警告

warning

注意

error

成功

success

information

フレンチラベンダーの育て方|剪定時期は?地植えだと冬越し・夏越しが必要?

  • シソ科
  • ラウァンドゥラ属

フレンチラベンダーは程よい香りとうさぎの耳がついたような花姿が人気のラベンダーです。

暑さに強く、一般地〜暖地向けで初心者にも育てやすい種類のラベンダーですが、しおれてしまったり枯れてしまうということも少なくありません。

そこで今回は、フレンチラベンダーの育て方について、

  • 地植えで育てられるのか
  • 植え方と基本の手入れ
  • 剪定の時期や方法
  • 夏越しや冬越しの対策

などについて、詳しくご紹介します。初心者の方もぜひ参考にしてください。

フレンチラベンダーはどんな種類のラベンダー?

フレンチラベンダーは「ストエカス系」のラベンダーを代表する品種です。花穂の上に苞葉(葉の一部が変形したもの)がうさぎの耳のようにつくのと、ほどよい香りが特徴です。

フレンチラベンダーは数あるラベンダーの中でも耐暑性が高く、関東以西の一般地〜暖地におすすめの種類ですが、一方で耐寒性がやや低く寒さに弱いデメリットもあります。

そのため、フレンチラベンダーの育て方では冬越し対策が最大のポイントです。あとは梅雨時期から夏場の多湿に注意しながら育てれば、毎年美しい花を楽しめますよ。

フレンチラベンダーは地植えで育てられる?

フレンチラベンダーは関東以西であれば、地植えでも育てられます。

ただし、フレンチラベンダー栽培適温は12〜30度ほどのため、30度を超える真夏には夏越し対策が必要になります。

フレンチラベンダーの耐寒温度は-5度なので、東北地方や北海道でも一部地域なら地植えも可能でしょうが、冬越し対策が必要です。

ちなみに北海道であれば、そもそも寒さに強い寒冷地向き品種のイングリッシュラベンダーを育てるほうが栽培自体は簡単です。

それでは、フレンチラベンダーの育て方について、地植え・鉢植え別に夏越しと冬越しのコツも踏まえながらご紹介していきます。

フレンチラベンダーの苗の植え方

植える時期

フレンチラベンダーの苗を植える時期は、4〜7月ごろです。気温が12度以上になったら植え付け可能です。

暑さには強いので他の種類のラベンダーより、多少植え付けが遅れても問題ありませんが、梅雨時期や30度以上の真夏は避けてください。

no-img2
松原真理子
もしも夏場にフレンチラベンダーを購入した場合は、無理して地植えせず、次の植え時期までは鉢植えで楽しみましょう。

地植えで育てる場合

フレンチラベンダーを地植えする場合は、植え付け2週間前から準備します。

まずは庭土1㎡あたり、苦土石灰を150〜200gほど混ぜて土壌酸度調整をします。そおの1週間後、堆肥を3〜5kgほど混ぜてさらに1週間なじませてから植え付けに使います。

フレンチラベンダーは根を深く張るので、庭土は深さ30cmくらいまで耕しておきましょう。

  1. 苗の根鉢の高さの2分の1ほどの深さで植え穴を掘る。
  2. 複数の苗を植える場合は50cm以上の間隔をとって植え穴を掘る。
  3. ポットからフレンチラベンダーの苗を取り出して、根鉢を崩さずに植え穴に植える。
  4. 隙間に土を入れながら、根鉢の肩が隠れるくらいに盛土をして、軽く手で押し固める。(排水性をよくするため盛土状態で植える)
  5. たっぷりと水やりをする。

鉢植えで育てる場合

フレンチラベンダーを鉢植えで育てる場合は、ハーブ専用土かラベンダー専用土を用意するのが簡単です。

もしも配合土を利用する場合には、赤玉土(小粒)4:日向土(細粒)2:腐葉土3:パーライト1の割合で配合したものを利用してください。

  1. 3号苗に対して5〜6号の鉢を用意する。
  2. 鉢に鉢底ネット、鉢底石を敷き詰めて、土を3分の1ほどまでいれる。
  3. ポットからフレンチラベンダーの苗を取り出して、根鉢は崩さずに鉢の真ん中に置く。
  4. 根鉢の肩が鉢のふち2cm下の位置にくるように、土の量を調整する。
  5. 隙間に土をつめていき、鉢の9割ほど土を入れたら軽く手で押し固める。
  6. 鉢底から水が流れでるまでたっぷりと水やりする。

no-img2
松原真理子
パーライトは透水性や水はけを良くするために使われる土壌改良剤です。粉塵が細かいので吸い込んでしまわないように気を付けましょう。

フレンチラベンダーを育てる場所

フレンチラベンダーは、日当たりと風通しのいい場所で育てるのが基本です。

ただし高温多湿には弱いので、地植えで育てる場合も鉢植えで育てる場合も、ともに下記ようよな工夫が必要です。

地植えする場所

フレンチラベンダーを地植えで育てる場合は、最低限西日が当たらない場所に植えましょう。もちろん風通しがいいことも大切です。

また、フレンチラベンダーは多年草ではなく常緑低木なので、年々育てると株元が木質化して大きくなります。品種にもよりますがだいたい50〜80cmほどの草丈になり、そのころには株の横張りも50〜70cmほどと大きく育ちます。

