エゴマ(荏胡麻)の育て方|種からも栽培できる?どんな栄養や効能がある?

  • シソ科
  • シソ属

エゴマは、エゴマ油の原料として知られるハーブの一つです。エゴマの葉は韓国料理で、何かを巻いて食べたり、キムチの食材の一つとしてよく使われます。近年の韓国料理ブームのなかで、家庭菜園で育ててみようと思う方も多いのではないでしょうか。

今回は栽培もかんたんで初心者におすすめな、エゴマの育て方についてご紹介します。

エゴマとは?


エゴマはシソ科の一年草で、葉茎と種子を可食部分とするハーブです。葉茎には爽やかで独特な香りがあります。東南アジアが原産地なので、多湿を好みますが、ほかの東南アジア原産のハーブと違って、涼しい環境を好みます。

エゴマの育て方:栽培場所

エゴマは涼しく多湿な環境を好むので、午前中に日があたるくらいの半日陰、または明るい日陰などで育てるといいでしょう。栽培適温20〜25度ですので、とくに夏場は温度管理に注意が必要です。

また、他のシソ科の植物の近くで育てると、交雑しやすいので避けてください。

エゴマの育て方:用土


エゴマは水はけ、水もちのバランスのバランスが良く、pH6〜6.5ほどの中性に近い弱酸性を好みます。

鉢・プランター栽培のエゴマ

鉢やプランターでエゴマを育てるとき、用土の配合は、赤玉土小粒6:腐葉土4の割合で準備するといいでしょう。市販の野菜用培養土もおすすめです。

地植え栽培のエゴマ

地植えでエゴマを育てるときは、植え付け2週間前までに弱酸性の土壌にしておきましょう。苦土石灰を1㎡につき100gほどまいて、よく耕しておきます。その1週間後、腐葉土もしくは完熟堆肥を1㎡につき2kg、元肥として化成肥料を1㎡につき100gまいて耕しておきます。

エゴマの育て方:水やり

鉢植え、地植えに限らず、エゴマは表面の土が乾いたら、たっぷりと水をあげるようにします。乾燥に弱いので、とくに夏場の水切れには注意してください。暖かい時期は、土の乾燥具合をみながら、朝8時までに1回、夕方に1回の、1日に2回水やりをしてもいいでしょう。

エゴマの育て方:種まき


エゴマの種まきは、5〜6月が適期です。発芽率がよく、簡単に種から育てることができます。直まきと、育苗してから植え付ける方法があります。

鉢や畑に直まきして種から育てる場合

鉢やプランターへの直まき

エゴマの種を鉢やプランターに直まきする場合、鉢植えは7〜10号鉢に対して、5〜6粒、プランターは65cm幅のものに10〜15粒を目安に、種が重ならないようにまきます。ごく薄く土を被せたら、たっぷりと水をあげましょう。

発芽するまでは乾燥させないように管理して、草丈10cm前後に成長した段階で、株間30cmになるように間引きします。鉢植えの場合は1本か2本立ちにします。

畑への直まき

エゴマの栽培に適した畝は、高さ10cm、幅80cmです。そこへ、30cm間隔で種をまいて、ごく薄く土を被せたら、たっぷり水をあげます。

育苗して育てる場合

育苗してから育てる場合は、セルトレイや育苗ポットに育苗用の土をいれて、一粒ずつまいていきます。土を乾かさないように管理して、草丈が5cmほどに成長したら植え付けしていきます。植え付け方法は次項で詳しく説明します。

エゴマの育て方:植え付け


エゴマの植え付けは、草丈5cmほど、本葉5枚ほどに成長したら、5月〜6月下旬の暖かい時期に行います。根鉢と同じくらいの穴をあけ、根鉢を崩さないように植え付けていきます
軽く土を盛って、優しく手で抑えて密着させたら、たっぷりと水をあげましょう。

エゴマの育て方:肥料

エゴマは基本的に追肥は不要です。元肥だけでことたりますが、草勢や葉色などを見て、よほど生育が悪いようであれば、5〜8月に油かすなどの即効性の肥料を与えるといいでしょう。

エゴマの育て方:手入れ

エゴマの摘芯

エゴマの収穫をよくするために、摘心をしていきましょう。草丈が15〜20cmくらいになったら、上から2〜3節を、清潔なハサミで切り落とします。すると脇芽が増えて、より葉をつけるようになるので収穫量が増えます。

その後も、葉の収穫をしつつ、主枝が5〜6節くらいにまで成長したら、2〜3回摘芯をしていくと、継続的に収穫ができます。

エゴマへのしきわら

エゴマは耐暑性が弱いので、夏場外で管理している場合は、株元にしきわやをしたり、黒マルチを張って、防暑します。

エゴマの育て方:収穫

エゴマの葉の収穫

エゴマの葉の収穫は、植え付け1ヶ月後、本葉が10枚以上に育った、5月下旬〜10月中旬に行います。下の葉から、手で摘み取るようにしてください。風通しをよくする葉の間引きのような感覚で、初夏から秋までは、継続的に収穫していきます。

エゴマの種の収穫

エゴマの種の収穫は、9月下旬〜10月下旬に行います。茎葉が3分の1ほど枯れたら、株ごと刈り取りましょう。その後は株頂部を下にして紙袋に入れ、風通しの良い場所に吊るして乾燥させます。1週間ほどで乾燥するので、種を採取してください。

エゴマの育て方:増やし方

エゴマは種まきで増やしていきます。種の採取方法は、前述の収穫の項目を参考にしてください。

エゴマの育て方:注意する害虫・病気


多湿な環境を好むエゴマには、病気が繁殖しがちです。とくに葉の表面に斑点ができて、次第に株が弱っていく、サビ病に気をつけましょう。発見したら、被害部分を摘んで除去します。

エゴマってどんな栄養や効能のハーブ?

エゴマにはβカロテンやビタミンC、Eが豊富です。これらは抗酸化作用につながり、その効能として、免疫力の向上や、美肌効果につながる若返りのハーブとも言われています。

エゴマの花言葉

エゴマには花言葉がつけられていないそうです。ちなみに、エゴマは別名「十年(じゅうねん)」とも呼ばれていて、食べると十年長生きできるという言い伝えから、つけられたそうです。

エゴマの育て方のコツを抑えよう!


エゴマは夏に室内に入れてあげたり、敷き藁をして暑さ対策をしてあげれば、基本的にはハーブなのでとても簡単に育てることができます。長期間にわたって定期的に葉が収穫できるので、日々の食卓に重宝します。みなさんもぜひ、エゴマを栽培してみてください。

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エゴマの基本情報

ジャンル
ハーブ
形態
一年草
学名
Perilla frutescens
別名
荏胡麻
原産地
東南アジア

エゴマの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
やや強い
耐暑性
やや弱い
耐陰性
あり

時期

種まき
5月 、6月
植え付け・植え替え
5月 、6月
肥料
5月 、6月、7月、8月
開花
8月 、9月
収穫
5月 、6月、7月、8月、9月、10月

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日当たりのよい場所で育てます。蒸れ・多湿に弱い為、半日陰もよいでしょう。