が進んでしまっている場合は、葉っぱを切り取ります。

つきやすい虫

また、コスモスにはアブラムシも発生しやすいです。アブラムシが寄生すると、その植物の栄養を吸い取って、生長を衰えさせてしまいます。放置しておくと、すす病という病気の原因にもなるので、見つけたときにはすぐに駆除しましょう。

コスモス(秋桜)の夏越し・冬越し

コスモスは、耐寒性に弱い性質を持っています。そのため、寒い地域では冬場に花をつけることは難しいです。また、霜にあたると枯れてしまうので注意しましょう。

一方で、耐暑性に関しては、ある程度の耐性はありますが、夏の猛暑のように極めて強い日差しなどには少し対策が必要です。強すぎる太陽光線によって葉が焼けてしまう可能性があるので、その場合は遮光ネットをかけてあげるなどしてあげましょう。

コスモス(秋桜)の花

コスモスの花の開花時期は、基本的に6月~11月のものが多いです。花の色は品種によってさまざまで、白やピンクや濃い赤、黄色やオレンジなどがあり、バリエーション豊富であるのが特徴的です。

また、コスモスの花は蕾の周りを花びらが囲むように付き円環をなしています。花びらの形は楕円のものや先端がギザギザしたものなど多少の差異が見られます。花びらが筒状の形をしているものや、コラレット咲きをしているものなど、通常とは違う珍しい形をしたコスモスもあります。

コスモス(秋桜)の花言葉

コスモスの花言葉には、「乙女の真心」「純潔」「愛情」という意味がります。

小さなコスモスに宿る、可憐さや混じりけのない純粋さを表現した素敵な花言葉ですね。

コスモス(秋桜)の花を種まきから育ててみよう!

秋桜とも言われるコスモスは、品種改良をされたおかげでその種類も増え、秋以外の季節でも花を鑑賞することができるようになりました。

コスモスは適量の水と肥料、そして日光をたっぷりとあびていれば元気に育ってくれるので、初心者でも育てやすく、管理もしやすいです。

鉢植えに合っているコスモスなどもあるので、好きな品種のものを育ててください。

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コスモスの基本情報

ジャンル
草花
形態
一年草
学名
Cosmos bipinnatus
別名
オオハルシャギク,アキザクラ
原産地
メキシコ

コスモスの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
4月 、5月、6月、7月、8月、9月
肥料
4月 、5月、6月、7月、8月、9月、10月
開花
6月 、7月、8月、9月、10月、11月

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