大きくなったときに塀に干渉したり他の植物と混み合うと、多湿状態になって弱ってしまうので、十分スペースがとれる場所に植えてください。

鉢植えの置き場所

フレンチラベンダーを鉢植えで育てる場合は、春〜秋の間なら、屋外の直射日光を避け、日当たりと風通しのいい場所で育ててあげましょう。

ただし梅雨時期や雨の続く期間は、できれば軒下などに移動させて長雨に当たらない場所で管理してください。

また、夏場はとくに西日が当たらない、直射日光も当たりにくい場所を選んで置いてあげる必要があります

冬の気温が0度以下になるような地域では、冬は室内にとりこんであげましょ。

フレンチラベンダーの水やり

地植えへの水やり

フレンチラベンダーを地植えで育てる場合は、植え付けのときに水やりをして新芽が動き出したら、それ以降は水やりの必要はありません。

ただし、冬の間、長く乾燥状態が続いて葉がしおれているようであれば、日中の暖かい時間帯にたっぷりと水やりをしてください。

鉢植えへの水やり

フレンチラベンダーを鉢植えで育てる場合は、春から夏の間は鉢土が乾き切ったら、鉢底から水が流れでるまでたっぷりと水やりをします。

真夏は昼間に水やりをすると、鉢の中が蒸し焼き状態になって根が傷むため、朝夕に行ってください。

日本の梅雨や長雨は大の苦手となるので、水やりはやや乾燥気味に与えるのがコツです。また、冬も生育が衰える時期でもあるので、水は控えめにしておきましょう。土の表面が乾いて数日後放置してから、水を与えるぐらいがちょうどいいです。

no-img2
松原真理子
ラベンダーの水やりのポイントは、葉っぱと葉っぱの隙間に水が停滞して蒸れの原因を防ぐ意味でも、土にめがけて水を上げるようにしてください。

フレンチラベンダーの肥料

フレンチラベンダーの生育期に当たる4月〜7月の間に、液体肥料を施すと良いでしょう。

地植えで育てる場合は肥料を与えなくても育ちます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

フレンチラベンダーの開花時期・収穫時期は?

フレンチラベンダーの開花時期は4月下旬〜6月の春〜初夏です。他のラベンダーと比べて開花時期が一足早いのが特徴です。

フレンチラベンダーをドライフラワーなどに活用する場合は、花穂が八分ほど咲いたタイミングで収穫しておきましょう。

花が咲いたばかりのタイミングで収穫してしまうのは、もったいない気がするかと思いますが、早めに摘んでおくと形が崩れにくくなります。

ポプリなどの香りを楽しむ目的で収穫する場合は、満開になるにつれて香りが強くなるので、花穂が満開になってから収穫するといいです。

no-img2
松原真理子
収穫する場合には、手でちぎったりせず、ハサミを使って茎の根本からカット。もしくは新葉の上でカットしましょう。

フレンチラベンダーの剪定

剪定する時期

フレンチラベンダーの剪定時期は、6月の花後剪定と、10〜11月に強剪定をします。

花後剪定は梅雨前に作業することで、雨による多湿状態を軽減させる目的のほか、花がらを残さないことで株が無駄な体力を使うのを防ぎます。

強剪定は株更新のために行う剪定で、大きくなりすぎた株を小さく仕立て直したいときや、株元が木質化して花付きが悪いときにおこないます。

花後剪定は必ず行いますが、強剪定は植え付け1〜2年程度であれば不要です。

フレンチラベンダーの花後剪定

フレンチラベンダーの花が終わったら、切り戻しと不要枝を切って株全体を透かします。

まずは残っている花穂は全て切り落としてください。花穂を切るときは大胆に、株の3分の2、もしくは2分の1くらいの高さになるように刈り込むようにします。

つぎに、枯れた枝や細い枝を根本もしくは分岐部分の根本から切ります。なおも密集している部分があれば、葉を5〜6枚残して枝を切り戻しましょう。

なお、フレンチラベンダーは多湿を苦手とするため、この時期以外にも枝が密集しすぎていたら、随時剪定しておくと良いでしょう。

no-img2
松原真理子
剪定は慣れないと勇気のいる作業かもしれませんが、剪定をしないままで、中の葉や下葉が枯れ込んでくることが原因で枯れてしまう事が多いです。頑張ってチャレンジしてみてください。

フレンチラベンダーの強剪定

フレンチラベンダーの木質化が進むと、株元だけ葉が茂らずスカスカで見栄えが劣ることがあります。また、同じ枝から花は何度も咲きませんので、強剪定をして株の更新をしてやります。

フレンチラベンダーの強剪定で切る位置は、一番下の芽のすぐ上です。木質化している部分を見ると、緑の小さな芽がいくつかついていますが、このうち一番下の(地面に一番近い)芽のすぐ上で切ればいいだけです。

かなりバッサリと切ることになるので、不安を覚えるかもしれませんが、春になればぐんぐん芽が伸びてくるので、思い切って切ることが大切です。

フレンチラベンダーの夏越し・冬越し

地植えの場合

フレンチラベンダーの夏越しは、地植えなら遮光ネットをかけておくのが効果的です。もしくは他の背の高い低木や高木などで柔らかい木漏れ日をつくってあげましょう。

フレンチラベンダーの冬越しは、マルチングが効果的です。株元に腐葉土を5〜7cmほど盛ってあげましょう。地温の低下を防ぐことができるほか、冬が終わったらそのまま地面にすきこんで土壌改善にも役立ちます。

また雪が降り積もる地域は、ネットなどを張って枝が折れないようにしておくといいでしょう。

鉢植えの場合

鉢植えのフレンチラベンダーの夏越しは、地面からの照り返しに注意してください。アスファルトやコンクリートへの直置きはやめて、すのこを敷いてあげるだけでもかなり軽減できます。

できれば軒下や涼しい場所に置いたり、サーキュレーターなどを近くに置いて風通しを確保してください。

鉢植えのフレンチラベンダーの冬越しは、室内の日当たりがいい場所に移動させてあげることが理想的です。そのほか二重鉢にしたり鉢ごと発泡スチロールに入れてあげるのも保温の効果があります。

no-img2
松原真理子
黒い鉢やアルミ素材の鉢は見た目はおしゃれですが、鉢の中の温度を極端に上げたり下げたりするので、難易度の高い植物には出来れば素焼きの鉢等を使用しましょう。

フレンチラベンダーの増やし方(挿し木)

フレンチラベンダーの増やし方は「挿し木」が一般的です。

挿し木の時期としては、生長期である5月~6月が適期です。気温や湿度がちょうど植物の生長を促すような時期なので、根の働きが活発になります。

枝は先から約7~8センチほどのところを剪定して挿し穂にします。先の方が元気なので、根が出やすくなります。フレンチラベンダーは草ではなく木なので、株元にある古い木質化した部分は根が出にくく、挿し木には不向きです。

なお、先を剪定したら、少なくとも1時間は水の入った容器に浸けて、水を吸わせましょう。土に挿す前に、切り口の部分に発根促進剤をつけておくと根の活着が良くなるでしょう。

挿し木から根が育つまでは、約1カ月程要します。根が出るまでは霧吹き等で1日1回程度、たっぷり水をかけてあげましょう。

フレンチラベンダーの育て方で注意すべき病気・害虫

ほかラベンダー同様、フレンチラベンダーはうどんこ病にかかることがあります。風通しの悪い環境で育ったときに、茎や葉が白いコナに覆われて、生育が鈍くなってしまう病気です。

害虫としては、4〜5月に現れるアブラムシに注意します。見つけ次第駆除しましょう。

フレンチラベンダーの育て方のポイントまとめ

フレンチラベンダーの育て方のポイントは、高温多湿を防ぐことと、地植えで育てるなら夏越し・冬越し対策をすることです。

また、高温多湿を防ぐには土づくりや剪定も大切です。水やりは控えめに、水はけや風通しをよくして育てれば、毎年開花が楽しめますよ。

花姿が可愛らしいフレンチラベンダーは、ドライフラワーなどにもおすすめなので、自分で育ててつくってみてはいかがでしょうか。

フレンチラベンダーの新着コラム

フレンチラベンダーの花言葉|意味や由来、花の香りや効能は?の画像

フレンチラベンダーの花言葉|意味や由来、花の香りや効能は?

おすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

フレンチラベンダーの基本情報

ジャンル
ハーブ
形態
低木
学名
Lavandula stoechas
別名
ストエカスラベンダー
原産地
地中海沿岸、西アジア

フレンチラベンダーの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
やや強い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

種まき
3月 、4月
植え付け・植え替え
3月 、4月
開花
5月 、6月

フレンチラベンダーの新着投稿画像

みんなのフレンチラベンダーの育て方

いいね
6

フレンチラベンダー💜挿し木

古く木化したフレンチラベンダーがそろそろ卒業なので...
by.み~ちゃん
いいね
4

フレンチラベンダー

10日前に購入したラベンダーです 大きく大事に育て...
by.み~ちゃん
いいね
24

フレンチラベンダー

3年目の株だけど、大きくなりすぎたのか はたまた病...
by.akisakura8

ハーブの種類

ラベンダーの画像

ラベンダー

日当たりと風通しのよい場所を好みます。
ローズマリーの画像

ローズマリー

風通しのよい場所で育てます。
タイムの画像

タイム

日当たり、風通しがよく、乾燥した場所を好みます。
パクチーの画像

パクチー

バジルの画像

バジル

よく日のあたる場所で育てます。
ミントの画像

ミント

日当たりの良い場所がよいですが、強い直射日光の場合、青葉が枯れたり生育が弱ることがあります。春~秋は...